風立ちぬ__松田聖子

b0021712_1773282.jpg  『ギターのFコードが何とか押さえられるレベルのバンド活動希望の初心者定年前オッサン』についての前回の記事に対して、さっさと結論を述べよ!!・・とのクレームが多数舞い込んだので、しょうがないから渋々続きを書くことにする。さて、まず以下の質問に答えてもらいたい。

<質問> あなたは参加するバンドを具体的に決めていますか?

 どうだろう。答えに詰まるのではないだろうか。初心者オッサンが見逃している点がこれである。一念発起の個人練習で、Fキーも自由に押さえられるようになった・・、スモーク・オン・ザ・ウオータのリフも出来るようになった・・、さあ次はバンド演奏だ。じゃあ、自分が参加するバンドをどうやって決めるのか?これが大いに難しいのである。

 物事の順番を考えたら、まず参加するバンドを決めて、そのバンドが自分に要求するパフォーマンスについて練習するのが論理的な考え方だろう。でも、大抵はそうじゃないのだなあ・・。だから、YouTubeにはオッサンのマスターベーション演奏動画が蔓延するのだ。

 『今はネットの時代でしょ?メンバー募集のWeb Site使えば良いじゃん』って考えているそこの貴兄。本当にWeb Siteで参加バンド決めますか?私ならやらないね。全く知らない連中のバンドに参加するって相当な覚悟が必要だと思いませんか?

 見つかった候補バンドが、実は
オヤジ専門のホモ集団のワナ
もしくは新興宗教のプロモーション活動の一環かも知れないのだ(決して冗談ではない)。ホモじゃなくても、性格変な連中だったら、楽しいどころか地獄である。

 やっぱり、メンバーの素性がある程度がわかっている集団でないと参加はしにくいだろう。私の知り合いでWeb Siteでバンドを探してバリバリやっている猛者(女性だが・・)がいるが、彼女は中学生くらいからバンドをやっており、演奏能力もフォトジェニックな能力も高い。それなりの経験と勘が働かないと未知の集団に参加するのは危険である。

 一番確実なのは、自分の人脈からたぐり寄せるパターンである。たいていは自分の周りには活動中のアマチュア・バンドがあるものだ。しかし、そのようなバンドはすでにギターは余っている場合が圧倒的に多い。残念ながらバンド初心者オヤジには声はかからないだろう。

 じゃあ、定年オッサンに人気の高い管楽器はどうか?実は管楽器をフューチャーするようなアマチュア・バンドは非常に少ないのだ。あったとしても、『技術志向』で演奏レベルの高いバンドがほとんどだ。当然、Jazz指向のバンドも多い。これは、管楽器初心者のオッサンでは歯が立たないだろう。無理矢理参加しても、バンマスが厳しい場合は初回のリハであっさりクビである。

 バンド活動は集団でのパフォーマンス活動である。一方、オヤジが大好きなゴルフや釣りや囲碁やパチンコやカラオケやマージャンや山登りや読書や酒飲みや不倫・・等は、基本は個人での活動である。ゴルフは4人以上でやることが多いが、自分のパフォーマンスが低い場合は他の連中は喜ぶ。

 釣りだって、そうだろう。つまり自分が初心者でも、周りにはそれほど迷惑がかからないし、大抵は優越感を与える役回りを演じて可愛がられる・・・みたいな展開が一般的だ。したがって、成長するのに時間的な余裕が与えられる。

 しかし、バンド活動は違う。著しくパフォーマンスが低いメンバーがいると他のメンバーは異常にムカツクのだ。なぜなら、バンド演奏はまさに共同パフォーマンスだからである。『・・・なんで彼はいつもあそこで間違えるの?冗談は顔だけにしてくれよ・・・』的な誹謗中傷が陰で渦巻くのだ。ケケケケケ・・・、バンド活動って意外にシビアーでしょ。

 『うーむ。じゃあ、俺は一体どうしたらいいのだ?』と、この2週間の”戦争を知らない子供達”の練習で血豆が出来た左手中指を見つめつつ途方に暮れている諸先輩方。あきらめるのは早いッスよ。工夫次第では何とかなるのである。それについてはまたいつか(次回って書くと『早よ書け、すぐ書け、今書け』って騒ぐ連中がいるので)。

  さて、肝心のレコードである。危うく忘れるところであった。盆でもあるので、松田聖子さんのこの曲を御紹介したい。はははは・・・・。意味がわからん。でも、深ーい伏線があるのだ。しかし、良い曲ですねえ。私が社会人1年目の1981年オリコン週間1位、大瀧詠一作曲、ポッキーのCMソングである。ちなみに、『朝立ちぬ』では困るのである。

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# by crossovermiddle | 2013-08-14 17:17 | 音楽全般 | Trackback

Char__Char

b0021712_18453594.jpg 本ブログでけなしたり、褒めたりしている、私より一つ年長の品川区戸越生まれ都立大崎高校出身の超カリスマロックミュージシャン Charの1978年発売のデビューアルバム。日本ロック史に残る名盤であり、巷の評価は『駄作曲無しのお買い得』だそうだ。

 なるほどね。私としては、フュージョン・ロック調の名曲『Smoky』が本アルバムのNo1ソングだ。この曲ですね。チャーのボーカル+ギターも素晴らしいが、クールなバッキング・サウンドが実に格好良い。ロックなのに長いエレピの間奏があったりするし、ベースラインも本業がギタリストの私にとっては実に美味しいフレーズの連続である(しかも、単純だから直ぐ弾ける)。うーむ。良いなあ。

 私の世代から10歳くらい若い連中までのロック・ギターオヤジはほぼ例外なくこの曲を『良い』と言う。加えて、『演奏してみたい』と言う。つまり、バンド・アンサンブルでこの曲をやってみたい・・欲求に駆られるのだ。何故か?・・・・・・良くわからん。

 『この曲は聴衆には受ける!!(=ヒーローになれる!!)』と、圧倒的にスケベ野郎が多いロック・ギターオヤジの直感がそのように判断するのだろう。しかし、これまでの長いアマチュア・ライブ経験で、この曲を演奏したオヤジバンドを目撃したことはない。

 よーし。せっかくだから、そのようなスケベなロック・ギターオヤジ達の欲望をアシストしてやろう・・・という事で、Smokyのベースの練習を開始した。ちなみに『何故、お前がギターをやらんのだ?』という質問が来そうだが、実は私は有名曲ではギターは弾きたくないのだ。

 有名フレーズをコピーするのが面倒臭いのである。しかも、有名フレーズだから間違いは直ぐにバレバレになるので、真面目に練習しなければならないし・・・。バンド練習なんか、メカニカルに真面目になんかやるものではない。そんなのは私の人生観には合致しないのである。適当で良いのだ。

 したがって、リードギターは年下オヤジに一任する。ただし、ボーカル+リードギターはやらせん(Charはやってるが、彼はスターだから良いのだ)。そんな事を年下のスケベオヤジにされたら、全ての注目がそのスケベオヤジに集中してしまうではないか。そこはやんわりと回避しておかねばならないのだ。

 バンド活動というのは、このように実はドロドロとした人間模様が繰り広げられるものなのだ。

 さてバンド活動の光と影に若干触れたところで、前回予告申し上げた『初心者バンドオヤジの明日はどっちだ?』的な議論に移りたいと思う。とにかく以前にも言及したように、私世代の定年直前オヤジ達はギターが弾ける人が多い。

 したがって、定年で時間もタップリ余りそうだから、いよいよギタリストとしてオヤジ・バンドに参加してやろう・・みたいな話になるのでありますね。彼等曰く『ふふふふ、若い頃ギターをやっといて良かったぜ。まだ、ちゃんとFだって押さえられるもんね。

 あれ、ちょっと押さえられないな・・。でも、まあ何とかなるだろ』・・的な感じですね。彼等の思いは良ーくわかりますよ。でもね、そこに罠があるのですよ。それについては次回(・・・・オイオイ)。

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# by crossovermiddle | 2013-08-11 18:50 | 音楽全般 | Trackback

1984__Van Halen

b0021712_5585265.jpg 予定調和のように自民党が大勝して今年のテーマは完了・・と言いたいところだが、個人的な重要課題として『定年後、年金前』問題が急浮上している。最近はジジイになってただでさえこんな早い時間に目が覚めちゃうのに、本件を考え出したらますます心配で眠れなくなるのだ(ウソ)。

 ・・で、年の近い先輩に意見を伺ったり、社内の『セカンドライフセミナー』に出席したり、関係書籍を読んだり、本課題を一番身近に共有している同期入社の連中なんかとも色々話すわけだが、要は『定年後、年金前にどうやって時間をつぶすか?』に議論は集約される。幸いにして、私の周りには『妻子を食わせるためには65歳まで働くのが私の責務ですね(キリ!)』という経済的な重責を担っているオヤジは実は少ない。

 ほとんどが、『やること無えーなあ・・』 ということで結局働いている・・・というのが実情である。まあ、大手企業を中心に再雇用環境が義務化されている現状では、流れに任せてゆくのも人生だろうとは思う。しかし、いつかは完全に会社人生を終える時は訪れる訳だ(今後の日本経済では65歳ですね)。

 じゃあ、どうするのか?・・という問いに対して、『若い頃ちょっとやっていたギター演奏でも復活させて、オヤジバンドでもやりますよ。ホホホ・・・』などとおっしゃるオヤジが結構多いことは、以前から本ブログでも御報告申し上げた通りである。・・・しかしね、世の中はそう甘くはないのだよ。それについては、次回エントリーに続く。

 ・・ということで、肝心のアナログレコードは、最近来日して往年のロック青年を興奮させたバンヘイレンのヒットアルバム『1984』。発売は1983年で、あのマイケルジャクソンの『スリラー』に続く2位となったアルバムらしい。

 発売2ヶ月で100万枚を突破し、特にA面2曲目の『Jump』はロックの名曲して、今でもロックバンド野郎のレパートリに取り上げられる実に格好の良い曲である。

 バンヘイレンを好きなロックオヤジは私の周りにも多い。特に、ギターのエディはテクニカルなライトハンド奏法で一世を風靡したカリスマ・ギタリストであるから、ますます彼等を語るギターロックオヤジは多い。

 しかし私は年代的に、青春終了→会社入社→初期ヒーコラ仕事下働き→結婚→育児→・・・で、気がついたら『ロックから遠く離れてしまった・・』状態となった時期とバンヘイレンの全盛期が被ってしまっているのである。私は80年代ロックは全然駄目なのだ。

 したがって、現在40歳前後のロックオヤジと話が合わない。・・というか、知識がついてゆかない。逆に、彼等は我々70年代ロックオヤジの話題にはついて来れないのだが。世代間ギャップというのは、年金問題のみならず、音楽趣味の世界でも大きな課題なのだ。

 ともあれ、本アルバムは実に良い。久しぶりに聴いたが、やはりロックは良いなあ・・・と心底思うが、会社のライブではなかなか演奏しにくい年齢になってしまった。少々、悲しいのである。

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# by crossovermiddle | 2013-08-03 06:04 | 音楽全般 | Trackback

Two Divided By Love__Grass Roots

b0021712_20502680.jpg 過日、機材の予期せぬ破損でペンディング状態になっていた『平塚浜での人生初の磯投げ釣り』を本朝敢行した。同行のK君は私と同じ平塚在住でそれなりのベテラン。朝5時から12時まで奮闘して、釣果は下記。ビギナーズラック出まくりであるが、実にエキサイティングな経験であった。釣った魚は夕食のオカズにしたが、ヒイラギはトゲは痛いが、身は予想外に美味だったのである。

(1)シロギス → 1匹
(2)舌ヒラメ → 1匹
(3)ヒイラギ → 8匹

 さて気分は良いが、軽度の熱中症と日焼けで死んでいる状況の中で今回御紹介するのは、私の中学時代にヒットしたポップチューンの名作、グラスルーツの『恋は二人のハーモニー』である。グラスルーツはなかなか素晴らしいグループで『燃ゆる瞳』、『恋はすばやく』等のエヘエヘ的な良い曲を沢山発表している。

 とにかく、厚みのあるコーラスが魅力で、ボーカルアレンジも当時としては実に洒落ていた。当然、メロディーも洗練されていた。日本でも私世代のオッサンにはファンは多い。・・と言うか、我々世代は一連の彼等のヒット曲を嫌でも耳にしたのである。

 懐かしいな。飲み屋でこれらの曲群が流れると、我々世代は誰かが反応することは間違いない。うーむ。素晴らしい。

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# by crossovermiddle | 2013-07-13 21:20 | 音楽全般 | Trackback

Finger Paintings __Earl Klugh

b0021712_6515949.jpg もうすぐ参議院選挙の投票日だ。嬉しいなあ。・・という状況で、ここ数年記憶にないような酷い風邪を引いてしまった。平塚市は恒例の七夕祭りだというのに。長男はベルマーレの試合を観戦に、わざわざ仙台まで行ってしまった。とにかく、今回の風邪は凄い。死にそうである。死ぬかも知れん。

 ・・ということで、爽やかガッドギターフュージョンの名盤を紹介して、あっさりと退散する。アールクルーは好きだけど、演奏したいと思わない。以上、終了。

<追伸>
 最近、本ブログのレスポンスが悪くなってきた。そろそろ、運営撤退かな?

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# by crossovermiddle | 2013-07-06 06:57 | 音楽全般 | Trackback

Steppin'__Kangaroo

b0021712_155352.jpg デスクトップPCはもう必要無いな・・・と痛切に感じる。約2年半前に本ブログで購入を自慢げに紹介したが、昨年11月にiPhone5を購入してからは、PCに対する要求と興味が急激に希薄になってしまった。Windowsに要求する事は、仕事で常時持ち運んでいるPanasonicのラップトップPCで十分に対応できる。技術の進歩は本当に凄まじい。

 とにかく、デスクトップPCはファン音が騒々しい。既に消音技術に対する各メーカの経営リソースはラップトップにしか充当されていないようだ。・・そうこうしているうちに、今度はラップトップPCもいよいよ息の根が止まりそうな気配だ。いやはや、本当にこの世界の技術の進歩は凄まじい。

 さてそのようなダルイ意識のなかで今回紹介するのは、またまたフュージョン関連だ。80年代初めに和製シャカタクとして注目された日本のフュージョンバンド『カンガルー』のデビューアルバム。このようなサウンドである。うーむ、・・・という感じだ。

 こんなのを聴くと、達郎師匠が文句言うのもわかる気がする。ほとんど30年振りくらいに聴いたが、残念ながら環境音楽の域を出ないサウンドだ。うーむ。うーむ。うーむ・・・・。

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# by crossovermiddle | 2013-06-22 15:57 | 音楽全般 | Trackback

Heavy Weather__Weather Report

b0021712_1111485.jpg 私の会社の本社軽音楽部が主催するライブが、今年は11月の中旬に開催されることが決定した。例年より3ヶ月も早い開催である。練習をせねばならないのである。バンドデビューとなる初回ライブではドラマー、2回目、3回目ではギタリストとして舞台に立った。実は、4回目となる今回のライブでは諸般の事情によりベーシストなのだ。

 本職のギターはともかく、ドラムスとベースの演奏レベルは当然低い。しかも今回は10年以上の演奏ブランクがあるベースだ。意を決して新品のベースも手に入れたが、いやはや大変である。・・・という背景があるため、最近ベース関連の記事テーマが多いのですね。すみません。

 バンドのリズムパートの相棒であるドラムス青年はブラバン上がりのテクニシャンなので、演奏ブランクのある私がベースでもなんとかなるだろう。しかも、私だってブランクがあるとはいえ昔はそれなりに演奏していた訳だから、初心者オッサンには悪いがスケベ心丸出しで何とかヒーローになりたい・・。うーむ。

 『仕事はできないけれど、ギターはなかなか、やるなあ・・』、『仕事はできないけれど、ドラムスもやるらしいですよ・・』、『仕事はできないけれど、今度はベースを演奏するんですって・・』なんて本社ビル内で噂になりたい。

 本社軽音楽部においては最長老部員ではあるが、やはり舞台に立つからには格好良くやりたい訳だ。正にヒーロー化戦略立案中なのである。

 さてそのような状況を考慮して、今回のテーマはベースが特徴的なウエザー・リポートの7枚目のアルバムである。相当以前に、『このグループは良くわからん。もう聴かん』的な記事を書いたが、今でもそれは変わらない。

 ただし、ベーシストとしてジャコが加入した本アルバムはちょっと位置づけが異なる。特に、A面一曲目のバードランドは、それなりに有名な曲である。・・で、ジャコのペースである。『バウワー』というフレットス特有のトーンと自己顕示欲の強い当時としては新しいタイプのエレキベースサウンドだった。

 当時のベースマンが、『ヒエー』となって模倣者が一杯発生したのは無理もないのであろう。例えば、このアルバム『KYLYN Live』でベースを弾いている小原氏なんかよく似た音だ。プリズムの渡辺氏も同じようなアプローチをしていた。

 私はこの手のサウンドが余り好きではなかったのだが、今回ベーシスト前夜みたいな身分でじっくり聴いてみたところ、『意外に、良いじゃん』てな気分になった。うーむ。うーむ。定年も近づき、年金のメカニムズも着々と理解が進み始めた事も影響しているのだろうか?

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# by crossovermiddle | 2013-06-16 01:16 | 音楽全般 | Trackback

Still Life Donuts__村松健

b0021712_21484557.jpg 今回もフュージョン。80年代初めに生ピアノ・フュージョンで一斉を風靡した村松健氏のデビューアルバム。これですね。爽やかな容姿と相まって、奥様、お嬢様方に結構な人気を博していたふざけたオッサンである(当時はオニーサンね)。

 以前に紹介したジョー・サンプルと同じようなサウンドなので、正直余り好みではない。それなのに何故に今回取り上げたか?というと、ベースがあの私と同い年の渡辺直樹氏だからですね。その他のメンバーも当時の超一流ばかりだ。

Keyboards:村松健
Guitar:土方隆行、芳野藤丸、北島健二、天野清継
Bass:渡辺直樹、富倉安生
Drums:青山純、渡嘉敷祐一
Percussion:斉藤ノブ、横山達治、風間幹也
S.Sax:Masafumi Yamaguchi
T.Sax:村岡建、渕野繁雄
Trombone:平内保夫、Takao Hayakawa
Trumpet:兼崎順一、中沢健次、Ken Yoshida、林研一郎
Flugel Horn:三宅純
Strings:Joe Strings
Chorus:西村昌敏

 彼を信奉するベース野郎にとっては、このアルバムは結構重要らしい。彼の押さえたプロのベースが聴ける事もさることながら、デビューアルバムとしての完成度はかなり高いとの評価のようだ。

 一応、フュージョンのカテゴリではあるが、どう考えたってイージリスニングだよな。フュージョンカテゴリに否定的な達郎師匠は、このあたりが気にくわないのかもしれないなあ。

 ところでまたまた話が変わるが、前々回で『オッサンがバンド活動を始めるための方法序説』みたいな記事を書いたが、一部の読者から詳細希望・・みたいなリクエストがあったので、ポイントについてもう少し報告したい。

(1)ベース/ドラムスについて

 バンド初挑戦のオッサンにとっては、『スケベ心は絶対に出さない』が最重要の前提条件となる。ドラムスは実直にリズムキープ、リスキーなオカズは極力無くす。ベースは実直にリズムキープ、あと『ブーン、ブーン』のルート音をひたすら選択する。

 リスキーなオカズは極力無くす。つまり、ひたすら裏方に徹するぞ・・と肝に銘じるべきなのである。まずは、バンド演奏で人前で大恥をかかない・・ことを最低レベルにして、それだけを3ヶ月必死に練習する・・ということだ(これって、きっと将来に役に立つと思う)。

 だから、初回ライブでは残念ながらヒーローにはなれない。でも、バンド経験ができるんだから、ひとまずはそれで満足すべきである。とにかく、ベース/ドラムスはバンドの要である。これがショボイバンドは絶対にショボイ。コレは定説である。

 したがって、どちらもバンド初挑戦のオッサンが担当するというのは・・さすがにマズイ。どちらかは経験者でないと、サウンド的には破綻する可能性は高い。

(2)管楽器について

 管楽器には近づくべきではない・・というのが私の持論だ。何故ならば、本ブログで再三述べているように、演奏するのが非常に難しいからだ。キーが半音♭もしくは♯したら、地獄である。転調系の曲に至っては、地獄の二乗である。

 ボーカル系バンドでは、『ちょっとボーカル声出ないからさ。キーを半音下げっからネ・・・』みたいな無慈悲な展開は良くある。この場合、一番ダメージを食らうのが管楽器群なのだ。極端な場合、それまでの運指練習の成果が水泡に帰すこともある。バンド初心者オッサンにとっては、これは極めて厳しい。

 しかも管楽器はその性格上、リードを取ることが前提となる。したがって、『手を抜けない』のだ。これは、プレッシャーである。曲の最重要ソロ部分で、運指に焦って『プヒー』なんて音を出して、バンマスを激怒させたりしちゃうのである。

 そうなったら、初心者オッサンにとっては、楽しいはずの憧れのバンド活動が心筋梗塞の遠因になったりしそうである。管楽器はある程度は演奏できるようになってからバンド活動を検討すべきだと思う。

<補足>

 一部の注文の多い読者から、『行間が狭すぎる』とのコンプレーンが舞い込んだので、検討の結果スキンを変更することにした。年を重ねると、行間の幅が重要なのは私も十分理解出来る。年は取りたくない。

 そこで季節を考慮して、クリスマスをテーマとした。これからはジクジクの梅雨に向かう季節だから、最適な選択であろう。

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# by crossovermiddle | 2013-06-07 22:53 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_3372050.jpg 何となくフュージョン特集の様相を呈してきたが、今回は日本のブラス・フュージョン・ロック・グループの至宝とも言えるスペクトラムのセカンドアルバム。我々世代のバンド野郎にとっては、神のようなスゲーグループである。

 とにかく、演奏は凄い。例えばこの演奏なんかもう本当に凄い(このアルバムの曲じゃないけれど・・)。特に、ラッパ隊とベースは凄い。Tpでリーダ格の新田氏はとにかく私にとっては世界最高のトランペッターだな。後に音楽事務所の社長さんになっちゃったけれど、とにかくミュージシャンとしても凄い人だ。

 ファルセットボイスのボーカルも凄い。彼はシカゴのデビューアルバムのA面1曲目である『イントロダクション』を聞いて人生変えられシカゴ命になったそうだ。その点も私と全く同じ。もう、抱かれても良いくらい好きだ。

 他のラッパお二人(2ndTP、TB)もスゲー上手い。とにかく凄いですね。

 あと、もう一つ凄いのがベースの渡辺直樹氏の演奏。私にとっては世界最高のベーシストの一人だ。上手い・・なんてもんじゃないな。同い年だから抱かれたくは無いけれど・・。ちなみに、彼のお兄さんはあの『ワイルドワンズ』の渡辺茂樹氏ですね。

 知る人ぞ知る、チャッピーですね。『いーつでも、会うたーびに、きーみのことをー、見ーつめるのに、また今日おおもおおおおお・・』なんてウンコみたいな甘ったるい声で歌っていましたね(注:バラの恋人)。その後にキャンディーズのバックバンドのキーボードやった事でも有名だ。

 その弟が超人的なベースを弾くわけだ。もー、格好良いなあ。とにかく、彼らが日本の音楽シーンに残した影響は計り知れないのだ。

 スペクトラムは1970年代末に結成されて、芸能界的なフィールドで露出が多かったので、カシオペアみたいな凄腕ミュージシャンバンドみたいな評価がされていないのだが、演奏能力はダントツだったのでは・・。あと、見せる・・という点でも凄い努力をしている。

 派手なコスチュームで、あれだけ動きながら楽器を完璧に演奏するなんて、本当にもう尊敬の一語しかないな。例えばアルバムに収録されているこの曲の動画をなんか格好良すぎて涙出る。ベース凄い。なんていうベースラインなんだ。

 凄すぎる。あああああ、可能ならば死にまでに一度くらい、私もこんなパフォーマンスをやってみたい。鳥肌立つくらい、楽しいだろうなあ。でも無理だよなあ・・。本当に、ラッパは難しい。


<補足>

 上記で最初に紹介した曲のアマチュアバンドバージョンの映像があった。こうなるから、難しいのだなあ。

 このバンドの演奏は凄い上手いが、この曲をライブの演目にするにはパフォーマンスとして色々と足りない。個人的な意見としては、演奏そのものでアップアップで余裕がない・・ということだろうか。推測だが、このバンドのラッパ隊の人達はブラバンあがりで相当なキャリアがあると思われる。

 このような人を確保するのがまず難しい。仮に、私たちの周りの人材でこの曲に挑戦したら・・。相当悲惨な事になるだろうなあ・・。

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# by crossovermiddle | 2013-06-02 00:22 | 音楽全般 | Trackback

Carmel__Joe Sample

b0021712_6204333.jpg  ベルマーレは昨日の試合で、昨年のJ1リーグ覇者サンフレッチェに0-2で惨敗。悔しいので、今回は気分直しのために爽やかなフュージョンの名盤をテーマにしたい。クルセダーズのキーボーディストとして名高いジョー・サンプルの3枚目のソロ・アルバムである。

 アルバムの発表は1979年で、大学の研究室の友人が『どえりゃーええでえ!!』とか言って買ってきたように記憶している。確かに、当時は奥様、お嬢様達に結構な人気だったそうだ。

 久し振りに聴いたのだが、正直『うーん』という感じ。30年以上前の爽やかピアノ・フュージョンであるがどうも良くない。何か『うーん・・・』かと言うと、リードが生ピアノだからだ。

 別に生ピアノが嫌いな訳では無いが、Jazzyな爽やかフュージョン曲は生ではなくて、エレピを使用してもらわないといかん。生ピアノでリードとると、何だかお上品になってしまうのだ。

 『お上品の何がいけないのざますか?』みたいな反論が、お上品な方達から舞い込みそうだが、爽やかJazzなんてお上品にやってもらったら困るのだ。かなり暴言だけど・・。・・・ということで、このアルバムは私に取ってはちょっとつまらない。

 しかし、A面最後の『A RAINY DAY IN MONTEREY』は、唯一エレピがソロを取っている名曲だ。やはり、70年代の爽やかフュージョンはこうでなければいかん。素晴らしい。ただし、この類をライブの演目にするのは相当な覚悟が必要だ。良い曲が必ずしも演目として受けるとは限らない。ライブは難しい。

 ところでライブについでで話は変わるが、私のように定年間際のオッサンになると『老後はどうやって時間をつぶそうか?』みたいな事を真剣に考えるようになる。

 最近は65 歳までの嘱託雇用延長、年金制度見直し等考慮すべきパラメータが多くて、我々オッサン連中は『今後の人生がどうなるかは何だか良くわからんが、今のうちに何か芸を仕込んでおかなければ・・・・』という脅迫観念状態に陥っている。

 そのような背景により、私は最近釣りにチャレンジしているのだ。同じ事で悩んでいる他のオッサン連中の選択肢の一つが『楽器演奏に挑戦する事』である。そこで、オッサンのくせにバンドライブ活動なんていう派手な動きをしている私は彼らの注目の的であり、色々と相談を受けたりするのだ。

 ・・・で、『バンド活動って楽しい?』って聞かれるので、『人間関係が辛いよ』とひとまず答えることにしている(ウソだけど・・)。

 実は、我々の近傍世代にはギターをある程度弾けるオッサンがやたらと多い。中学、高校時代に歴史的なフォークブーム(吉田拓郎、かぐや姫、NSPとか)に巻き込まれたからだ。『・・・僕の髪イイイがあああ、・・肩まで伸びてええええ・・』なんてやっていたわけですね。

 しかし、ギター演奏を歯を食いしばって継続した私のようなオッサンと、それとは疎遠になってしまったオッサンとでは、今になって人生において大きな差がついてしまったのであるぞよ。継続は力なり。ざまあみろ。ケケケケケ・・・と、質問者のお悩みオッサンに偉そうにネチネチ言うと嫌ーアな顔をする。

 そこで、彼等には『・・・ギターはオッサンバンドにおいては供給過剰状態なので、バンド活動がしたいのだったら、ベースかドラムスをやった方が良いよ』とアドバイスしている。これは、まじめな正しいアドバイスのつもりだし、自分もそうやって現在のバンドに関わっている。

 要は、バンドの華であるリードギターのポジションをあきらめれば良いのだ。このポジションは、若手に譲るべきなのだ。オッサンバンドに参加する事が目的で、ギター演奏にそれほどこだわりがないのなら、絶対にこちらの選択肢の方が楽しい人生になると思う。

 ギターの素養がある程度あるならば、趣味の自己満足ヨレヨレオッサンバンドが要求する演奏品質のベース/ドラムは、3ヶ月程度の猛特訓で何とかなると思われる。ただし、歌が上手ければ絶対有利だ。実は、世の中のバンドで一番不足しているのは優秀なボーカルだからだ。

 それからもう一つ。ヒーローになることをあきらめきれずに『Saxって金管と違って吹けば音出るから簡単そうだなあ・・』とか『フルートって上品だし、女性に何となくモテそうだなあ・・』なんて事を安易に表明するオッサン連中が一部にいる。愚か者!!と声を大にして言いたい。

 管楽器をバンドで演奏するなんて100年早いわ。理由は面倒臭いから書かないが、管楽器に初挑戦してオッサン・バンドのヒーローになって奥さんや娘さんにキャーキャー言わそうなんて簡単には考えない方が良い。
 

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# by crossovermiddle | 2013-05-26 06:49 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_18585795.jpg 今年度の個人的な音楽演奏活動は絶滅危惧種のカテゴリであるFusionに回帰する事を積極的に進めたいと考えている。今年の11月に予定されている会社軽音楽部のライブでも演目は強烈にFusion回帰を主張するつもりだ。

 その心意気を示す意味で、今回のテーマは日本のFusion勃興時に我々Fusionマニアに強烈な印象を残したスペース・サーカスの二枚目のアルバム。スペース・サーカスは二枚しかアルバムを発表しなかったから、これが彼らのラストアルバムになる。一枚目は、以前に紹介済みである

 読者諸兄は40年近くも前の和製Fusionグループであるスペース・サーカスの事はご存じないと思うので、この紹介サイトをご覧いただきたい。最大の売りはベース担当の岡野氏のアトラクティブなベース演奏である(この人は同い年なんだな。初めて知った)。

 ド派手な速弾きチョッパー奏法で、当時は『サムピック奏法(親指奏法)』として紹介されていた。『ベチベチベチベチ・・・・』ってやっちゃう演奏方法ですね。今はスラップ奏法とかの方が呼び名としては一般的かも知れない。

 サムピック奏法→チョッパー奏法→スラップ奏法と呼び名が変遷しているが、叙情派のベーシスト達は一貫して下品な奏法・・だと言って余りやりませんね。私はスラップベースは余り弾けないので偉そうな事は言えないが、別に下品な奏法とは思わないけれど、やり過ぎるとベース本来の役割である『アンサンブルを支えるベース音』ってのがどっかへ行ってしまう恐れがある。

 仕事知り合いのセミプロベーシスト氏(40歳代)は『スラップなんて、コツさえ掴めば簡単スよ。ほれ、ベチベチベチ・・・』ってな感じで演奏しちゃうのだが、私がまねをしてやると直ぐに手がヘロヘロになる。やはり、寄る年波には勝てないのか?オッサンにはキツイ奏法である。10分程度スラップをやると、PCのキーボードがたたけなくなる。

 論より証拠で、彼らの演奏をおなじみのYoutubeで聴いていただきたい。ベースは基本ベチベチ・・・・・・・・であるが、曲がほとんどプログレロックのイエス風だから少々違和感あるな。今このアルバムを聞くと『ふーん』って感じなのだが、当時は『スゲーなあ。音数多いなあ・・』と言ってひっくり返った訳だ。

 純粋な楽器青年だったから。やはり、ややこしい事をやる先駆者は強い。このアルバムは一枚目とはかなり趣が違う。プリズムに良く似た緊張感のあるロック風サウンドであり、一方でJazzのJの字もない。

 当時のライバルのプリズムがブレークしちゃったので焦ったのか?でも、売りがベース・・・ってのは和田師匠の超速弾きリードギターが売りのプリズムに対しては分が悪いのではないでしょうか?と思う。ともかく、70年代後半の音楽シーンにおいてはこの手のサウンドが旬だったのは確かだ。

 しかし、今は完全に絶滅危惧種と言えるだろう。この手のサウンドやってたら、直ぐに行き詰まるような気がするし、バンドの人間関係も悪くなりそうである。

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# by crossovermiddle | 2013-05-18 21:43 | 音楽全般 | Trackback

Starman__David Bowie

b0021712_2015039.jpg 本日のJ1リーグ 湘南Vs東京のホーム試合は、相も変わらず大雨であった。しかし、3-2の逆転で勝ち点3をゲット。私が行くと負けない。息子が行くと大量失点で負ける。実にめでたい。飯がうまい。

 さて、最近は円安、株高等が奏功しているのか、キャンディーズが巷のオッサン・オバサン連中には話題だ(本当かいな?)。過去にも彼女達への思い(特にスー)を述べたことがあるが、現在の芸能界アイドルのレベルを考慮すると『日本のスリーディグリーズ』と言っても過言ではないだろう。

 ただし、当該ブログで報告申し上げましたようにスー(故田中好子さん)の処遇については、彼女の大フアンだった私としては大不満であった訳だ。なぜ彼女をセンターからサイドに移したのか?当時は、全く理解不能だった。

 そこで湘南も勝利したし、キャンディーズデビューから40年が経過したことでもあるし、どうしてそのような事になるのかいな?ということを色々と研究してみたのだ。そして、この動画にその答えの一端が垣間見られる事を突き止めたのであーる。

 動画では、画面左から、ミキ→ラン→スー ・・と並んでいる訳だが、彼女達の胸から肩にかけてのラインの幅と厚さに、それぞれかなり違いがある。スーのスケールは、やはりオバサンのそれ・・なのだ。

 だからこそ私は大フアンなのだが、当時の若い野郎達は中間のランがやはり良かったのか・・。正に中庸の美徳なのだろう。後年、女優として成功したスーであるが、この若い時のボリューム過多がよほど悩みだったのか知らないが、かなりスリムになってしまった。逆に私としてはガックリ来てしまったのである。

 あのまま、原日出子さんのようにボリューム満点熟女になったら最高だったに・・・。とはいえ、2011年に何気なく見ていたテレビニュースで彼女の悲報を食事中に知らされたときは、思わず茶碗と箸を落としそうになるくらい驚き、茫然自失となってしまった。最近多くなりつつあるが、自分と同い年の芸能人が亡くなるのは本当に寂しく、つらいものである。

 ・・・で、本日のテーマであるが、キャンディーズとは全然関係ないのでありますね。今も若々しいデビット・ボーイオヤジのスターマンですね。イントロの12弦ギターのストローク奏法が特徴的で、実に気持ちの良いメロディーである。

 当時(高校生)は、何だか『デビット・ボーイは変態』みたいな話があって、全く近づく気にならなかったのだが、どういう訳かこの曲だけは『ええなあ・・』と言うことでギターの練習教材に利用した思い出がある。特に、『スタあーマン・・・』の部分のコード進行はギター初心者だった当時の私に取っては洒落ていたのである。久し振りに聴いたが、良い曲だなあ。別に一家に一枚は必要ないと思いますが・・。

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# by crossovermiddle | 2013-05-11 20:21 | 音楽全般 | Trackback

初恋宣言__香坂みゆき

b0021712_657247.jpg 今年のGWの最大のテーマは『磯釣り人生開始』である。私が住む平塚市は磯釣りが盛んで、各方面の釣り好きのオヤジ連中から、『平塚海岸から10分の所に住んでる定年間際のオッサンなのに、磯釣りをやらないのはいかがなものか?』との御意見をいただき、一理あるなあ・・ということで素直に従うことにしたのだ。

 形から入る得意パターンを今回も踏襲して、釣り具一式購入、各種情報収集と万全な準備を遂行しつつ、本朝の磯投げ釣り初挑戦になったのであーる。

 ・・結果はと言うと、実は仕掛けを海に一度も沈める事なく帰宅した・・のだ。浜辺での準備段階で、釣り竿のリール固定部分の金具が外れて、それが砂浜で行方不明になったからである。

 周辺をかなり探索したが結局見つからず・・。大体、リール固定部分の構造も知らないし、外れたのがどんな部品なのかもわからないのだから、探索しようがないのである。浜辺に着くや否や、浜辺に小一時間這いつくばって何かを探し、溜息と共に帰って行った得体の知れない初心者風のオッサン・・として、周りの釣り好きのオッサン連中の記憶には残った事であろう。

 昨日のベルマーレのボロ負けといい、どうも私の人生は下降局面に入りつつあるようだ。

 ・・・ということで、人生の下降局面では流石にプログレ特集もやる気が全くでないので(・・というか飽きた)、苦しい時の『アイドルネタ』ということにしたい。

 以前に紹介した強力歌唱力アイドルである香坂みゆきちゃんの2枚目のシングル『初恋宣言』が今回のテーマ。この曲ですね。松本隆:作詞、馬飼野康二:作編曲ということで、かなり期待は大きかったと思われる。

 THE RUBETTESのSugar Baby Loveに雰囲気が良く似ているが、多分意識したのであろう。 動画を見ると、信じられないような長さのミニスカート姿であるが、実にスタイルが良い(巨乳ではない)。歌も素晴らしい。

 本当に見事な歌唱力である。歌が上手ければ成功する・・程、当時のアイドルの世界は甘くはないが、彼女にはミュージシャンとして成功してもらいたかったものである。一度、ライブでも見学に行こうと思うのだが・・。

 彼女の動画像を見て、多少ストレスが解消されたが、それにしても本日の釣りのアクシデント・・はやってられん。釣り竿はShimano製のメーカ品だが、多分部品取り寄せ等のややこしい手続きになるだろうから、しばらくはサーフに立つことは叶わないかも知れない。悔しい・・と言うことで、本日は近所の釣り堀に行くことにする(泣)。

<続報>
 釣竿の件、さっさと修理して明日再挑戦と思い、竿を購入した上州屋平塚店に持ち込んだところ、部品取り寄せ+修理とのこと・・。下記が預証である。店員は『どうやったら、こんな壊れ方するんですかね?』とか言うのだが、そんな事こっちが聞きたいわ!

 シマノ製でしょ?新品でしょ?なんだよ、それ。気分直しのために、近所の釣り堀に10年ぶりくらいに行ったら、こちらの方は廃業していた・・・・。完全に人生の下降局面である。上州屋のキャンペーンでの4等賞100円バック当選も虚しい。
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# by crossovermiddle | 2013-04-28 07:30 | 音楽全般 | Trackback

Mirage__Camel

b0021712_12481765.jpg 昨夜のJリーグ 湘南ベルマーレ対大分トリニータの未勝利チーム同士の一戦はひどい事になった。今回はしっかりと湘南ベルマーレ純正ポンチョで完全武装したつもりだったのに結局ずぶ濡れである。しかも、寒くて死にそうだった。でも、勝利したから良いのだ。うーむ。

 さて今回のテーマも好評にお応えしてプログレッシブ・ロックである。叙情派プログレで有名なCamelですね。彼らが1974年に発表した2枚目のアルバムであるMirageである。先程数十年ぶりに全編を聴いたが、ギターが相変わらず特徴的だ。

 しかし、しみじみ思ったのだがこのアルバムを聴くと、プログレが絶滅危機に瀕した理由が何となくわかってくる気がする。とにかく、くどいし、自己満足的なサウンドなのだ。Yesもそうだが、とにかくプログレは『くどい』。これは間違いなく言えるな。

 1960~70年代はミュージックシーンがまだ発展途上だから、このような類の音楽にも多くの賛同者がいたのだろう(私もその一人)。しかし、世界が激動・グローバル化に突入した1980年代以降は、もう少しストーレートでエモーショナルで、お子様っぽいサウンドが求められたのだろうな。

 Fusionの衰退も同様。まあ、どうでも良いけれど、『くどい』のはまずいなあ。

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# by crossovermiddle | 2013-04-21 12:58 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_0181039.jpg プログレ・ロック特集としてムーディ・ブルースを取り上げたい。『言ってる事と、やってる事が違うじゃあないか!!』と各方面から文句が出そうであるが、例の腎臓疾患用の薬の副作用で『ムーンフェイス』とかいう状況になり、もうヤケクソなのだ。全く人騒がせな薬である。

 さて今回のテーマであるムーディ・ブルースであるが、今や日本人にはほとんど忘れ去られている・・と言っても過言ではない。前回まで取り上げたピンフロ、キンクリ、イエス、イーエルピーなんかは絶滅危惧種と言われる中でも一応ブランドとして私に近い世代以外にもバンドとしてそこそこ名が売れている。

 しかし、ムーディ・ブルースは違う。ものの見事に日本で絶滅した。ひょっとすると、前回のソフト・マシーンの方がまだましかも知れないくらいだ。

 しかし、ご存じの方も多いと思うが、ムーディ・ブルースはポジション的にも、商業的にも『真っ先に語られるべきプログレッシブ・ロック・バンド』なのだ。例えば、こんな曲なんか日本でも大ヒットしたし・・・。

 今回取り上げたDays Of Future Passedは歴史的名盤である。1975年の夏のどこかのけだるい午後に、NHK FM『軽音楽をあなたに・・』というこれまた歴史的な番組があったのだがここで紹介されていた。

 アルバムの発表は1967年というはるか昔(私は小学5年生!!)であるが、どうも番組オンエアー時にはムーディブルースがブームだった。どうしてだったかは忘れた。とにかく、『スゲーアルバムがあるから聴け』みたいな感じで番組が始まったような気がする。

 そして、心底『スゲー』と思った。このサウンドがロックって言うんだから、当時は何でもありだったんだな・・と思う。いやはや、大英帝国恐るべし。

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# by crossovermiddle | 2013-04-20 06:00 | 音楽全般 | Trackback

Bundles__Soft Machine

b0021712_17132032.jpg  昨夜の湘南ベルマーレ対川崎フロンターレの神奈川対決は雨でひどい事になった。結果は1-1の引き分けで何とか勝ち点を取れたが(本当は勝っていたよなあ・・)、結果もさることながら全身ズブ濡れのヘロヘロ状態となった。雨を甘くみて、ゴルフ用レインコートで凌ごうとしたのが失敗だった。

 結局、ハーフタイムにベルマーレサポータ用ポンチョを購入したが、既にパンツの中心点までズブ濡れであった。私はシーズンチケットホルダーなので、酔狂と言われようがあの雨でも応援に行くのだ。約8,000人があの雨の中でズブ濡れである。・・・しかし、あのような状況の中で贔屓チームを他サポータと自虐的に応援するのも、実は一体感があって楽しいのだ。

 さて前回の記事で『プログレは終了・・』とか言っていたくせに、またプログレである。全く、我ながらいい加減なものである。今回のテーマは、当時のプログレロックシーンでは独自のポジションを確立していたソフト・マシーンの1975年発表のアルバム。

 A面1曲目のHazard Profile Part 1 の演奏動画を見ると、完全にJazz-Fusionである。KingCrimsonもそうだが、プログレシプ・ロックって結局Fusionなのだな。ただし、ミュージシャンがロックアプローチであることと、1970年初頭にはだいたい『Fusion』というカテゴリが存在していない・・ことにより、当時は何となくプログレッシブ・ロックになっていた訳だ。

 Crossoverも怪しい感じだ。だから、十把一絡げでプログレッシブ・ロックにくくられてしまうのだな。だいたい、映像の演奏ステージはモントルージャズフェスティバルだし。

 このアルバムでの最大のポイントは、あの超ギター速弾き野郎のアラン・ホールスワースが加入して、ハチャメチャな高速フレーズが弾きまくっていることだ。私はこのアルバムを初めて聞いたのは、1977年頃だと記憶しているが、とにかくギターの凄さに驚いてしまった。

 演奏動画で見ると、アランの手はメチャクチャ大きい。これで、ハラホレヒレハレと指が動くから、実に格好が良い。まさに、the Fusionギターである。『もう、どうだ。こんな難しいこと、お前らできるか?』みたいな、当時のFusionの王道の演奏である。

 この『難しい事』というのがポイントで、当時の楽器愛好家はこれを自慢するために日々練習した訳だ。私もその一人である。演奏動画なんか見ると、もうあこがれちゃいますな。アランにだったら、『抱かれても良い・・・』とまで思う。

 こんなの会社の軽音楽部のライブでやってみたいのであるが、実はそんなことに努力しても誰も誉めてくれないし、ビックリもしないし、絶対に受けない・・・ことは保証できる。ほとんど観客にとっては『何これ?ゆず・・やってよ』になってしまうのだ。

 プログレもFusionも絶滅危惧種になってしまうのも、実は嘆かわしいことなのである。本当は、音楽(サウンド)の楽しいところを凝縮しているのに・・・。これも、コンピュータミュージックとAKB48の影響なのだろうな。悲しい・・。

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# by crossovermiddle | 2013-04-07 17:50 | 音楽全般 | Trackback

666___Aphrodite's Child

b0021712_12238100.jpg 悪名高きCitiBankにだまされて私も外貨預金をしているお騒がせユーロであるが、いよいよ息の根が止まりそうな気配である。降ってわいたようなキプロス問題なんか、開いた口がふさがらない。何だか、制度設計がアホっぽい。ヤバイぞ、俺のユーロ預金・・という程でもないがどうしたものか。

 そのユーロ問題でお馴染みのこれまた悪名高いギリシャが生んだプログレッシブロックグループであるアフロデイテス・チャイルドの最後のアルバムである『666』が今回の紹介テーマ。そろそろ、プログレッシブ・ロック特集も飽きてきたので、次回は別路線に変更する予定である。新年度にもなるし・・・。

 さて、本アルバムは以前にもちょっと紹介したことがあるのだが、結構凄い内容の二枚組アルバムである。ここにフルバージョンがアップされているので、じっくり堪能いただきたい。発表は1971年というから、遙か昔である。このころは、欧州は輝いていたのだなあ・・。それにひきかえ、ユーロは駄目だなあ。私のユーロ預金の明日はどっちだ?

 とにかく、このアルバムを制作するためにスタジオ系のミュージシャンも強化して再結成されたらしい。全曲聴くと凄い疲れる。学生の時でも疲れたから、今なら夕食が食えなくなるかも知れない。

 ∞なんて曲なんか、ほとんど冗談の世界だ。短い曲が多く、次から次へと雰囲気が変わるのだが、そこはかとなく地中海の雰囲気が醸し出されていて実に素晴らしい。キーマンのバンゲリス・・というオッサンはやはり天才。Yesに参加しなくて良かったね・・・という感じだ。本アルバムの聞き所は、やはり『エーゲ海』と『Break』というエレガントな名作だろう。

 特に、前者はロック史に残る名曲に違いない。両曲ともギタリスト(助っ人スタジオミュージシャンらしい・・)がなかなか良い仕事をしているのである。

 私は保有していないが、本アルバムは一家に一枚は保有していた方がユーロ的にも良いなあ・・と勝手に思う。

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# by crossovermiddle | 2013-03-31 12:42 | 音楽全般 | Trackback

Relayer__Yes

b0021712_4202670.jpg 2013年度サッカーJリーグが開幕して既に3節が終了したが、今年J1 に復帰した我が湘南ベルマーレは2分1負の勝ち点2という状況だ。最下位ではないが、ジクジクとストレスが溜まる展開だ。

 2010年のJ1 復帰時は、横浜在住だったのと仕事のストレスがてんこ盛りだったので、開幕戦から『J1の他強者チームによる公開処刑ショー』状態だったベルマーレの試合を観戦する気力が出ず、一度も平塚に足を運ばなかった(マリノスの試合も駄目)。

 しかし、今回は平塚市民であるからして、当然シーズンチケットを購入し万全の体制で観戦している。苦しい戦いを何とかしのいでいる印象は強いが、まあ試合になってるし、まがいなりにも勝ち点も取っているし、最下位でもない。・・・J1残留の可能性はまだ十分ある。頑張って欲しいものだ。今週はリーグ戦ではなくてナビスコカップ戦の対大宮戦である。

 さて好評(?)の絶滅危惧種:プログレッシブロック特集を今回も続けたい。超ハイテク英国プログレッシブ・ロックバンドだったイエスのリレイヤーである。以前にも書いたが、私はイエスのアルバムの中ではこのアルバムが一番好きだ。

 どうしてか?というと、キーボーディストがリック・ウエイクマンではなく、パトリック・モラーツ、ドラムスがビル・ブラッフォードじゃあなくて、アラン・ホワイトだからだ。前者の連中のサウンドはどうも合わない。

 アルバムは下記の曲で構成されている。たった、3曲ですね。アップルストアじゃあ、売りにくいよなあ・・。当時は無いけれど・・。

A面
1.錯乱の扉 (21:55)
B面
1.サウンド・チェイサー (9:25)
2.トゥ・ビー・オーヴァー (9:08)

 スピード感のある素晴らしい曲ばかりだ。したがって、アラン・ホワイトのドラミングは実に光るのだ。ビルのドラムが凄い・・という人は多いが、変拍子オタク丸出しのドラミングは生理的に私はNG。Jazz系をベースにしている(・・らしい)アランのドラムスがやはり好みだ。

 ライブのYesSong でもアランのドラムスが素晴らしい。やはり、ドラムスは『シャキ』としていないとね・・。

 これも前に書いたが、イエスの曲は疲れる。一度聴くと、15年くらいは聴く気が起きない。しかし、リレイヤーの曲は1年に1回くらいは聴きたくなるのだ。・・・でも、人気が無いんだよね、このアルバム。何でかな?やはり、リックとビルは金看板なのだろうなあ・・・。

 本アルバムは一家に一枚は責務ではないだろうが、私はCDを保有している。

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# by crossovermiddle | 2013-03-20 04:47 | 音楽全般 | Trackback

Tarkus__Emerson,Lake&Palmer

b0021712_13463997.jpg 物事をちゃんと進めるためには、『まともなリーダ』と『豊富な経験』っていうのが不可欠ですな。特に、リーダがアホだと話にならん。日本国の前政権政党やらの例もそうだし、私の身近にも沢山惨めな事例がウジャウジャと存在している。

 リーダという観点について言えば、私は現在音楽バンドのバンマスという種類のリーダの重責(?)を担っている。経験という観点からも、流石にかなりの大中小ライブをこなしてきたので、少しは蓄積できたかなあ・・と思っている。

 バンマスっていうのは、基本はメンバーのスケジュール管理、スタジオ予約、練習後の二次会の宴会場予約が仕事である。そう言うと身も蓋もないが、平時はそれが仕事である。ところが、人間関係のもつれの修復や、メンバーの離脱の引き留めや、新規メンバーの発掘みたいな作業の必要性が出た場合は結構大変だ。

 特に、『人間関係のもつれ』はプロもアマも関係ない。結構、揉めるときは悲惨である。幸いにして、私のバンドは皆さんはエクセレントで誠実で温厚で思いやりのある方達ばかりで(エヘヘヘ・・)、人間関係でバンマスが苦労することは皆無(・・・でもない)。とにかく、物事はリーダと経験である。

 さて今回は、フュージョン音楽と並んで絶滅危惧種に指定されているらしい『プログレッシブロック』の名盤を前回同様取り上げたい。ELPのタルカスである。このアルバムは実に素晴らしい。A面はタルカスが、以下のような組曲として収録されている。

1.タルカス - Tarkus
(1)噴火 - Eruption (Emerson)
(2)ストーンズ・オブ・イヤーズ - Stones Of Years (Emerson/Lake)
(3)アイコノクラスト - Iconoclast (Emerson)
(4)ミサ聖祭 - Mass (Emerson/Lake)
(5) マンティコア - Manticore (Emerson)
(6) 戦場 - Battlefield (Lake)
(7) アクアタルカス - Aquatarkus (Emerson

 うーむ。良いなあ。ベースが良いね。日本のネーチャンに人気があったのも許すぞ!!、グレッグ。ドラムも良いね。素晴らしい。連中は練習ってちゃんとやるのかな?バンマスとしては気になる。彼等ぐらいのビッグネームになると、スタジオの予約は不要なんだろうなあ。二次会の予約は必要かな?歌も良い。いやーーーー、傑作ですねえ。

 B面については、最後のAre You Ready Eddy?が実に素晴らしい。他とは全然雰囲気が違う曲だが、それが良いのだ。このアルバムは、一家に一枚は責務である(私は持ってないけれど・・・)。

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# by crossovermiddle | 2013-03-02 14:12 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_8485693.png  前回のエントリーで言及したキング・クリムゾンのデビューアルバム。前回紹介した『アビーロード』同様、誰もが認める人類史上に残る名盤といえるだろう。こんなアルバムが立て続けに発表されてしまうというのは、当時の大英帝国は一体どんな才能が集まっていたんだ・・と驚くばかりだ。

 大学二年の時に、同じ下宿で知り合った同級生から、このアルバムは初めて紹介された。現在、この男は地方のFM局の偉いさんをやっているのだが、今思えば音楽についてはセンスのある奴だったんだなあ・・・とつくづく思う。

 A面一曲目の『21st Century Schizoid Man 』から度肝を抜かれる。いきなり、リードがSaxである。シャープで手数の多いドラミング。同様に手数の多い、ピック弾き丸出しのグレック・レイクのベース。そして、御大ロバート・フィリップの訳のわからん独特なギターフレーズ。

 プログレッシブロックというカテゴリで当時紹介されているキング・クリムゾンであるが、そんな簡単な括りには当然当てはまらないことは明白だ。

 そして、A面2曲目『I Talk To The Wind』が始まった時の、一曲目との余りにも異なる静寂。この美しさは壮絶だ。しかも、今度はフルートですぜ。これって、ロックなの?って思っちゃうよね。リリカルなエレキギターのハーモニクス。何もかもが美しすぎるぜ。

 A面3曲目は有名曲『Epitaph 』。後にEL&Pに移籍して日本のネーチャンにモテモテだったグレッグ兄ちゃんの素敵なボーカルが印象的だ。これぞプログレッシブ・ロックというドラマチックな構成である。冒頭のギターソロのトーンを出すのは結構難しいのだ。

 この有名曲で特筆すべき事は、あのメロトロンが効果的に利用されていることだ。最近の方は『メロトロンって何?新しいスイーツ?』なんてお茶目な事を言うであろう。違うのよね。メロトロンとは人類史上に燦然と輝く、信じられないようなドンデモ楽器なのだ。詳細はここを見て欲しいのだが、とにかく楽器としての発想が凄い。

 当時、どのくらいの価格だったのか想像もつかないが、今なら数千円のキーボードにも音的には負けちゃうのだろう。でも、このサイトにもあるように、人類の英知を結集(・・・していないか・・)したその心意気は、やはり音楽を感じるのだ。粗製濫造の音楽がはびこり、ミュージシャンの地位も低下し、サウンドとしてつまらなくなった現在の音楽を聴くにつけ、当時は良かったとつくづく思うのである。

 このアルバムが発表されたのは1969年。私が中学1年の時だ。この時期にこんな音楽が生み出されていたとは、実に驚くべき事だ。まさに一家に一枚は責務のアルバムであろう(私は持ってないけど・・)。
 

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# by crossovermiddle | 2013-02-24 09:58 | 音楽全般 | Trackback

Abbey Road__The Beatles

b0021712_1101897.jpg 前回に引き続き、腎臓疾患関連の補足情報である。先日の大学病院の定期検診で、ものの見事に糖尿病を発症していることが判明した。・・と言っても深刻な事態というわけではなく、現在処方しているステロイド系薬剤の副作用によるものだ。

 しかし、担当医によると『インスリン注射レベル』らしく、何らかの対策は講じざるを得ない。そこで、悲しい食事制限の中で一筋の希望の光だった糖分系食材を大幅に減らすこととなった。ご飯類、、芋類、麺類、果物類、スイーツ類ですね。

 これで、制限なく摂取できる食材は緑黄色野菜やキノコ等にほぼ限定されてしまった。・・嬉しいなあ、ハハハ・・・。皆さん、腎臓は本当に大事で厄介な臓器ですぜ・・、大切にしましょう。

 さて今回のテーマは、人類史上に燦然と輝く名盤、ビートルズのアビーロードだ。選定理由は省略。ともかく、誰もが知っているアルバムと言えるだろう。ビートルズは私よりも少し年長の世代の方のアイドルであるが、ある種の社会現象でもあったから、我々年少世代もリアルタイムで色々な曲を好むと好まざるに関わらず覚えてしまった。

 『抱きしめたい』、『ヘイジュード』、『イエスタデイ』等々・・、ビートルズの曲なら良く知ってるもんね・・と私も思っていたのだが、高校一年の時にちょっと右翼かかった同級生に『アビーロード聴いたか?』と言われて『・・・・?』となってしまったのだ。

 考えてみたらそれまでビートルズをアルバムと言うくくりで考えたことがなかったなあ・・・ということで早速聴いてみたのだが、予想と大きく異なる内容でひっくり返ってしまった。

 聴いたことがあったのは、A面1曲目のCome Togetherのみ。A面6曲目のI Want You (She's So Heavy)からB面最後までは、全くビックリ仰天の連続だった。ビートルズって凄いんだなあ・・・と心底思ったのである。特に強烈な印象が残ったのがこの2曲。

 まずは、B面1曲目のHere come the sunだ。印象的なアコギと得体の知れない音が被さったイントロから、なんだかいつもと違うボーカル、そして得体の知れない音が常にまとわりつくサウンド。メロディーはさわやかだが、これがビートルズなのか・・と強い印象を受けた。

 後に、得体の知れない音はムーグ・シンセサイザで、作者は名前も曖昧だったジョージ・ハリスンだったと事を知った。『うーむ。ビートルズは奥が深いぞ・・』と痛感したのである。

 そして、もう1曲目がB面4曲目のSunKing。正直、何だ?これは・・・と思った。バックで虫が鳴いてるし・・。でも、サウンドは信じられないくらい格好良かった。『うーむ・・・』の連続である。

 ビートルズのトータルアルバム的名盤は、サージェント・ペッパーズ・・・と相場が決まっているようだが、個人的にはアビー・ロードの方が遙かに評価は高い。まあ、最後に制作されたアルバムだから、一番ノウハウとアイディアが詰め込まれているのだろう。

 ちなみに、当時の英国のヒットランキングでこのアビー・ロードをトップから引きずり落としたのが、キングクリムゾンのデビューアルバムであるというのも当時の音楽事情を反映していて興味深い。

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# by crossovermiddle | 2013-02-10 13:25 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_227353.jpg 私の所属する会社には『本社軽音楽部』というのがあって、毎年この時期にライブを開催している。昨日、そのライブが渋谷のライブハウスで開催され、私のバンドも今回はトップバッターとして(昨年はトリ・・・)出演参加した。

 何せ、親睦が主体の社会人バンド集団であるから、ライブもカテゴリ的には混沌としてしまう。フォーク系、Jロック系、アメリカンロック系、ハードロック系、ライトメタル系、ヘビーメタル系、そして私のバンドのようなJazzFusionポップ系のような訳のわからない系まで盛りだくさんである。

 お客も出たり入ったりで大変である。運営には色々苦労も多いけれど、年に一度の素晴らしいイベントとして出演者、観客共に大いに楽しんだ。

 そこで、今回の演目であった『五番街のマリー』と同じペドロ&カプリシャスの大ヒット曲『ジョニーへの伝言』が今回のテーマ。確か、シングルレコードとしては2枚目の購入で、購入時期は1975年頃。阿久悠氏(作詞)と都倉俊一氏(作曲)の、当時のゴールデンコンビの作品で実に素晴らしい曲だ。

 詞もさることながら、メロディーのエレガントさは、さすが『都倉俊一』という感じである。彼と筒美京平氏は、私に取っては特別な作曲家である。前述の『五番街のマリー』も同じコンビの作なので曲の系譜は良く似ているが、じっくり聞くとコンセプトが違う。

 同じ年に発売された曲同士だが、次曲の『・・・マリー』は明らかに、二匹目のドジョウを狙っていますね・・。演奏は『マリー・・・』の方が、やりやすい・・・。でも、個人的には『ジョニーへの伝言』が好きだ。ペドロ&カプリシャスは今も地道に活動している相当な長寿バンドであり、素朴に尊敬してしまう。

 前野曜子氏を初代ボーカリストに据えて大ヒットした『別れの朝』も良かったなあ。あれから、40年・・・。

 さて本日は、別の話題をもう一つ。過日、私の苦難の入院についてレポートしたが、その後の経過は芳しくない。さすがにこれは私の同世代の皆さんの参考になりそうなので、状況をレポートしたいと思う。

 昨年11月に、直径1.2mmの採取針を腎臓に6カ所も突き刺し、その後18時間の地獄を耐え抜いて採取した腎臓組織を、大学病院の精鋭スタッフが検査した結果、私の病状は下記と決定した。

 聞いたこともないし、どんな病気だか良くわかりませんね・・・と言ったところだ。ただ、どうやら私が想像していたよりは、少々やっかいな病気であることは認識した。『治したかったら、これをやってね』と、担当医師から申し渡されたのは下記。

(1) ステロイド系の薬剤(+その副作用を抑える薬剤)を、毎日ちゃんと処方すること
(2) 蛋白質を40g/1日前後にコントロールすること(多くても少なくともダメ)。
(3) 食塩を3g/1日前後にコントロールすること。
(4) ストレスを極力減らすこと。 → これは無理。
(5) 運動を控えること。 → 通勤は座ること。ゴルフは尿蛋白値が±0になるまで厳禁。

 ・・・・、人生半分終わった・・という感じの禁欲生活である。薬は予想通り、副作用が強い。また、食事制限はかなり深刻で、基本的には外食は苦しい。なにせ、一説によると『吉野家の牛丼セット一食で10g超の食塩』だそーである。

 ラーメンを汁まで飲むと、やはり10g超。味噌汁も塩分が多いので厳禁。蛋白質もコントロールされるので、肉類、魚類は相当減らさざるを得ない。大好きな、にぎり寿司は食塩と蛋白質のダブルパンチで駄目。私の好みのメニューはほぼ全滅状態だ。

 限りなく精進料理の世界に近い。3ヶ月弱経過して、かなり慣れてきたとはいえ、全く悲しい状況だ。

 また予想外だったのが、ゴルフ厳禁。担当医が、『普段運動やりますか?』と聞くので、『もちろん。これからは治療のために適度な運動に励みまーす』と表明したところ、『運動、全面禁止ね』と言われてしまった。狼狽しつつ、『まさか、ゴルフはダメじゃないでしょうね?』と聞くと、あっさり『厳禁ね』と言う。

 これまた、ガックリである。良くわからんが、どうやらゴルフは腎臓疾患や高血圧にはかなり良くないらしい。特に、私のようなヘタクソは1ランドで血圧が乱高下する局面を多く招く(OB等)ため、余計良くないらしい。

 食事もダメ、ゴルフもダメ、ストレスもダメ、そして副作用が強いくせに極めてまずい薬を朝晩10錠以上処方する・・・生活。これが、2013年度の私の現状である。情けないなあ・・・。皆さんも、是非とも健康の管理には御留意いただきたいものである。

   

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# by crossovermiddle | 2013-02-03 23:10 | 音楽全般 | Trackback

Chicago At Carnegie Hall__Chicago

b0021712_1504233.jpg  2013年の最初のエントリーはシカゴの4枚目のオリジナルアルバムであるライブ・アット・カーネギーホール。以前から紹介しているように、シカゴはデビューから3枚目までがダブルジャケットの2枚組で、このアルバムに至っては4枚組である。

 当然、資金難で購入できなかった。当時のライナー・ノーツには、プロデューサのジェイムズ・ウイリアム・ガルシオが、『このアルバムはシカゴからのプレゼントだから通常より安く売る・・』みたいなプロモーションをした成果もあって大ヒットしたような事が書かれている。

 しかし、通常より安い・・・って言われたって、やっぱり高い。『欲しいなあ・・』とは思いつつも、結局購入しなかったのである。ライブでもあり、少々演奏にも難があったからだ。

 特にトランペットのリーのパフォーマンスはアチコチで音がひっくり返ったりして(まあ、ラッパ系のライブでは愛嬌なのであるが・・)、トローンボーンのジェイムズ・パンコウとの力量差はなんともし難い状況である。ただし、初期の名曲がてんこ盛りされていて、ファンにとっては楽しいアルバムであった。

 シカゴの曲を初めて聴いたのは中学1年の時である。曲は『クエスチョンズ67&68』である。実際に聴いたのは間奏の直前くらいからだが、その時の『なんだこれは?』という印象は今でもはっきり覚えている。中学生になって洋楽に目覚めた私であるが、最初は所謂バブルガムサウンド的なハッピーなサウンドを聴いていた。

 しかし、突然得体の知れないシカゴというバンドの怪しげなサウンドに衝撃を受け、一気にはまってしまったのである。当時、『ブラス・ロック』というカテゴリはBSTが先行していた。

 しかし、どちらかというとセッション・ジャズバンド風の趣があったBSTとは対照的に、シカゴはバンドという形態を全面に押し出してきて、BSTとはかなり印象が異なった。とにかく、『バンドアンサンブル』という概念というか楽しさを、私はシカゴというバンドから教えて貰ったようなものである。
 
 彼らのアルバムは12枚目までは、とにもかくにも真剣に聴いた。それこそ、瞑想するようにすり切れるまで聴いた・・という感じだ。この時間が、今の私の音楽的なセンスに多大な影響を及ぼしており、アンサンブル・クオリティへの変なこだわり(バンドの連中には、少々辟易されているだろうなあ)は、やはりシカゴを聴き込んだからに他ならない。

 シカゴは私に取っては人生最高のバンドであり、死ぬまでに一度くらいは曲を完コピー(できればIntroduction)で演奏してみたい。でも、ホーン・アンサンブル実現の難しさは筆舌に尽くしがたい・・・のである。

 さて昨年2012年は、正月明け早々の身内の不幸から始まったが、良いも悪いも色々な意味で賑やかな1年だった。最後は、念願の政権リターンもあったし・・・。今年、2013年は奇数年だから、良いことが比較的多いはずだ・・と勝手に思っている。本当の意味での、『良い変化の年』を期待したいものである。

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# by crossovermiddle | 2013-01-03 15:24 | 音楽全般 | Trackback

Silk Degrees__Boz Scaggs

 b0021712_13223258.jpg4年前に購入したローランドのデジタル・ドラムを会社の同期オヤジに売却した。現在のマンションではデジタルドラムといえども、フットペダルの操作は階下に迷惑になる恐れがあり、昨年7月に引っ越してから一度も叩けていない・・というのが売却の理由だ。

 生ドラム用のフットペダルは保有しているし、ドラムの個人練習ができる音楽スタジオがマンションの近くにあり、生ドラムを叩くには不便はない。このドラムはデジタル機器なのに色々と思い出が深く、私の人生を豊かにしてくれたという恩義も感じている。

 このままホコリにまみれたままになってしまうくらいなら、別のオヤジの人生を豊かにすることに役立って貰おう・・という崇高な考えがベースになっている。我ながら、偉いなあ・・。Thank you for a long time!

 さて感傷に浸りつつの今回のテーマはAORの大御所ボズ・スキャッグスの大ヒットアルバムの『シルク・ディグリーズ』である。購入は1980年。学生最後の年だ。このアルバムはボズの1976年の出世作で、500万枚を超える大ヒットとなったそうだ。後にTOTOを結成するデヴィッド・ペイチ、デヴィッド・ハンゲイト、ジェフ・ポーカロが参加していることでも有名である。

 B面に収録されているLowdownとWe're All Aloneが特に有名だ。後者は日本でも大ヒットした名曲で、思い出したようにテレビで流れるし、カバーもたくさんあるようだ。久し振りにアルバム全部を聴いたが、古き良き70年代を彷彿とさせる懐かしいテイストが満載で、なんだか嬉しくなってしまった。

中期のシカゴに何となくサウンドが似ているなあ・・、この頃はメロディーがちゃんとしていたよなあ。素晴らしい一枚である。

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# by crossovermiddle | 2012-12-09 13:27 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_21542681.jpg  スイート・ソウル、フィラデルフィアの1968年の名曲、The Delfonicsの『LaLaは愛の言葉』が今回のテーマである。この曲ですね。素晴らしい曲であるため、数々のカバーがある。個人的にはジャクソン5のカバーと山下達郎師匠のカバーが好きだ。黒人特有のスケベそうなファルセットボイスがたまらない。

 今回この曲を何故にテーマに選んだかというと、実は我がバンドの次回ライブの演目の一つがこの曲になりそうなのだ。ライブなので、ひとまず山下達郎(彼のライブアルバムJoyの収録)バージョンでゆこう・・と目論んでいるが、なにせボーカルの超名曲。ボーカルをちゃんとやらなければならないのだ。

 これまでも、ボーカル苦手男としてグチを書き連ねているが、今回はボーカルは免除なのでギターを甘く、渋く弾いてやろう・・と思っている。前回のNightBirdsのギターソロのミスによる汚名を返上するのだ。ボーカルが決まれば、相当に受ける曲だ。ボーカルパートの連中には是非とも頑張って貰いたいものである。

 さて、前回に続いて『苦難の入院物語』の後半である。

パート4.『個室で良かった』 

 検査(・・正確には採取だな)の翌朝6:00まではほとんど身動きが取れないという地獄の時間を過ごした訳であるが、身動きは取れないとはいえ当然尿意はもよおすのだ。じゃあ、どうするか?溲瓶を使うのである。

 難しい漢字であるが『シビン』と読む。昔シピンって野球選手がいたな。人生初めてのシビン。ウフフフフ。深夜3時にシビンでオシッコである。美人の看護師さんが、『手伝いましょうか?』などと・・・言うのだが、妙齢の美人の看護師さんに深夜3時にそんな事をお願いしたら男のプライドも何もあったものではない。

 本当だ。本当にそれは無理なのですね。失礼の無いように看護師に退室いただき、自分で尿採取を試みたのだが、何せ初体験の深夜3時の溲瓶である。結局、若干ながら漏洩しましたね。もう、深夜3時に溲瓶でグチュチュ、ニュルニュルである。個室で良かった。

パート5:『愚か者。それでも男か!!耐えるのだ』

 シビン初体験も散々な有様で、失意のどん底で天井を見つめていると、遂に担当医師が登場。腎臓の具合を確認して経過が良好ならば、寝返りどころか立ち上がることすら可能だと言うではないか!!腎臓の状態を確認するのは、先般からおなじみの超音波エコー装置である。今回はプローブは即座に認識されたようだ。

 医者はテキパキと作業を行う。そして、経過が良好だということで、無事自由の身になれたのである。苦節、18時間。長かった・・。ここで、思わず泣く。

 よし、これで俺の天下だ・・・と思ったのだが、、まもなく次の苦難が降りかかることが看護師長様から告げられる。『4人部屋が空いたので、午後にそちらに移ってくれ』と言うのである。

 『何だよ、それは!!』と文句を言いたいところだが文句は言えない。悲しいなあ。午後2時に追い立てられるようにトボトボと4人部屋に移動する。移動係のオバチャンの手際の良いことには驚愕した。

 四人部屋には既に他の患者が3人居た。どうやら、左隣のオッサンはその日の朝に私と同じ運命をたどったようだ。私のお気に入りの美人看護師のWさんに、『あのですね・・・。腰と背中が痛いんですけれど・・』と泣き言を言っている。

 『愚か者!それでも男か!耐えるのだ!』と偉そうに心で叫ぶ。そのオッサンは結局は耐えきれなかったようで、その後に鎮痛剤を処方していた。それに比べると、私は我慢強くて偉いなあ・・、と妙な優越感に浸りながら、夕食をボソボソと食べるのであった。

パート6.『爺さん・・、頼むよ・・』

 夕食後はすることはない。左隣のオッサンは相変わらず、ウンウン唸っている。たまに、屁もこく。『うるせー』と心で毒つく。前日と比較すると身動きができるだけ天国のような状況であるが、さすがに前夜からの疲労は濃い。眠い。しかし、悲しい事に眠れないのである。

 何故か?右隣の爺さんが異常に騒がしいのだ。年は79歳とのことであるが、この爺さんはめったやたらと看護師を大声でこう呼ぶのである。『ちょっとー、凄いんだよ!!』。何が凄いのかというと、彼曰く。『尿の貯蔵量』が凄いのだそうだ。そうですか・・。尿が貯まったのですか・・・。

 でもね、15分毎に大声でお知らせしなくても良いのではないでしょうか?・・とサジェスションしたいが、じっと耐える。しかも、この爺さんはナースコールボタンを押さずに、彼の肉声でナース・ステーションまで彼の尿の貯蔵量についての状況を伝達するのだ。この状態が深夜3時まで続く。

 『爺さん・・、頼むよ・・・。お願い、静かにして・・・』と心で叫ぶ。翌日も、その翌日も『ちょっとー、凄いんだよ』が延々と繰り返されたのだった・・・。こうして、私の初入院は悲惨な体験とともに終了したのである。
 

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# by crossovermiddle | 2012-12-01 00:04 | 音楽全般 | Trackback

In Concert__Eumir Deodate+

b0021712_1326664.jpg 先日、『腎生検』という少々難儀な検査のため某大学病院に一週間ほど入院した。物心ついてから、初めての入院である。尿タンパク値が異常に高くなり、その原因が不明なため、『腎臓の組織を採取』して原因を探る必要が生じた・・というのが理由だ。

 人生における貴重な体験でもあり、また私と同年代の読者の皆さんも同じ運命になる可能性は十分あると思われるので、参考までに以下にレポートをしたいと思う。

パート1:『まあ、楽勝だな・・』

 某大学病院の受付に13:00に到着。大学病院までのバスを間違ってしまい、時間を大幅にロスする・・というアクシデントはあったが、手続きは粛々と完了。さすが、大学病院はシステマティックだなあ・・と感心しつつ病室に向かう。

 この病院の病室はグレード別に、個室タイプA→個室タイプB→差額ベット4人相部屋タイプ(約5,000円+)→通常4人相部屋タイプとなっている。私は、個室タイプBであった。当初は差額ベット4人相部屋タイプの予定だったのだが、そこに急遽予定外の人院があり、はじき出された私に相部屋価格で個室を使わせてくれる・・・ということになったらしい。

 これはラッキーである。病室は最上階で景色もバツグンであり、なんだか高級ホテルに宿泊しているような気分だ。しかも若い看護師さんが、『困ったことがあったら何でも言って下さいね!』なんて、優しく笑顔で言うものだから、すっかり極楽気分である。

 最初の検査は、少々心配していたCTスキャン検査。しかし、何の苦痛もなく終了。点滴で撮影剤を体内に注入するのだが、体が若干ポカポカするくらいで全く問題は無し。一番恐れていたのは胃カメラ検査の実施であるが結局実施せず。私は『胃カメラ検査恐怖症』なので、これでいっぺんに気が楽になった。

 18:00からの夕食も予想を大きく裏切りかなり美味。『こりゃあ、楽勝だな。へへへ・・』と、期せずして舞い込んだ休日を楽しむがごとくのルンルン気分で21:00に眠りについたのである。

パート2:『あのですね・・・、痛いんですけれど・・』 

 入院2日目も気分良く6:00に起床。シャワーを浴び、夕食同様に美味な朝食を食べ、後は病院内に併設している本屋で購入した文庫本を読みながら検査を待つ。なにせ、『胃カメラ検査』を回避できたのだから、もう怖いもの無しである。『入院までして、全く大袈裟だよなあ・・』なんてつぶやきながら、ひたすら検査時間を待つ。

 そしていよいよ12:30に検査開始。まずは点滴をセット。『何で、点滴されるの?』と聞くと、明日の昼までずーっと、この状態とのこと。ここで、少々不安がよぎる。しばらくの間ベットに横たわっていると、検査担当の医師が登場。『大体、1時間くらいで終了しますから、頑張って下さいね』とか言われる。

 1時間? 10分の間違いじゃないの?頑張るって、何を頑張るの? と、不安が更に大きくなる。言われるままにうつ伏せとなり、そのままの姿勢で待機。その後、アシスタントスタッフ2名と共に、超音波エコー装置が搬入されるが、ここでアクシデント発生。装置のプローブと称するアタッチメントが認識されない・・らしい。

 何だかハードディスクが認識されない・・みたいなことのようだ。こっちはうつ伏せのままなので詳細が良く把握できない。担当の医師は『変だなあ・・。こうかな?あれ、動かないなあ・・。こうかな・・(ボキ!)。・・・あれ!まずい。ちょっと、これまずくない?うーん、代わりの取りに行ってくれない?』・・みたいな事を言うのである。

 オイオイ、大丈夫かよ?・・・と更に不安は高まる一方である。そうこうしているうちに、プローブとかいうのもどうやら認識されたらしく(何だかなあ・・)、いよいよ検査開始かと思ったら、なんと着替えと消毒を開始する・・と言うのだ。

 おもむろに着替え始めた彼らの作業着は、あのブルーの手術着そのもの。たかが検査なのに、貴殿達の服装は一体何なのですか? 大袈裟過ぎやしませんか? 冗談はやめてください・・。

 不安はグングンと高まる。加えて、消毒作業に合わせて、私の上には次々に布が被せられるのだ。しかも、その布は腎臓の部分だけが開いているのである。何なんだ・・。これではほとんど外科手術ではないか・・・。

 この段階で不安は一気に恐怖に変化する。脈拍数は上がり始め、呼吸も荒くなってくる。『さあ、始めましょう!!』と医者は明るく言うが、こちらは既にビビり切ったオッサン状態と化している。もう、全身に無駄な力が入りまくりである。このまま、ゴルフのティーショットしたら、確実にOBであろう。

 最初に麻酔注射を打たれる。チクとはしたがそれほど痛くない。良かった。助かった。神様ありがとう・・と思ったのも束の間。第二弾の麻酔注射を打たれる。第二弾は第一弾とは全く違う感触であった。何だか太く尖った物が、背中からズンズン挿入されてゆく。何とも表現できない不気味な痛みを伴う感触である。

 これはマズイ・・・と思った瞬間、明らかに腎臓近傍にこれまでの人生で経験したことがない類いの痛みが走る。『あのですね・・、痛いんですけれど・・』と心で叫ぶ。これはマズイぞ・・・。情けないことに、既に半泣き状態である。

 どうやら、麻酔注射は第二弾までのようで、いよいよ腎臓組織の採取である。採取方法は石油掘削のパイロットボーリングのようなイメージであろうと、勝手に想像していた。したがって、麻酔注射であの騒ぎなのだから、どんなことになるのか?この時点で、既にビビり切りの全泣き状態である。全身に力は入りまくり、じっとりと汗が出始める。

 医者は超音波エコー装置を駆使して、掘削位置を探索している。彼の『うーむ。深いなあ。やっかいだなあ』の一言で、私は数分後の自分の運命を瞬時に悟った。医者は、『じゃあ、挿入しましょう・・・』とスタッフに言うと、どうやら採取機器を私の背中に挿入している(らしい)。

 もう、アワワワワワ・・・状態である。息が苦しい。医者は『ウーム。深いな。もう一回だな』と言う。そうですか?もう一回ですか・・・。やさしく、お願い。痛くしないでね・・・、先生。・・・先生、先生、それは先生ぇぇぇ。もう、ヤケクソである。

 結局、この作業が計6回繰り返された。私の背中の皮下脂肪が厚いらしく、通常より採取が難しかった・・というのが原因である。事前に言ってくれれば、しっかりとダイエットして絞った体で検査を受けたのに、まさに後の祭りである。採取作業終了時には、既にヨレヨレで息も絶え絶え。

 ちなみに、最長掘削距離は約12cmとのこと。これを聞いた瞬間に失神しそうになる。

 まだ、何かされるはずだ・・・とすっかり疑心暗鬼になっていた私だが、幸いにして作業はこれで完全に完了したようで、医者達は既に撤退作業を開始していた。撤退は驚く程、早かった。傷口まわりにテープをベタベタ張られて仰向けの状態となり、採取作業は終了となった。

パート3:『・・・横を向けるなら、死んでも良い』

 茫然自失のまま天井を見つめていたが、徐々に安堵感が芽生えてきた。何とか助かった。あとはひたすら寝て、この恐怖体験を忘れ去るのだ・・とばかり、必死に寝ようとするのだが、昨夜はリゾート・ルンルン気分で惰眠を貪ったせいで、全く眠くならない。

 そうこうしているうちに、徐々に背中と腰が痛くなってくる。何せ、寝返りどころか、横を向くことさえ禁止状態である。これは、キツイ。眠りたい・・、でも眠れない・・状態と格闘すること4時間半。やっと、18:00に夕食である。既に、背中、腰は耐えられない程痛い。夕食時には30度程度ベットを起こすことが許可される。

 しかし、ほとんど焼け石に水である。必死の形相で夕食を食べる。美味なのが唯一の救いだ。

 夕食後、またひたすら仰向け状態で背中、腰の痛みと闘う。つらい。本当につらいっすよ。これ。しかも、1/100の速度で進行しているのではないか?と思われるくらい時間の進みが遅い。痛い。『・・横向けるなら、死んでも良い』と思わず心で叫ぶ。そして、この状態が翌朝6時まで続いたのである。

・・・とここまで書いてきて疲れた。後半は次回とする。後半も苦難の連続なのである。

 さて本来のレコード紹介を忘れてはいけない。仰向けの苦難の時間を忘れさせてくれたのが、iPhone5と音楽だ。やはり、音楽はいいなあ。今回御紹介するのは、この際に久し振りに聴いたデオダートのライブアルバム。購入は1978年。

 アイアート・モレーラのライブとゴチャゴチャになっていて、購入した当時も何だか良くわからなかった。このアルバムにも収録されているSpirit of summerが素晴らしい。

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# by crossovermiddle | 2012-11-25 15:59 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_22244621.gif 我が湘南ベルマーレのJ1昇格が決定してしまった。全く、ビックリである。サッカーというのは本当にわからない。3年前の昇格の際はかなり入れ込んで各方面から顰蹙を買ったが、今回は全く情報発信すらしていなかった。

 理由は、『絶対に昇格できるはずがない』というコア・サポータ大失格の意識で対応していたためである。2009年にJ1昇格争いを薄氷を踏む思いで勝ち抜いたが、翌年2010年のJ1参戦は惨憺たる有様でJ2に速攻で降格決定。昨年2011年は失意のどん底でJ2中位に低迷し、昇格の立役者だった反町監督の契約満了、主力の放出・・・という事で、今年2012年は全く期待できなかったのだ。これは他のサポータも大なり小なり同様だったはずだ。
  
 しかしである。大方の予想に反して、開幕から快進撃を続け、中盤、終盤に結構もたついたものの、最終的には逆転昇格決定というドラマチックな展開になってしまった。平塚市周辺は予想もしない突然の吉報に大盛り上がりである。

 『常に攻撃』というベルマーレ平塚時代を彷彿とさせる積極的な戦術を掲げて、シーズン全てを戦い続けた姿勢はたいしたものだ。開幕当初は『この戦術ではいずれ力尽きる』と見られていたが、若い選手が大化けして最後まで突っ走ってしまった。これは、凄い。

 2009年は『選手が無理をして壊れながら昇格』したため、翌年の昇格後は主力がケガ等で全く機能しなかった。しかし、今回は違う。下馬評では前回同様に最有力の降格候補ではあるが、ひょっとするとクールに残留するのではないかと期待してしまう。来年が楽しみだ。

 さてウキウキ気分で紹介するのは、1970年頃に大ヒットしたPickettywitchのThat Same Old Feeling。この曲である。私と同年配の連中はきっと知っている曲だ。この動画は強烈に『70年代』していてすさまじい。バックで踊っているオネーチャン達の仕草が懐かしい。

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# by crossovermiddle | 2012-11-12 22:34 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_1256226.jpg またカシオペアが再結成されたらしい。以前の活動休止も全然知らなかったが、今回の再結成も全然知らなかった。偉そうに大ファンだと公言していても、この体たらくである。

 オフィシャルサイトの内容を見ると、向谷氏が脱退して大髙清美さんという私好みの女性が参加していることになっている。向谷氏の投げやりなコメントを見ると、どうもこのバンドは見かけほど人間関係が良くないのだろうなあ・・と思えてきた。

 バンドの維持というのは難しい。趣味と親睦が活動目的であるアマチュアバンドでさえも人間関係で結構苦労するのだから、ビジネスとして活動展開するプロのバンドの維持はかなり大変だろうと推測する。よほど気が合わないと維持は難しいのだろうなあ。

 ともかく、カシオペアとは青春時代から35年以上にわたってつきあってきたのだから、今後も何とか上手く活動してもらいたいものである。ちなみに、大髙清美さんというキーボーディストの存在は非常に興味深い(ミュージシャンとしても女性としても・・)。一度、こじんまりとしたライブを見学に行くつもりである。

 さて今回はカシオペアとは全く無関係な、ポール・サイモンのグラミー賞受賞アルバム『時の流れに』である。購入時期は忘れてしまったが、1983年頃か・・・。アルバムは1975年の発売であるが、喧嘩別れした(・・らしい)相棒のアート・ガーファンクルとの復活デュエット曲なんかを盛り込んで話題作りしたことが奏功して爆発的なセールスを記録した。

 ポールの個人キャリアにおいては、最大のセールスとなっているらしい。A面1曲目のアルバムタイトル曲『Still Crazy After All These Years』から、度肝を抜かれるようなクオリティだ。特にA面は凄い。

 このアルバムのパーソネルは、スティーブ・ガッド等を初めとした当時の超一流スタジオ・ミュージシャンのオンパレードであるが、スタジオ・ミュージシャンのパフォーマンスがある程度前面に出て評価されたアルバムの先駆けのような気がする。とにかく素晴らしいアルバムであり、当然のように一家に一枚は責務であろう。

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# by crossovermiddle | 2012-10-21 13:23 | 音楽全般 | Trackback

小さな体験__郷ひろみ

b0021712_2223257.jpg 日本が生んだ不世出のスーパアイドル 郷ひろみのデビュー2曲目。別に奇をてらって紹介する訳では無いが、最近精神が不安定なのと、本日伊勢神宮参りを敢行したこともあって、急遽テーマとして取り上げた次第だ。

 この曲ですね。郷ひろみは私より一歳年上のくせして、ふざけたことに未だかなり若々しい。そう言えば、最近また再婚したらしい。相変わらず、モテモテで羨ましいですね。

 さてこのyoutubeの懐かしい歌声を聞くと、実に下手だ。しかも、間奏のエレキギターソロが想像を絶するトンデモフレーズで呆然となるのだ。そんな、訳のわからん曲を紹介するのは理由がある。

 この曲は、私が高校1年だった1972年11月に発表されて中ヒットしたわけであるが、実は近所の歯医者の可愛い年上のお姉様達がこの曲がラジオから聞こえてくると、『・・・知らないフリしているんだよ。いいね』という歌詞フレーズをみんなで合わせて口ずさむのだ。

 これは、子供心(高校1年は子供じゃないか・・)にも相当セクシーだった。この時の記憶が、50歳過ぎても強烈に残っているのだ。あのお姉様達は彼の大フアンだったんだろうなあ。彼も、私もあと数年もすると60歳になるわけだし、あのお姉様達はとうに還暦を過ぎているはずだ。時の経つのは早い。

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# by crossovermiddle | 2012-09-29 22:19 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_9454888.jpg セミの鳴き声に根性が入らなくなってきた。糞暑い夏ももう少しの辛抱である。ロンドン五輪も終了してやっと落ち着いてきたと思ったら、今度は近隣諸国との焦臭いスッタモンダだ。景気も不透明だし、シャープは破綻しそうだし、相変わらずムードは上向きにならない。

 このようなセンチメンタルの時は、恒例のアイドル話が適切であろう・・ということで、私の永遠のアイドルである林寛子ちゃんのお話。

 実は先日、『雪が谷大塚』駅近傍に彼女が経営している飲食店が存在している旨の情報を入手した。

 早速Webで関連情報を収集したところ、どうやらその店はカラオケパブのようで、なんと寛子ちゃん本人が店に出ることも多々ある・・というではないか!!!

 雪が谷大塚駅は遠くはない。沿線近傍に住居を構える同僚も何人か居る。会社帰りに立ち寄ることは物理的・経済的に十分可能だ。こうなると、『これは行くしかないのだな?そうなのだな?当然行ったのだな?』と読者諸兄は熱く拳を握って次の展開を期待するであろう。

 しかし、結局は未だにその店の半径1km以内にも接近できていないである。50歳半ばも過ぎて、情けないことに勇気がでないのだ。一度も実物を見たこともない永遠のアイドルにいきなり出現されてしまったら、正気を維持する自信が全くない。

 しかも、彼女もすでに53歳で孫までいるという状況であり、青春時代にあこがれたスミレのようなイメージが瓦解する公算は極めて高いのだ。しかし、行ってみたい。でも、決心がつかない・・・・。悩める高校生のような状況のまま、今に至るのである。

 Webによると、一部のオッサンは突撃を敢行して、本人に遭遇したりして『良かったあ・・』なんてレポートしているのである。こいつらの辞書には、デリカシーという単語はないのか?・・と悔し紛れに叫んだりしているのだが、きっと精神安定剤でも大量に服用してラリラリ状態で突撃しているはずなのだ。

うーむ。アイドル道は厳しく、深い・・。

・・・ということで、今回は彼女の最大のヒット曲である『素敵なラブリーボーイ』。本件についてのこの関連サイトで作詞者のインタビューが掲載されているが、実に適切な内容である。素晴らしい。

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# by crossovermiddle | 2012-08-26 10:11 | 音楽全般 | Trackback

E-mail: bzfallvalley@gmail.com


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