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How About This___タモリ

b0021712_1105114.jpg私が大学時代から信奉しているタモリ氏の何とも不可思議なアルバム。購入は1987年頃。有名な「4ヶ国麻雀」のような面白ネタ満載のアルバムを期待して購入したのであるが、全く予想とは異なる内容で驚愕したのを覚えている。本アルバムにはタモリ氏が得意とする面白ネタは一切ない。極めて真面目なジャズ・イージーリスニング・アルバムなのだ。全曲タモリ氏の作曲であり、作詞も彼が手がけているという徹底振りだ。サウンドプロデュースとアレンジはプレイヤーズの鈴木宏昌と松木恒秀が行っている。彼等は日本テレビの土曜日に放映されていた「今夜は最高!」でタモリ氏と共演していた面子なので、この番組が関連したアルバム企画なのかも知れない。
参加ミュージシャンは一流どころであり、サウンドのクオリティは相当高い。さすがに、タモリ氏のボーカルやトランペットソロは少々難があるが、それ以外は実に素晴らしいサウンドである。このアルバムは仲間内で企画的アルバムとして制作されたとしても相当な力作である(ビジネス的には苦しかったとは思うが・・)。「笑っていいとも」のタモリ氏のパフォーマンスしか知らない人が本アルバムを聴けば彼の才能に感心すること請け合いである。しかし、本当に彼は才人だ。
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by crossovermiddle | 2005-01-31 01:11 | 音楽全般
b0021712_142244.gif1978年当時のフュージョンシーンの第一線で活躍していたミュージシャンが集まって制作された伝説的な企画アルバム。購入も1978年である。参加ミュージシャンを以下に列記するが、何とも豪華なメンバーだ。
村上秀一(ドラムス)、鳴瀬善博(ベース)、難波弘之(キーボード)、中村哲(サキソフォン)、野呂一生(ギター)、大村憲司(ギター)、和田アキラ(ギター)、松原正樹(ギター)、ペッカー橋田(パーカッション)、齋藤ノブ(パーカッション)、細野晴臣(スティールドラム?)
 今となってはサウンド的には特別驚くようなことはないが、30年近くも前のプロジェクトであり、当時このアルバムを初めて聴いた時は「これから何かが起こるんだろうなあ」というような感銘を受けたことは確かである。B面の1曲目はエンディングギターソロで和田アキラと野呂一生の貴重な速弾きバトルを聴くことができる曲だ。正直に言うと、実は本アルバムはこの速弾きバトル以外は余り面白くないのだ。
 大御所カシオペアの野呂氏もプリズムの和田師匠も、本アルバム当時は「期待の新人ギタリスト」扱いである。ライナノーツに記載されている野呂氏関連の文章を参考までに下記紹介する。和田師匠も野呂氏も私と同じ学年だが、下記の文章を読むと30年の時間の流れを感じてしまう。
「このアルバムの参加メンバーの中では最年少の彼ではあるが、若手クロスオーヴアー・グループのなかで、プリズムに次いで話題を呼んでいる、カシオペアのギタリスト兼リーダーで、彼のグループでも‘79年春LPデビューする。緊張しながらも勢いよく弾きまくっており、そのナイーブな感覚と哀愁を帯びたギター・フレーズは、若さに似合わず気持ちを落ち着かせてくれるプレイをくりひろげている」
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by crossovermiddle | 2005-01-30 01:01 | 音楽全般

ChicagoⅥ__Chicago

b0021712_22282190.jpg アルバムジャケットが何とも印象的なシカゴの6枚目のアルバムである。大学受験でヒーコラ言っていた1974年に購入した。前作と比較すると本アルバムは明らかにポップな感じの曲が多い。
 爽やかなピアノとボーカルが印象的なA面1曲目の「お気に召すまま」や2曲目の「君とふたりで」はとても親しみやすいポップな曲だ。3曲目の「愛しいお前」や4曲目の「ジェニー」もこれまでのシカゴサウンドとは違った印象を受ける曲である。A面最後の「輝ける未来(→何なんだ?この邦題は・・)」はタワー・オブ・パワーを彷彿とさせるファンキーなサウンドでとても大好きな曲だ。B面1曲目の「誰かが僕を」は不思議な雰囲気をもった曲で、シカゴの新たな面を示している。2曲目の「ハリウッド」は本アルバムの一番の聴き所ではないだろうか?曲ラスト付近のピート・セトラのベースラインは鳥肌が立つほど素晴らしい。3曲目の「明日への願い」はピート・セトラ作の何だか良くわからない実験的な曲である。ライナーノーツで小倉エージ氏はこの曲を絶賛していたが、個人的には嫌いだ。4曲目の「自由の扉」も少々たるい。アルバム最後の「愛のきずな」はオーソドックスなシカゴサウンドで、とても爽やかな曲である。
 本アルバムでは全編を通してシカゴの最大の特徴であるブラスセクションがかなり引いたサウンドになっており、全くブラスがフューチャーされていない曲も多い。全米NO1に輝いたアルバムではあるが、米国のファンも当時は少々戸惑っただろうなあ。
<A面>
お気に召すまま、君とふたりで、愛しいお前、ジェニー、輝ける未来
<B面>
誰かが僕を、ハリウッド、明日への願い、自由への扉、愛のきずな
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by crossovermiddle | 2005-01-29 22:33 | 音楽全般

Live Stock___Roy Buchanon

b0021712_14181913.jpg エリック・クラプトンなどから一目置かれているブルースギタリスト ロイ・ブキャノンのライブ・アルバム。購入は1976年頃。ライナーノーツを読むと、録音は1974年のニューヨークで行われている。ロイ・ブキャノンのギターを中心として、ボーカル、ベース、キーボード、ドラムスの構成で演奏されている。購入当時、各メディアで「ロックギターを愛するものは一度は聴かなければいけない」との紹介があり、ロックギターを愛するものとして購入した訳だ。本アルバム購入当時はクロスオーバ少年だったのでこの手のサウンドは少々敬遠していたのだが、今はブルースオヤジになっているので実にしっくり来るのだ。
 25年振りくらいに聴いたと思うのだが、実に素晴らしい演奏である。演奏のキーピッチも合っているので、一緒にギターを演奏すると更に気分が良くなるだろう。曲目は以下の7曲であるが、A面3曲目、4曲目の演奏は実に素晴らしい。ブルースギターのお手本のような演奏である。
<A面>
Reelin' and Rockin'、Hot Cha、Further on up the Road、Roy's Bluz
<B面>
Can I Change My Mind、I'm a Ram、I'm Evil
 本アルバムのライナーノーツは今野政司さんという人が書いており、内容的にも非常に面白いのだが、ロイの愛器であるフェンダー・テレキャスタの使用ピックアップにまで言及しているのには驚いた。
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by crossovermiddle | 2005-01-29 14:18 | 音楽全般

Elegant Gypsy___Al Dimeola

b0021712_23374815.jpg チック・コリアのグループで活躍していたギタリストのアル・ディメオラのリーダ2作目。アルバム購入は1978年。「やっと出たぞ」と言った感じの大本命超速弾きギタリストである。一作目も所有しているのだが、行方不明になってしまった。さすがに妹には奪われていないと思うのだが・・・。ともかく、このアルバムは日本でもかなりヒットしたらしい。特に、超絶フラメンコギタリストであるパコ・デルシアとのデュオ・アコースティクギター・バトルである「地中海の舞踏」はギターフリークの間では結構有名な曲となっている。
以前からしつこく述べているが、当時の私は速弾きギター命であった。しかし、アル・ディメオラのフレージングはどうも好きになれずのめり込むことができなかった。特に本アルバムはスパニッシュな曲が多く、フレージングもペンタトニック一発と行った感じでどうも良い印象がなかった。
 今回デジタル化に伴いかなり久しぶりに聴いたのだが、意外に「良い」と感じた。年齢を重ねるにつれペンタトニックの良さがわかってきたからだろうか・・・。ヒシヒシ彼のギターにかける情熱が伝わってくるのだ。やはり、このオッサンのギターはメチャクチャ巧い。
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by crossovermiddle | 2005-01-26 23:39 | 音楽全般

旧友と会う

大学時代の友人と東京駅近傍の串焼き屋で会食した。この男とは同じ下宿で初めて会って以来、30年近くのつき合いとなる。滅多に会うことはないが、若い頃一緒にバカなことをやった仲間と会うのは楽しいモノである。
 現在、彼は地方のFM局の技術部長などという偉そうな仕事をやっているのだが、FM局の技術部長というと縁の下の力持ち的な仕事でつまらないのだろうなあ・・・と思ったら、予想に反して面白そうなのである。技術部長のくせに番組を作ったりしているらしいのだ。しかも、彼の趣味であるプログレッシブロック特集みたいな番組を作ったりするらしいのだ。・・・・なんだか、少し生意気ではないのか?技術部長は技術だけやっていれば良いのだ!と弱々しく言ったが、現在の私の仕事内容を考えると負け犬の弱々しい遠吠えである。しかも、彼にはミス何とかに選ばれたこともある美人でグラマーな優しいおねいさんのアシスタントもいるというのだ。・・・・人生は不公平である。
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by crossovermiddle | 2005-01-26 14:25 | 人生

Soft & Mellow___Herb Ellis

b0021712_0283975.jpgジャズギタリスト ハーブ・エリスの1978年録音のアルバム。スイングジャーナル誌の「ゴールドディスク」に選ばれている名盤のようだ。購入時期は全く記憶にないが、多分1985年頃だと思う。
この人の演奏スタイルはオーソドックスなジャズ・ギターでシングルトーンの演奏を主体にしている。ライナーノーツによると、コードワークに偏りがちだった当時のジャズ・ギターシーンにおいて、かたくなにシングルトーンでのフレーズに邁進していたのだそうだ。別に邁進しなくてもコードワークもやれば良いのにと思うのだが、こだわるファンが一杯いるのだろう。ふーん。彼のフレーズはかなりブルースを基調としており、白人ギタリストとしてブルースを良く知っているプレイヤーなのだと思う。B面2曲目としてアントニオ・カルロスジョビンのボサノバの名曲である「Wave」を取り上げているが、このあたりがアルバム名である「ソフト・アンド・メロウ」の理由なのだろう。オーソドックスなジャズギターの醍醐味を堪能できる一枚である。実に良い。
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by crossovermiddle | 2005-01-25 00:28 | 音楽全般
b0021712_13564773.jpgフュージョン系のサックス奏者であるグローバー・ワシントンJrのアルバム。購入は1985年頃。購入理由は記憶にないが、爽やかなサキソフォンサウンドを基調としたフュージョンを聴きたかったのだと思う。久しぶりに聴いたが本当に爽やかなフュージョンだ。爽やかだなあ。本当に。でも、ほとんど渡辺貞夫である。アレンジがラルフ・マクドナルドだが、この人はパーカッショニストなのにアレンジが好きなのだな。彼が作業をすると本当に同じようなサウンドになる。しかし、聴けば聴くほどナベサダだ。参加ミュージシャンは以下の通りだが、顔ぶれを見ると大体サウンドは想像がつくといったところだろう。ギターがエリック・ゲイルなので個人的には物足りない。
Grover Washington, Jr. Sax (Alto): Sax (Baritone):Sax (Soprano):Sax (Tenor)
Marcus Miller Bass
Richard Tee Fender Rhodes
Buddy Williams Drums
Anthony MacDonald Percussion
Ralph MacDonald Arranger:Conga:Producer:Drum Programming: Percussion
Steve Gadd Drums
Eric Gale Guitar
Anthony Jackson Bass
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by crossovermiddle | 2005-01-23 13:57 | 音楽全般

Surprise___プリズム

b0021712_292938.jpg以前のエントリーでも紹介したプリズムの5作目である。購入は1980年。4作目の2枚組ライブアルバム(これも妹に奪取された)の発表で一区切りついたのかどうかは知らないが、大幅なメンバーチェンジが行われている。オリジナルメンバーは和田アキラ(G)、渡辺健(B)のみになり、山下達郎のアルバムに必ず参加している青山純(D)と、若手注目ジャズプレイヤー(当時)であった佐山雅弘(K)が新たに加わった4人組となった。ちなみに、山下師匠のアルバムでいつもベースを演奏しているイトウコウキ氏はプリズムでキーボードを弾いていたイトウコウキ氏と同一人物なのだろうか?いつも気になっているのだ。
 さて、4人全員が技巧派プレイヤーとなり、極めて強力な布陣となっての本アルバム発表である。特に、前作のライブアルバムで突然メンバーとして存在感をアピールしていた佐山氏は本作でもその実力をいかんなく発揮している。個人的にはこのメンバーの時のプリズムが一番好きだ。曲目は以下のとおり。
<A面>
Full Moon、Back Street Jive、Upside Down、Karma
<B面>
Thoughts、I'm Telling You、Sbatotto、Unforgettable
 どれも、これも凄い演奏である。メンバーが少数精鋭になったせいか、演奏がよりダイナミックで高速化している。私の好むところである。しかも、ジャズテイスト溢れる佐山氏のキーボード演奏が加わるのだから素晴らしい。文句のつけようのない演奏だ。A面最後の「Karma」の和田師匠のエンディング・ギター・ソロは別次元の世界の演奏である。
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by crossovermiddle | 2005-01-22 02:07 | 音楽全般

Twin Best___尾崎亜美

b0021712_2350411.jpg大好きな尾崎亜美の2枚組ベストアルバム。やっと奪回した。購入時期は1986年頃。
 女性ニューミュージックに関しては、荒井由美、八神純子、竹内まりあ、丸山圭子などを他にも聞いていたのだが、彼女の他にレコードを購入したのは荒井由美だけだ。竹内まりあは彼女が山下師匠の嫁さんになりサウンドが一変してからCDを購入するようになった。
 尾崎亜美は荒井由美とサウンドの系譜が似ているので好きなのだが、特に『ストップモーション』を初めて聴いた時は少々衝撃を受けた。初めて聴いた日までちゃんと覚えているほどだ(昭和54年3月21日)。私は、歌詞には余り興味がないのだが、彼女の歌は歌詞をじっくり聴いてしまう。彼女の歌はイメージが映画のように脳裏に浮かぶのである。多分、かなり考えて作られているのであろう。前述の『ストップモーション』は、恋人と些細なことで喧嘩した女性が反省して彼のアパートに再び謝りに戻るシーンを歌にしたものだが、情景がバチッリと浮かびあがるのだ。日本の音楽シーンで優れた実績のある彼女だが、もう少し爆発的に人気が出ても良いと思うのだが・・ちなみに本アルバムの曲目は下記の通りである。実にお買い得である。

マイ・ピュア・レディ、春の予感~アイヴ・ビーン・メロウ、フォー・ユー、暝想、ストップモーション、嵐を起こして、あなたはショッキングシャイン、初恋の通り雨、心にメイクアップ、パーフェクトゲーム、来夢来人、私は愛を唄わない、テンダーレイン、ジェシー、.旅、偶然、涙の雨、少年の日のメリーゴーランド、午前五時の旋律、うわさの男、ラストキッス、気分を変えて、リトル・ファンタジー、スローダンシング、少年の炎を消さないで、冬のポスター、ブーミング・クラッカー、太陽のひとりごと、センセイション
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by crossovermiddle | 2005-01-20 23:52 | 音楽全般

E-mail: bzfallvalley@gmail.com


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