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Tower Of Power__Tower Of Power

b0021712_15463523.jpg 雪が降っている。そこで、今回もしつこくTower Of Powerをテーマとしたい。

 今回紹介するのは彼らの3枚目のスタジオアルバム”Tower Of Power”。発表は1973年。バンド名をそのままアルバム名として心意気を示したように、その後の大成功のきっかけとなった素晴らしい名盤と言える。サウンド的にもオリジナリティが確立しつつある。

 ハッピーでファンキーな曲が多いが、その中でもA面1曲目の”What Is Hip? ”は曲名もカッコ良いがサウンドも死ぬほどカッコ良い。Tower Of Powerの人気を決定付けた最重要の曲であろう。私とTower Of Powerの出会いもこの曲だ。当時楽しみにしていた大橋巨泉氏がパーソナリティをやっていたラジオ音楽番組で紹介されたのだが、初めて聴いた時は衝撃的なサウンドに腰が抜けた。腰は抜けたが必死に本アルバムを購入し、当然のように4作目のスタジオアルバム”Back To Oakland”と5作目の”Urban Renewal”も続けさまに購入した訳だ。

 我々のようなTower Of Power愛好家においては、”Tower Of Power”、”Back To Oakland”、”Urban Renewal”の3作が黄金アルバム(在籍メンバーも黄金)として認識されている。個人的には”Back To Oakland”が一番好きだ。ともあれ、この3作を久し振りに聴いていると、音楽は面白いなあ・・とつくづく思う。

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by crossovermiddle | 2018-03-21 12:52 | 音楽全般 | Trackback

Bump City__Tower Of Power

b0021712_09572421.jpg 日米の株価が下がりまくりで極めて気分が悪い。最近はAIを始めとしたコンピュータ裁定が中心になっているらしいが、無慈悲なコンピュータの判断のおかげで株価の上下振れ幅が大きすぎてやってられない。今年の2月からのジェットコースターのような株価下落は心臓に悪い。私はバブル崩壊、ITバブル崩壊、リーマンショック等を経験し多少は株価無常観が醸成されているが、定年退職金を元手に株式投資を始めたようなナイーブなオッサンなんかは「舌を噛んで死んじゃいたい」ような気分だろう。

 ともかく気分が悪いので、前回に続いてTower Of Powerについて語りたい。

 Funk曲はこのバンドのサウンド(当該バンドはインスト・ファンクバンドとしては超有名)のように、後拍リズム・パターンを同じように延々と演奏する楽曲が多い。自然と体が動いてしまうようなサウンドだ。つまり、体が自然と動く事に快感を得られる人にとっては実に楽しいのである。

 ここでポイントだが、日本人はこの後拍リズムに体を委ねて快感を得る事ができる人種と「そうでない人種」に分かれるようだ。

 後者にとってはFunk曲はつまらんでしょうな。なにせ同じようなパターンが延々と続くから、サウンドによって快感を得る事ができない。歌詞を味わう事に注力しようとしても、英語だから良くわからん。しかも、だいたいにおいてFunk曲はリズムが命であるからして、歌詞なんか手抜きのアホみたいな内容である。

 したがって、演歌DNAを有する日本人とってFunk曲は「何じゃ・・これは?」的な扱いにならざるを得ないのだ。私は演歌は全く駄目である。つまり、人間としての音楽DNAが違うのだ。共存することは非常に難しいだろうな。私はTower Of Power大好きオヤジとは仲良くなれると思うが、演歌大好きオヤジとは仲良くなれそうもない。

 まあ、日本人がFunk曲が苦手だろうが、私にとってそんな事はもう知った事ではないのだ。何故ならば、YouTubeが極めて低コストで世界中のFunkを紹介してくれるからだ。日本がFunk鎖国状態であろうとも、情報はグローバルに流入されるのだ。ザマー見ろ。

 気分がささくれ立っているので表現がどうもネガティブだが、とにかくYoutube等のおかげでTower Of Powerのレアなライブ・アルバムも聴けるし、彼等のウルトラ・スーパー・ライブ演奏の動画も視聴できる。素晴らしい。

 多少、気分が前向きになったので、Tower Of Powerの演奏について更に詳細に語ってゆきたい。

 Tower Of Powerはホーンセクションを前面に据えた大編成バンドであり、各楽器群のアンサンブルを最大のセールスポイントとしている。同じようなセールスポイントを有するのが、これまた私が青春を共にしたと言っても過言ではないChicagoである。

 Chicagoはアメリカ版のビートルズみたいに多彩な音楽性を有するバンドだ。初期の頃はラジカルなブラス・ロック、フォーク、クラシカル・ポップスみたいな感じだったが、1970年代中期くらいからタイトでファンキーなリズムの曲が増えていったのである。ChicagoⅥのA面5曲目ChicagoⅦのD面3曲目ChicagoⅩのA面3曲目等はFunk曲だが、ロック・バンドとしてのシカゴ・サウンド色が濃厚であり、Tower Of Powerとは趣が異なり興味深い。ともあれ、1970年代はFunkが大いに盛り上がった時期なのだ。

 初期のTower Of Powerのホーン・セクションは5管であるのに対し、Chicagoは3管である。Tower Of Powerのホーン構成にはバリトン・サックスが含まれる。Tower Of PowerとChicagoを演奏能力という点で比較すると、ホーン・セクションの演奏能力の差が大きい。Tower Of Powerが圧倒的に上だ。

 特に、Funk曲にとって最重要なトランペット担当者の演奏能力差が大きい。これはいかんともしがたいレベルである。Chicagoはトランペッターの演奏能力が低いため、Tower Of Powerの特に高速な曲の演奏がライブではかなり難しいであろう。逆は楽勝であろう。まあ、Chicagoは演奏能力を武器にしていたバンドではないので仕方がないのだが、個人的な興味としてはChicagoの曲をTower Of Powerが演奏する・・というライブを目撃してみたいものである。

 今回紹介するのは1972年に発表されたTower Of Powerの二枚目のスタジオアルバム”Bump City”である。前作がソウル色が濃かったのが吉と出なかったのか?それとも吉と出たのか?はわからないが、どういう訳だかワーナーに移籍してのアルバムだ。サウンドコンセプトが結構変化している。売れセンになっているのだ。

 彼らの人気の導火線になったとも言えるB面2曲目の”You're Still A Young Man”はメロディアスでリッチなバラード曲で実に素晴らしい。A面1曲目の”Down To The Nightclub”は「オークランド・ストローク」と呼ばれる彼等独特の16ビートリズムパターンを導入したファンキーな名曲である。

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by crossovermiddle | 2018-03-20 20:54 | 音楽全般 | Trackback

East Bay Crease__Tower Of Power

b0021712_14451661.jpg 湘南ベルマーレが東京に0-1で敗退し、極めて気分が悪い。0-1のスコアではあるが、惜敗ではなく完敗だろう。共にJ2の時代には東京(東京ガス)には結構勝っていたのに、彼等がJ1の強豪チームになってからは勝った記憶がない。しつこいようだが、極めて気分が悪い。

 気分が悪いので、今回は少々独断と偏見に満ちた論評を長々と展開したい。テーマは人生を共にしたと言っても過言ではない米国が生んだ宇宙最高のFunkバンド”Tower Of Power”である。

 残念な事に、このバンドは日本では一部の熱狂的な愛好家を除くと余り知られているとは言えないのだ。何十年も前から感じているのだが、「大概の日本人はFunkは苦手」・・・みたいな極めて不都合な事実が横たわっているようなのだ。nが一文字違う方は苦手ではないくせに・・・。とにかく、日本ではFunkは余り流行らない。

 これは極めて残念な事である。今回、私は気分がささくれ立っているので、偏見の塊となって敢えて言うが「Funkが嫌いな奴はアホである」。久し振りに暗殺団が結成されそうな暴言だが、本当にそう思うのだからしょうがない。

 私が思うに、日本におけるメジャーなFunk系のミュージシャンは「スガシカオ」と「米米クラブ」だ。しかし、残念な事に彼らの代表曲は全然Funkではないのである。彼らほどの実力と人気をもってしても、Funk曲は味付け的なバリエーションの扱いなのだ。本人たちは不本意なのかも知らんが、ともかく事務所的、レコード会社的にはFunk曲は飛び道具の扱いである。

 米国には超Funk原理主義的なバンドがウジャウジャ存在しており、どれもこれも同じようなド・Funk曲を天も裂けよ・・・とばかりに演奏している。実は、これらのバンドの楽曲を聴くと、さすがの私でもCD一枚くらいで力尽きる。Funk曲は日本人のDNAに背を向けるサウンドなのだろう。

 そこで、Tower Of Powerだ。彼らの最大の特徴は、「超Funk原理主義とは一線を画した洗練されたサウンド」+「極めて高度な演奏能力」の二点であろう。

 特に、後者は凄まじい。10人超の大編成バンドにも関わらず、高速かつ極めて複雑なリズムでも見事なまでにタイトに演奏される有様はとても人間技とは思えない。ライブ演奏でのクオリティは信じられないレベルだ。特に、ホーンセクションの切れ味は抜群で、デビュー当時は「世界一のホーン・セクション」と呼ばれていた。

 そして、もうひとつ演奏能力において忘れてならないのが、ドラムス担当のディビット・ガリバルディとベース担当のフランシス・ロッコ・プレスティアの二人だ。この二人が生み出す16ビートを基本とした独特のリズムパターンが素晴らしい・・というか異常である。この二人はすでに60歳を過ぎたジジイであるが、世界中のミュージシャン達の尊敬と憧れの対象となっている。

 このようにTower Of Power の音楽は人間の生み出すものとしては最高峰の一つであろう。まさに1970年代に生まれるべくして生まれたスーパバンドなのであーる!!・・・それなのに、日本では人気が出ないのだなあ。まあ、良いや。

 今回紹介するのは、Tower Of Powerの1970年に発表したデビューアルバム。少々、”黒くソウル”している。ソウル・トレインに充分に出演できるサウンドであり、現に出演していた。

 ソウルサウンドを色濃くしたアルバムでデビューした彼等であるが、徐々に独特のFunkパターンを確立して全盛期を迎える。しかし、大編成ハイテクバンドにありがちな事だが、どうしてもメンバー交代が激しくなってしまう。ボーカルはしょっちゅう替わるし、リズムの要であるドラムスのデイビットは出たり入ったりが多い。ベースのロッコも出たり入ったりがあった。

 大編成ハイテクバンドなので、メンバー交代は楽曲のテイストに影響する。全盛期は直ぐに終わり、1970年代末期はサウンド的には迷走する。やがて、世の中はディスコブームになり、彼等も御多分に漏れずディスコチックに変貌して堕落してゆくのだ。ここでも産業ミュージックの悪影響が出てくる。

 しばらく暗黒の時代を経てメンバーもオッサンになり、1980年代後半からはSmooth Jazz系のサウンドになってゆく。正に、熟成されたサウンドが同じようにオッサンになったファンの心をつかみ、今やスーパー・ライブ・バンドとして活躍を継続している訳だ。



 

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by crossovermiddle | 2018-03-19 16:11 | 音楽全般 | Trackback

Forever Autumn__Vigrass & Osborne

b0021712_21265601.jpg 我が湘南ベルマーレは開幕2戦で1勝1分の勝ち点4という好成績で快進撃を続けている。しかも、前節は昨年のチャンピオンチーム川崎とアウエーで引き分けだ。次日曜日の名古屋との一戦を勝利で飾ることができれば、勢いに乗ってJ1リーグ残留も夢ではなくなりそうだ。実にメシが美味い。

 一方、平昌オリンピックは女子カーリングで始まり、女子カーリングで終わるという予想外の盛り上がりとなったが、五輪一色のニュースが一段落した最近のニュースで非常に興味深かったのは、「米国楽器大手ギブソン社が経営的にヤバイ」という経済ニュースだ。

 ギブソン社は世界的に有名なギターメーカーである。ヤマハ愛好者である私にとっては「フーン」てな感じだが、普通のロック野郎にとっては聞き捨てならない事態であろう。ギブソン社の代表的なギターと言えば言わずと知れたレスポールだが、これがとにもかくにも重いのである。私の保有するヤマハのSG3000も重いが、レスポールも同じように重い。

 最近は重いギターは人気がないらしい。重いギターには「音が減衰しにくい」という良い点もあるのだが、最近の音楽は無理に音を伸ばさなくても良いし、信号処理で何とかなっちゃいますね。ということで我がSGも重すぎて廃れてしまったわけだが、レスポールも同じような厳しい現実があるのだろう。レスポールが売れなければ経営としては厳しいのだろうなあ・・。私はレスポールに興味が全くないので(デザインが嫌い)良く知らないが、噂によると軽くするために空洞部分を持つタイプも発売されているようだ。ストラト系は多少軽いからまだ大丈夫なのかな?

 さて今回は、ギブソン社もそれなりに儲けていただろう1972年のスマッシュヒットとなったビブラスとオズボーンの「秋はひとりぼっち」である。彼等の本国イギリスでは余りヒットしなかったらしいが、日本ではかなりのヒットとなった。私と同世代の洋楽オヤジは皆さん知っている曲だろう・・・と思う。

 当時はこの曲のように本国でヒットしていないのに日本に版権をもってきてレコード販売してヒットを当ててしまう・・という曲が結構あった。当時のレコード会社の企画マンというのはセンスの良い連中が沢山いたのであろう。実に面白そうな仕事である。

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by crossovermiddle | 2018-03-07 22:02 | 音楽全般 | Trackback

E-mail: bzfallvalley@gmail.com


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