未曾有の大災難となってしまったコロナ禍のせいで世界も日本もハチャメチャである。今回はかなりヤバい。世界はどうなってしまうのだろうか?
個人的には、保有株式の資産価値が下落して茫然自失の上に、Jリーグの無期限中断、音楽活動無期限自粛、旅行無期限自粛等々ですっかり張り合いのない人生となってしまった。3年前から無職なので満員電車に乗らなくて済むのが唯一の救いだ。
バンド活動についてはここ数年ほぼ毎週のように東京、横浜のリハ・スタで忙しく練習していたわけだから、それらが無期限自粛となって一気にヒマになってしまった。・・・ということで、すっかり御無沙汰となっていた本ブログを更新しようというのである。
行政からの外出自粛要請を遵守して自宅からほぼ一歩も出ないような生活を送っているため、必然的にPCの前に座ってネット情報を収集する時間が飛躍的に増大した。音楽系の情報に関して言えば、Youtubeという画期的なプラットフォームが様々な情報を提供してくれるので実に楽しい。世界には才能のある連中がウジャウジャしているものだとつくづく感心する。
これまでYoutubeでは楽器演奏レッスン系の動画を視聴する事が多かったが、なにせバンド練習が無期限自粛になってしまったので、最近は一般的な音楽情報動画を視聴することが多くなった。そして、その中で最近非常にびっくりしたのが
この演奏動画である。
なんなんでしょうね?この連中。シカゴのような大編成のバンドの演奏をこれだけ忠実に再現するのはちょっと信じられない。凄い。・・・と同時に、他の曲の動画を含めて連中の「シカゴ愛」が随所に感じられて、心底尊敬してしまった。ロシアのバンドのようだが、アメリカの代表的ロックバンドであるシカゴへの愛なのだ。素晴らしい。
どうやら、ベースのオッサンがバンドのリーダーのようだが、地方銀行の副支店長みたいな風貌のくせに凄いベースを弾くのだ。あの複雑怪奇で難解極まりないピーター・セトラのベースラインをほぼほぼ完コピなのだ。ピーターのベースラインを完コピする人間がこの世に存在することに大いに触発されてしまった。
以前から表明しているが、私にとってはピーターが世界最高のベーシストである。彼のベースラインが最高・・・と思える人間はきっと素晴らしく良い奴だと勝手に思っている。その意味では、上記のバンドのリーダのオッサンも良い奴なんだろうなあ。
今回紹介した動画の演奏曲「Questions 67 and 68」は、1969年の7月にシングルカットされたロバート・ラム作曲のヒット曲でデビューアルバムのB面の1曲目に収録されている。シングル盤のB面曲は「Listen」。
久しぶりにじっくり聴いたが、やはりピーターのベースラインは素晴らし過ぎる。