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Aerosmith__Aerosmith

 b0021712_21321518.jpgエアロスミスは私の音楽人生において接点がほとんど無いバンドの一つである。アメリカを代表する大バンドであり、デビュー年(1973年)を考慮しても、何らかの関わりがあっても良さそうなものなのだが全く聴いた記憶がない。

 メインボーカルのスティーブン・タイラーオヤジの口がデカすぎてビジュアルが生理的に合わなかった事もあるが、それにしてもこれだけの大バンドを聴いた事が無いと言うのはちょっとマズイ・・・と考えた。・・・という事でデビューアルバムである本アルバムをじっくりと聴いてみたのである。

 1曲目から何だか迫力が無いなあ。デビューアルバムだからかな?ふーん。予想外のサウンドが出てきたので、事情をネットで色々と調査してみた。
種々の情報によると、どうやらデビューアルバムは最初は評価されなかったようだ。理由は下記の通り。

・当時はローカルバンドに過ぎなかったエアロスミスはレコード会社のプロモーションを得られなかった
・録音がショボかった

 つまり、余り期待されていなかったという事のようだ。しかし、各種情報によるとA面3曲目「Dream On」を無理矢理シングルカットしたら、意外に地元エリアで受けて、それから徐々に事が良い方向に転がって行ったらしい。なるほど。そうですか。・・・という事で、件のDream Onをじっくりと聴いてみた。

 うーん。そんなに良い曲かね?作者はボーカルのタイラーオヤジのようだ。当時は、このようなコード進行のロックが流行っていたような記憶がある。何となく、この曲のコンセプトはGFRに似ているなあ。しかし、A面4曲目はまたガラっと曲調が変わるのだ。どうも、このバンドの本質はこっちのような気がする。ストーンズにも似てるな。

 ・・・という事で、本アルバムを含めて3枚目まで聴いて得られた結論は、自分の好みとはちょっと違うサウンドである・・という事である。なるほど、接点が無いのもうなずける。多分、初期の段階で食わず嫌いになったのであろう。その後に大バンドになってゆく彼等を全く無視していたわけだ。食わず嫌いとは困ったものである。



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by crossovermiddle | 2017-07-31 22:06 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_12143265.jpg 昨夜、日比谷にある知人の仕事場(事務所)に行って、同世代のオッサンによる「酒飲みながら適当にボサノバを中心としたラテン曲を演奏しつつ、世相を斬る」という恒例のイベントを敢行した。

知人以外の事務所の連中にとっては迷惑この上ない話だとは思うが、既に5年近くやっているので皆さん諦めているようだ。演奏する場所は立派な会議室である。

 通常、この事務所では日夜極めて高度な知的作業がなされているのだが、知人のワークスペースにはガッドギター2本、アコースティックギター1本、ベースギター1本、キーボード1台、ギターアンプ1台、ベースアンプ1台、ミキサー1台、ダイナミックマイク1本が常備されている(ドラムスはさすがに不可能であった)。多分、他には類を見ないような極めて特殊な環境である。

 しかし、我々にとっては高い金出してスタジオ借りる必要が無いので非常にありがたい環境でもある。せめてもの罪滅ぼしとして、いつものように平塚駅前で御土産のお菓子を購入し持参した。

 さてそのような中で始まった恒例のイベントであるが、いつものように「カポダスト問題」が発生した。カポダストを知らない人は少ないと思うが、念のため若干の説明を加える。

 カポダストというのは主にアコースティック系のギター演奏で用いられるポピュラーな道具で(下部添付の写真を参照されたい)、ギターのネックを強力なバネ力を利用したバーで挟む・・・という利用方法になる。

 何でこんな事をするのか?と言うと、例えば写真のようにギターの1フレット目をカポダストで挟むと、ギターの解放弦の音程が半音上がるのである。まあ、当然であろう。2フレット目をカポダストで挟むと1音上がる。

・・・で、そうなると何が良いのか?と言うと、例えばCキーのコードと同じ指の押さえ方で、C♯、Dのキーによる演奏ができてしまうのである。当然、全てのフレットを挟めるから、全てのキーの演奏をCキーのコードと同じ指の押さえ方で演奏ができることになる。

 まあ、便利な道具ですね。私と同世代のフォーク大好きオッサンは「解放弦を利用した標準的なCキーのコードしか押さえられない」という人が多いので、カポダストは実に便利な道具なのだ。プロでも、フォーク系の弾き語りの人は良く利用するし、解放弦の響きを積極的に表現したいロック・ミュージシャンも利用する場合がある。

 このようにカポダストという道具はギター演奏には便利な道具なのだが、一方で演奏技術の進歩を阻害するという側面がある。昔の演奏至上主義の時代には「カポ上げミュージシャン」という少々侮蔑に似た呼称があった。

 また、カポダストは当然のことながら1フレットより上部には挟むことができないから、それ以上はキーを下げる事ができない。したがって、G~Bあたりのキーに適用するのは少々難しい・・という側面もある。

 昨日参加した同世代オッサンも典型的なフォーク世代オッサンなので、当然のようにカポダストを多用する。自分一人で演奏する分には12フレットにカポ挟もうが勝手にやってくれれば良いのだが、バンド演奏・・となると前述の「カポダスト問題」が発生するのだ。

 このカポダスト問題は、新しい曲にチャレンジする場合に発生する事が多い。昨夜のケースでもカポダスト・オッサンが「新規にこの曲やりたい」と譜面をコピーして持参してくれたのだが、これが他のメンバーにとっては問題なのだ。

 カポダスト・オッサンの持参する譜面は歌詞の上にコードが記述された譜面だが、ほぼ例外なく「+3カポ」みたいな記載がある。記載されているコードは全てCキーのお馴染みのコードだ。

 この譜面によると、Em7と記載されている部分は実際は1.5音キーが上のGm7となっているのだ。カポダスト・オッサンは慣れ親しんだEm7を弾けば良いが、それ以外の演奏者はEm7⇒Gm7にリアルタイムで変換して演奏しなければならない。
 
演奏する前に、各演奏者が自分が分かり易いように各コードを実際のキーに変換して追記すれば良いのだが、なにせ演奏しているのがラテン曲である。ただでさえコードチェンジも多く、♭9、♯11やらがグチャグチャと記述されているオリジナル譜面に新たなコードを追記するのは精神的にも無理がある。

 ・・という事で、他の演奏者はしばし「うーん」と考え込むのである。これが「カポダスト問題」である。

 このカポダスト問題については解決策は「必要に応じて実際のコードを追記」する事が一番である。しかし、ライブ酒場なんかで適当に演奏している時に、それができるか?というと少々疑問なのである。

 もっと良いのは、件のカポダスト・オヤジが「カポダスト用の演奏コード」と「実際の演奏コード」を併記して譜面を作成してくれる事だが、私の長い人生においてはそのような事は一度も無かった。したがって、楽器演奏者の端くれなら何らかの解決策を自力で見出す必要がある。今回は長くなったので、それについては次回以降?に・・・。

 さて今回紹介するのは、昨夜「カポダスト問題」に正に直面した名曲「Mas Que Nada」が収録されているセルジオ・メンデス・ブラジル'66の一作目のアルバム。ラテンテイストな曲を非ラテン系の地域に売り込むための秀逸なアレンジを施している点が特徴である。A面一曲目の「Mas Que Nada」は世界中で大ヒットし、日本でも同様に大ヒットした。

 ボサノバというよりはサンバであるが、実に素晴らしい曲である。私と同世代の人達は間違いなく耳にした事のあるサウンドであろう。個人的には「タン、ツ、タタン・・・」というパターンが延々と続くサンバのリズムは非常に好きである。

 A面二曲目の「One Note Samba 」も超有名なラテン曲であるが、本作でのアレンジはかなりポピュラー寄りだ。この辺りは一つのアプローチとして素晴らしいとは思うが、地の素朴なラテン曲もじっくりと聴くとまた別の魅力を知る事ができると思う。ラテンミュージックは実に奥深い。
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by crossovermiddle | 2017-07-12 23:30 | 音楽全般 | Trackback

Gentle Giant__Gentle Giant

b0021712_20020830.jpg 湘南ベルマーレはアウエー大分で超消耗戦を闘いドロー。福岡が敗退したため、なんと首位である。うーむ。そして、わが平塚市では昨日から3日間にわたる灼熱と阿鼻叫喚の祭典「平塚七夕祭り」が開催されている。

 恐ろしくて、平塚駅周辺にはしばらく近づけない。今年は珍しく3日間とも好天なので、数十万人も集客する会場周辺の蒸し風呂状態は想像を絶するのだ。何事もなく平穏のうちに終了してもらいたいものだ。

 さて今回は英国発のプログレッシブ・ロック・バンドであるGentle Giantのデビューアルバム。A面一曲目から何とも複雑怪奇な構成だ。私の大好きなメロトロンも登場してくるなあ・・・。いやはや・・・。本アルバムの発表は1970年だから遥か昔である。

 黄金の70年代に音楽にドップリ浸かった私であるが、Gentle Giantは全く馴染みが無く、本デビューアルバムも聴いた事がなかったのだが、いやはやビックリするようなサウンドだ。ジャケットも強烈だがサウンドも強烈である。当時はこんなサウンドでもビジネスになったんだなあ・・・と少々考え込んでしまった。

 メンバーは全員が英国屈指の腕利きミュージシャンらしい。たしかに、こんなクルクルパーみたいな構成の変拍子曲をトランペットやらバイオリンやら織り交ぜて演奏しちゃうんだから凄い。しかも、どうやらこんなクルクルパーみたいな構成の変拍子曲をライブで演奏していたらしい。

 サウンド・コンセプトはキング・クリムゾンに良く似ていると思う。クリムゾンはロバート・フィリップという個性の強いギタリストの演奏がメインであるが、こちらの方はとらえどころのないサウンドであるとも言える。うーむ。難しい…。だが意外と聴き応えはあるなあ・・・。

 とにかく、久しぶりにThe プログレみたいなサウンドを聴いたので頭が痛くなった。2017年時点でこのグループのサウンドを若い人が聴くイメージを全く描くことができない。

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by crossovermiddle | 2017-07-08 21:21 | 音楽全般 | Trackback

芽生え__麻丘めぐみ

b0021712_13032067.jpg 昨夜、湘南ベルマーレは当面の宿敵である名古屋グランパスエイトにホームで2-1で辛勝した。辛勝ではあったが平塚BMWスタジアムの雰囲気は最高で、地域住民同士の連帯感を存分に味わう事が出来たのである。

 湘南と名古屋は共に昨年のJ1リーグチームというそれぞれのプライド・意地もあろう。特に、名古屋はJ1でもチャンピオン経験のある金満・名門クラブであり、昨年のJ2降格決定は湘南が引導を渡した・・という因縁もある。

 したがって、試合前から名古屋サポータの根性の入れ方は尋常ではなく、熱いサポート合戦も含めて実に優れたエンターティメントとなった。私の周りにはサッカー愛好者は沢山いるが、ほとんどの人が「サッカー ⇒ 日本代表」である。別にそれはそれでも良いけれど、地元チームを応援する・・というJリーグサッカーの楽しさも知ってもらいたいものだ。

 余りにも気分が良いので、”落ち込んでいる時”に聴く麻丘めぐみさんの「芽生え」が今回のテーマ。落ち込んでいる時に聴いても癒されるのだから、気分が良い時には最高である。

 1972年06月05日に発売されたこの曲は、麻丘めぐみさんのデビューシングル曲。彼女は3曲目の「女の子なんだもん」でステップアップし、5曲目の「私の彼は左きき」で決定的な人気を獲得する。したがって、麻丘めぐみ=私の彼は左きき・・という同世代のオッサンは多い。

 3曲全てが天才筒美京平氏の作曲であるが、楽曲のクオリティという点では個人的にはダントツで「芽生え」である。イントロがまず最高だ。トライアングルとドラムスのコンビーネションから1970年代青春歌謡の定番であるストリングス、そして青春歌謡の超強力兵器:哀愁のハーモニカが加わる。素晴し過ぎる。

 そして、「もしも、あの日、あなたにい・・・、会わなけれえっば・・・」と歌う麻丘氏の歌声、良いですなあ…。情報によると、サビの麻丘氏の涙声チックな歌唱は天才筒美京平氏のアドバイスらしい。そんなエピーソードを知ると、本当に筒美京平という人物は天才なんだなあ・・とつくづく思う。

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by crossovermiddle | 2017-07-02 13:55 | 音楽全般 | Trackback

Beatles For Sale__The Beatles

b0021712_21182800.jpg ビートルズが1964年の年の瀬に発表した4枚目のアルバム「Beatles For Sale」は不思議なアルバムだ。前作の「A Hard Day's Night」が全曲オリジナルでビートルズの楽曲制作能力を大いに示したのに、本アルバムは14曲中6曲がカバーである。1曲くらいのカバーならわかるが、6曲ってどういう事なんでしょうね?

 当時のビートルズは「偉大なアーティスト」ではなくて、映画、レコードセールス、コンサートで金を生み出すマシーンのような扱いだったので無理やり(カバー的な)アルバムを作らされたのかしらん?と勘ぐってしまう。ジャケット写真のメンバーの顔つきも何となく疲れているような気がしてならない。

 ともかくどのような制作経緯があったのかはわからんが、個人的には好きな曲が沢山収められているアルバムだ。全体的にポール色が弱いが、彼が書いた「I'll follow the sun」は実に素晴らしい曲である。大学生の時に初めて聴いてスゲー曲だなあ・・と感動した。ビートルズってスゲーなあ・・・と思ったが、まあポールがスゲーのである。この曲を聴くと、ポールの才能はともかくスゲー・・と思う。

 A面1曲目の「No reply」も素晴らしい。これも、実質的にポールが書いたんだろうと思っていたのだがジョンの曲らしい。ジョンの才能は良くわからんなあ・・。フェード・インと言う奇妙な方式で始まる「Eight days a week」も素晴らしい曲である。これも、ポールが書いたんだろうと思っていたら、どうやらこれもメインはジョンらしい。うーん。このグループは良く分らんなあ・・。

 ものの本によると、ビートルズはアメリカのカントリー、ロカベリー、フォークみたいのを自分たちで再構築している例が多いらしいが、このアルバムではそれが顕著である。ボブディランの曲のコンセプトも結構パクッているらしいが、私はディランを全く知らんので、どこにどのようにパクられているのか?がさっぱりわからない。

 とにかく、このグループはアイディア豊富で感性の間口が広かったのでしょうなあ…。このアルバムに収められているカバー曲の中では「Mr.moonlight」が大好きである。この曲もポールが書いたのだろうと思っていたら、ジョンでもなくてカバー曲だと知ってびっくりした。ビートルズは奥が深い。


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by crossovermiddle | 2017-07-01 02:12 | 音楽全般 | Trackback

E-mail: bzfallvalley@gmail.com


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