ひこうき雲__荒井由実

b0021712_15582660.jpg 先日、DAWの活用について有識者に色々とアドバイスをもらった。DAWによる効率的な楽曲制作に関する事が中心だったが、議論が深まるにつれて、どうも私のDAW活用方法には本質的な課題があるのではないか?・・・との疑念が深まった。「私はCubaseを利用すべき人間なのだろうか?」という疑念である。

 Cubaseとは本ブログでも再三登場しているメジャーなDAWの一つだ。世の中には幾つかのDAWが存在するが、最近のPCの高性能化に伴い大抵の機能はPC上で処理できるようになったため、それぞれのDAWがライバル製品の良い所を取り込むようになり「どれを使っても大差無し」・・・と巷では言われている。私もその理屈に納得して、パッケージや操作画面のデザインが素敵だったCubase7.5を何となく購入したのだ。

 しかし、このCubaseは各部のデザインは素敵なのだが、とにもかくにも操作方法が私の感性と合わないのだ。少々言い訳めいた話であるが、私のような世代はソフトの操作マニュアルなんて余り読まない。「・・・多分、こうだろうな・・・」的に試行錯誤して、「・・・ほら、やっぱりそうじゃん」的に解決して一歩ずつ進んでゆく・・・という手法を取る。ある種の推理ゲームを楽しむ感覚だ。マニュアルは最後の手段である。

 客観的に考えると、色々と無駄が多くて非効率な方法である事は否めないが、この方法には利点もある。正解にたどり着いた場合は、しっかりと脳ミソに焼き付くのだ。マニュアルを見ながらやった場合は、なかなか脳ミソには焼き付かない。このような観点で考えると、Appleの製品は実に良くできている。

 Cubaseの操作方法は残念ながら私の推理がことごとく外れるのである。実音取り込みとMIDIシーケンスまでは何とかたどりついた。しかし、その他の機能についてはお手上げ状態なのである。「ウンともスン」とも言わないCubaseの画面を見つめながら、徐々に怒りがこみ上げ、やがてそれは虚脱感に変わってゆくのだ。このような堂々巡りを30分もやっていると、自分の無能さに嫌気がさしてくる。・・・とまあ、こんな感じで楽曲制作どころの話ではなかったのだ。

 前述の有識者氏にCubase活用についての泣き言をグダグタ述べたところ、「じゃあ、私の利用しているDAWに乗り換えませんか?わからない事があれば私が教えます」というありがたい提案を受けた。

 ・・・ということで、私は有識者氏が利用している業界NO1.DAWである「ProTools」に挑戦することとした。制作課題曲は、ユーミンの「中央フリーウエイ」。購入したMIDIデータをベースにして、ギター、ベースの実音を組み合わせ、必要に応じてMIDIキーボードからリアルタイムでMIDIデータを打ち込み、ユーミンのオリジナルに雰囲気を合わせる・・・というトライである。状況は次回の記事で報告したい。

 さて今回のテーマはせっかくなのでユーミンのデビューアルバム『ひこうき雲』。荒井由実が日本全国に衝撃を与えた歴史的な一枚である。私は2枚目の『ミスリム』から彼女を知ったので、本アルバム発表時の衝撃は知らない。しかし、私より5歳くらい年上で、東京都内で音楽活動をやっていたオッサン達にとっては本当に衝撃的だったらしい。

 アルバムについては毎度おなじみのここで概要が紹介されている。今回初めて読んだが、なかなか興味深い。

 特に、A面1曲目のアルバムタイトル曲である「ひこうき雲」に関して、旦那さんの松任谷正隆氏が「この曲のサビ部のコード進行のセンスに感銘を受けて結婚を決断した・・・」みたいなエピソードが書かれている。

 「ほほー・・・」と思って、早速ギターで確認してみた。そして、「ほほー・・・」と思った。やはり、ユーミンは素晴らしい。



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by crossovermiddle | 2018-05-08 16:49 | 音楽全般 | Trackback

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