カテゴリ:音楽全般( 365 )

b0021712_13433769.jpg 年明けから世の中では余り良い話題が無い。特に、”老害”と”通り魔”の二つのキーワードがやたらと目につく。どちらも、自分と関係が深いのでついついとニュースを読み込んでしまう。後者については自分の努力だけでは回避に限界があるので何ともやりきれない。私の住んでいる神奈川県平塚市は少々治安が悪い。駅からの帰り道等で背後に人の気配を感じると非常に緊張する。ヤバイですな。

 そのような中、最近二つの集団型女性アイドルに非常に感銘を受けた。一つは少女時代、もう一つはモランボン楽団である。後者はアイドル・グループの範疇なのかは意見が分かれるところだが、両グループ共にビジュアルとパフォーマンス・クオリティの高さは素晴らしい。両グループが共に朝鮮半島に所属している・・・というのは少々難があるが、日本の集団型女性アイドルとは比較にならないクオリティだ。実に良い。

 さて、本ブログにおいては年明けは女性アイドルがテーマになることが多い。そこで、今年最初は私より二歳年下のスーパー・アイドルだった桜田淳子さんの19枚目のシングル曲『気まぐれヴィーナス』をテーマとしたい。

 この曲が発売されたのは1977年。淳子ちゃんの人気が全盛だった頃で、一時的にライバル山口百恵ちゃんを存在感的には上回っていた・・・ような気がする。レコードジャケットを改めて見ると可愛いなあ・・・と思った。当時は余り可愛いとは思わなかったのだが・・。

 気まぐれヴィーナスは私の大好きな青春歌謡の王道を行く素晴らしい曲だ。とにかく、音がリッチである。ラッパも入っている。淳子ちゃんの歌は下手だけど、バックのサウンドがそれを補ってたっぷりと余りがでているのだ。

 この曲のようにアップテンポのノー天気な曲は”ラッパ”、少々哀愁が香る曲は”ハーモニカ”をイントロに多用するのが良い。これが、1970年代の青春歌謡のあるべき姿である。キーは長調である事が大前提だ。

 淳子ちゃんも遂に今年の4月で還暦か・・・。あれから、月日は流れたのだなあ。彼女も色々とあったんでしょうね。情報によると、最近活動を再び開始したらしい。ライブ・チケット等は瞬く間に売り切れているそうだ。彼女の顧客であった私より多少年上の連中が次々に完全リタイアしているからか知らん?

 

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by crossovermiddle | 2018-01-18 01:02 | 音楽全般 | Trackback

TOTO__TOTO

b0021712_11065843.jpg アメリカを代表するロックバンドのTOTOが1978年に発表したデビューアルバム「宇宙の騎士」が今回のテーマ。TOTOは本ブログ初めての登場である。

 TOTOが本アルバムでデビューした当時は、「何だかとてつもない凄いバンドがいるらしい・・・」的な評判が高まったように記憶しているが、実はその後の印象がほとんどない。ただ、本アルバムのA面3曲目”Georgy Porgy”だけは不思議と記憶に残っている曲である。

 1978年当時の私にとっては、「一流スタジオミュージシャン=神」であるから、L.A.の凄腕スタジオミュージシャンで結成されたTOTOには飛びつくはずなのだが、残念ながら現在に至るまで真面目に聴いたことが一度も無いし感銘を受けた記憶も無い。

 2017年の最後を飾る記事でもあるので、ロック聴かず嫌い反省の旅・・の集大成としてTOTOをYoutubeでじっくりと聴いてみた。

 まず、メンバーの演奏力がとんでもなく高い事を改めて再認識する。特に、リズムが実にタイトだ。近年は基本ビートがコンピュータによって生成されている曲も多いので、リズムがタイトであることは当たり前・・という感じだが、人間系の演奏でタイトにリズムをキープする・・・というのはプロでもハードルが高い。何だかズルをしているようなレベルのタイトさである。

 次にボーカルとコーラスのレベルの異常な高さに驚く。どうして、欧米のバンドってコーラスが上手なんですかね?コーラスが上手い(・・・というか売りにしている)日本のバンドはオフコースくらいしか思いつかん。欧米人とのフィジカルの差が影響しているような気もするし、”音楽をどう楽しむか?”という文化の違いも影響しているような気がする。

 実に素晴らしいのだが、「TOTO好きですか?」と聴かれたら実は「うーん」となってしまう。それまでに聴きまくった1970年代の人間臭いサウンドとどうも異なるからだ。

 このようなある種の個人的な違和感を端的に説明するキーワードが”産業ロック”というカテゴリである。”聴きやすいメロディー”、”リッチなサウンド”、”品質の高い演奏”という要素をもったロック・サウンドを表現するカテゴリである。代表的なバンドとしてはジャニー、フォーリナーなどがある。このキーワードを浸透させたのはロック評論家で有名な渋谷陽一オヤジであるらしい。我々世代においては、このオッサンは有名ですね。

 産業ロックが本格的に発展していくのは1980年代に入ってからだが、楽器テクノロジーの進歩の影響が一番大きいだろう。特に、シンセサイザーがデジタル化され始めたことにより、キーボードによってストリングス、ブラスなどの高コストの音が低コストに実現できるようになったことが大きい。当時はYAMAHAのDX7とか色々なデジタルシンセサイザーの名機が生み出された。

 ライブを主体とするロックバンドにとってはこれは非常に大きい。もう一つのコーラスに関しては、ライブ用の専門コーラス部隊を採用すれば、相当なクオリティのサウンドがライブで実現できてしまうのである。ライブで専門コーラス部隊を採用したって、聴衆はリッチなサウンドを求めているから文句は言わない(多分)。

 こうやって考えると、確かにロックの産業化・・・みたいな感じはわかりますな。ライブの音をリッチというか、どんどん派手にできるので、ボーカルも感情移入型のハイトーンボーカリスト中心になるし、曲もシンフォニックな大袈裟なものになる。まさに、産業ですな。

 実は、私はこういうサウンドが好みではない。私の愛するシカゴが14枚目以降のアルバムで”産業化”していったのに合わせて、急速に興味が低下して行ったのもうなずける気がする。

 

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by crossovermiddle | 2017-12-31 12:01 | 音楽全般 | Trackback

Little Games__The Yardbirds

b0021712_21332622.jpg 今回は伝説のブリティッシュ・ロック・バンドと言われているヤード・バーズがテーマ。伝説バンドと呼ばれるのは、良く知られているようにエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジという3人のギタリストが在籍していた・・・というのがその大きな理由であろう。
 
 確かに、これは凄い。3人共に使用ギターをオークションに出せば、数千万~数億円/本にはなってもおかしくないという連中である。私は買わんが・・。とにかく、この3人のギタリストが在籍(しかもジェフ・ベックとジミー・ペイジは同時に在籍していた期間もある)していたのだから、全くもって驚きである。

 私がロックを真面目に聴き始めた頃には既に目立った活動はしていなかったが、「スゲーバンドだったんだろーなー」と思いつつ、実は一度も聴かずに現在に至っているのである。1970年代ロックではないので聴かなくても良いかも知れないが、やはり聴いておきたい・・という事で、いつもお世話になっているYoutubeサービスで色々と聴いてみた。

 50年前のロック・サウンドだから実に古めかしい感じがするが、やはりオリジナリティというか新時代の音というか・・訴えるものは十分ある。マグマが噴火する前のような独特な雰囲気だ。

 とはいえ、いつものように直ぐに飽きてしまった。まあ、しょうがないですね。そういうサウンドです。

 飽きてしまったので、ヤード・バーズに関する情報を色々と調べてみたのだが、こっちの方は実に興味深い事が幾つかあった。

(1) クラプトン、ベック、ペイジの3人は意外と仲が良かった。しかも、3人はほぼ同学年である。
(2) クラプトンが音楽的対立で脱退することになり後釜としてペイジに白羽の矢が立てられたが、ペイジはクラプトンの心中を慮って(忙しいのもあったらしいが)加入を断り、仲の良かったベックを紹介して加入に至った。
(3) ベックとペイジは同時に在籍していた時は、ペイジはベースを弾いていた。ベックは仲の良かったペイジに「俺は辞めっから」と断って脱退していった。
(4) 一人残されたペイジはバンド存続に色々手を尽くしたが叶わず、そうこうしているうちにバンドとの契約も切れちゃったので、しょうがないからツエッペリンを立ち上げた。
 
 などなど・・・・。

 とにかく、「3人はそこそこに仲が良かった」という事実は個人的にはびっくりである。当然、仲が悪いと思っていた。「あんな凄いギタリスト達を抱えて、ヤードバーズもマネージメントが大変なんだろうね」と心配していたくらいである。

 特筆すべきは、ジミー・ペイジのオッサンの存在である。このオッサン、なかなかやるなあ。各種情報を総合的に判断すると、人間的にはかなり優れた人物であったような気がする。頭も切れたようだ。要はやり手のビジネス・マンみたいな感じである。

 クラプトン、ベックは明らかにギター職人であり、ペイジとはちょっとタイプが違うようだ。ジミー・ペイジって良いヤツなのかも・・・。

 ジジイになったベックとペイジが一緒に演奏して、仲良く抱き合っている動画なんかもYoutubeにはアップされている。こういうのって、実に良いなあ・・・と思う

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by crossovermiddle | 2017-12-20 23:03 | 音楽全般 | Trackback

One Way...or Another__Cactus

b0021712_16473109.jpg Youtubeを利用して極めて低コストで1970年代のロック名盤を探索しているが、ここ数回の記事では「二度と聴かん」、「好みに合わん」ばかりで書いていても虚しくなってきた。そこで、今回は大好きなカクタスが1971年に発表した二枚目のアルバム”One Way...or Another”がテーマ。

 カクタスは日本では余り知名度は高くないが、アメリカン・ハード・ロックを語る上では極めて重要なバンドであり、後続のバンドに多大な影響を与えている。骨太のハードロックでズンズンと突き進んでゆくサウンドが実に気持ちが良い。

 カクタスというバンドを分かり易く形容すると「米国版のツェッペリン」というのが近いだろう。サウンドも似た感じだし、アコースティックなサウンドを活用している点も似ている。ただし、カクタスの場合はカントリー・ウエスタン系のアコースティック・サウンドが主体である。

 とにかく、このバンドのポイントはベーシストのティム・ボガードとドラムスのカーマイン・アピスの二人だ。カクタスの前にヴァニラ・ファッジに所属していた二人は、後に一緒に組んでBBAを結成するジェフ・ベックから再三にわたってバンド結成の勧誘を受けていたらしい。

 ウルトラ自己中・ハイテク・ギタリストのジェフ・ベックから認められていたのだから、二人の演奏テクニックは極めて特徴的で優れていたのだろう。ただし、ジェフ・ベックが事故トラブルか何かでバンド結成の話が頓挫し、「しょうがねーな」的に結成したバンドがカクタスだったらしい。

 カーマイン・アピスのドラムスは凄い。実に凄い。こういうドラマーをロック的には上手いって言うんだろうなあ。ジェフ・ベックがツェッペリンに対抗心を燃やして二人を巻き込んでバンド作ろうとしたのだから、こんな感じのドラムスが必要だったのだろう。

 そして、ベースのティム・ボガードである。以前の記事にも書いたが、私はこのオッサンのベースが大好きだ。いかにも、アメリカン・ロック・ベーシストっていう感じである。サウンドも格好いいが、演奏姿も格好良い。背が高いのからだろうが、実にベースの持ち方が格好良い。

 ベースとかギターを格好良く持つのは努力が必要だが、再三述べているように体格も大きく左右する。その点では、外国人バンドの演奏は実に格好良いのだ。

 ティム・ボガード、カーマイン・アピスは楽器演奏も凄いが、歌がこれまた上手い。カクタスはとにかく素晴らしいバンドである。

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by crossovermiddle | 2017-12-13 19:33 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_17132926.jpg J1リーグの最終節に川崎フロンターレが初タイトルを逆転で奪取した。中村憲剛選手の涙はなかなか感動的だった。フロンターレは2000年始め頃はベルマーレと一緒にJ2でもがいていたのに、今やJ1の最強豪チームである。ずいぶんと差をつけられてしまった。川崎というホームエリアとの密着度合も素晴らしく、サポータ数・予算規模はともかくとして、チームの性格はベルマーレと良く似ている。サポータ連中の歓喜を見ると、まったくもって実に羨ましい限りだ。
 
 さて、いよいよ師走に突入したが、今月はバンド活動が非常に忙しい。現在、3バンドのベースを担当しているからだ。しかも、そのうちの一つでは新規ドラマーをネットで募集するという人事部長みたいなことも担当している。自転車輪行旅行にも行かなければならないし、今年は忘年会的なイベントは大幅自粛の様相だ。

 ちなみに、ネットによるドラマー募集については、活動エリア⇒神奈川、東京に限定したにも関わらず掲載3日目で既に3名のオッサンがアクセスしてきた。予想外の多さである。全員、50歳以上。オッサンドラマーは人材難だと思っていたのだが、「参加希望」的な連中はそれなりに存在しているようだ。

 以前にこんな記事を書いた。バンド参加方法に関する内容である。今回応募してきた3人のオッサンは「オッサン釣りのワナ」だとは露ほども思っていないようである。やっぱり、バンドに参加したいオッサンは沢山いるのだなあ・・・。

 ところで、「我々はバンド活動に対して、何を求めて何を目指すのだろうか?」という事を改めて考えてみたのだが、これが実にはっきりしないのである。個人的には「自己満足によるストレス発散をベースとした親睦」だと思っているのだが、これについては人それぞれだろう。まあ、「音楽が大好きなんだよ。俺は・・・」というのは基本中の基本だと思うけれど・・・。

 そのような事を考えながら選んだ今回のテーマはセックス・ピストルズである。皆さんご存知のように、1970年代後半に突然のように現れたパンクロックの雄だ。
 
 私はパンクが苦手である。苦手というか、逃げていた。「またかいな・・・」と言われそうだが、私はパンクと聞いただけでウンザリである。しかし、1970年代ロックを探す旅を彷徨っている以上、パンクロックは避けて通れない・・・ということでYouTubeにて彼らの唯一のスタジオ・アルバムである”勝手にしやがれ(NeverMind The Bollocks)”をじっくりと聴いてみた。

 全部、ちゃんと聞きました。しかし、正直やんなっちゃいましたね。全部の曲が同じに聴こえますね。私の乏しい知識によると、サウンドよりは詩のメッセージ性が重要・・との事だが、日本人の私には何を主張しているんだかさっぱりわからない。したがって、最大のセールスポイントが無力なんだから、単純なアホみたいなサウンドにしか聴こえない。

 レコード回して正座して聴くのはキツイが、前述のオヤジバンドのライブの演目にするのはどうだろうか?この曲を素人ライブで演奏したいか?と聞かれれば、私は完全に「ノー」だが、意外と「良いんじゃない?」っておっしゃるオッサンもいそうである。

 レコード聴いてる限りでは全部同じに聴こえるが、ライブではエネルギッシュな感じで結構受けるかも知れない。しかも、ボーカルがアナーキーぽい狂った系風貌のオッサンだったら結構絵になるなあ…と思う。楽器演奏スキルが低レベルでも、ボーカルさえ雰囲気を出してくれれば行けちゃう感じである。聴衆とも一体感も出そうだ。

 これって、バンド演奏においては非常に重要ですね。なるほど、素人がセックス・ピストルズに触発されて次々にバンド演奏にトライして、フォロワーを多く生み出した・・というのも何となくわかる気がするな。

 情報によると、これらのフォロワーバンドの中から幾つかの腕利き連中が”ニュー・ウエーブ”と喚いてさらにパンク・カテゴリを発展させたらしい。なるほどねー。勉強になるなあ。

 あの有名な”スネークマン・ショー”のレコードで、「パンクとニューウエーブは全然違うんだぞ!!」と叫ぶ面白い一節があるが、今となってはその言いたい事の意味が何となくわかる気がする。

 でも、私にとっては、全く聴く気も、演奏する気も起きないサウンドである。



 

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by crossovermiddle | 2017-12-04 20:59 | 音楽全般 | Trackback

Disraeli Gears__Cream

b0021712_17460895.jpg 英国の生んだスーパーバンド クリームが今から50年前の1967年に2枚目として発表した大ヒットアルバム「カラフル・クリーム (Disraeli Gears)」が今回のテーマ。
 
 クリームは1960年代半ばから1970年代前半に活躍したバンドであり、ビートルズと活動時期はほぼ重なっている。メンバーのエリック・クラプトンは世界中のロック・ファンから神のように崇められているギタリストである(らしい)。彼が使用したストラトキャスター等がオークションに出されると数千万円とかウン億円とかで取引されることもある(らしい)。

 本アルバムと1枚目の「フレッシュ・クリーム (Fresh Cream)」を合わせて聴いてみた。


 正直言って、どーも良いとは思えない。最近テーマとなるバンドは全部好みと合ってませんな。だから、反省の旅なのかもしれないが・・・。ともかく、ブルースを基調としたサウンドと捉えるならば、以前に紹介したオールマン・ブラザーズの方がはるかに自分の好みに合っている。

 クリームとエリック・クラプトンは「どーも、好みに合わん」などと表明すると、「ロック・ギタリストの風上にも置けん」とか言われて暗殺される可能性がある。タンジェリン・ドリームやクラフト・ワークを「好みに合わん」と表明するのと、クリームやローリング・ストーンズを「好みに合わん」と表明するのでは暗殺可能性のレベルが違う。

 15年程前に、クリームの有名曲である「Crossroads」をEGで完全コピーした事がある。結構苦労してコピーしたのだが、余り感動は無かった。はっきり言って曲がつまらんから、コピー演奏していてもつまらんのですな。

 ましてや、こんな有名曲を演奏会なんかの演目にでもしようものなら、間違いがバレバレでプレシャーでフラストレーションが溜まりまくる。しかも、曲がつまらないから、達成感も無い。しかも、多分聴衆にも受けないと思う。素人はライブでクロス・ロードは演目にすべきではないと思う。

 オールマン・ブラザーズ・バンドは好みに合うのに、クリームは何故好みに合わないのか?とちょっと考えてみた。そこで、お馴染みの平塚近傍在住のジャズ・ギタリストに聞いてみたのだが、面白い見解を披露してくれた。

 クリームの曲(代表的なクロス・ロード)は、マイナーペンタ・スケールとメジャー・ペンタ・スケールが交互に出てくるサウンド・パターンの曲が多いらしい。このパターンって、どうも日本人には苦手なサウンドなのではないか?という事である。カントリーウエスタンも同じパターンであるらしい。日本人はマイナーペンタは得意だが、メジャーペンタは苦手なのだ。

 なるほど。さすが、プロのジャズギタリストである。見解の次元と質が違うな。実に論理的だ。

 ・・・となると、多くの日本人ロックファン達はクリームのサウンドは好みに合わないはずなのだが、クリームは日本では人気がある。みなさん、本当にクリーム好きですか?形から入ってませんか?オールマン・ブラザーズ・バンドの方が、数段良いと思いませんか?





 

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by crossovermiddle | 2017-11-27 16:10 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_22531121.jpg 前々回、前回とクルクルパー系のプログレッシブ・ロックバンドがテーマだったが、どちらのバンドもキーワードはコンピュータ・サウンドということになる。そこで、ふと思い出した。DAWの事である。

 DAWについては、以前にこのような記事を書いた。それから3年があっという間に経過してしまった。何やかやと忙しくて、せっかく購入したDAWソフトウエアであるCubase7.5は単純なMIDIシーケンサーとしてたまに利用する程度であった。そのような体たらくであるにもかかわらず、新し物好きの性でCubasePro8にバージョン・アップだけは敢行した。ちなみに最新版はCubasePro9であるらしい。

 ともかく、Cubaseはプロの音楽制作現場でも利用されているレベルの高いDAWである。当然、操作はややこしい。ややこしいので、私の能力ではMIDIシーケンサくらいにしか利用できないのである。

 しかし、タンジェリンドリームとクラフトワークをボロカスにけなした手前、最近のコンピュータ音楽事情の認識と多少の反省を込めて再度Cubaseを有効活用しようと考えた。そこで、過去に購入して幾度となく挫折した「活用ハンドブック」を読み返してみたが、著者の書き方がヘタクソ(?)のせいか相変わらず理解できない(下図はCubasePro8の操作画面例)。MIDIシーケンサ以外に何ができるのか?がさっぱりわからない。

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 「悲しいなあ・・」と途方に暮れていたところ、急に良い事を思いついた。お馴染みのYouTubeがあるではないか!!こんなややこしいソフトウエアなんだから、きっと操作の説明動画があるはずだ!! 早速"Cubase"で検索したところ、案の定ウジャウジャと動画が見つかったので、良さそうな動画を選定して何本か視聴した訳である。

 視聴して愕然とした。DAWソフトウエアCubaseを活用した最近の音楽制作の現場の進歩は、私の理解を大きく超えていた。CubasePro8でこれだけ凄いのだから、最新バージョンではどんな事になるのか(動画は怖くて視聴できなかった・・・)?いやはや、技術の進歩は驚くばかりである。

 内蔵されているソフトウエア音源のクオリティや充実度、ソフトウエア連携機能等が飛躍的に向上しているのは理解の範囲だったが、びっくらこいたのはオーディオ音源に対する編集機能である。

・ オーディオ音源の音程に狂っている箇所があれば正しいピッチに調整できる。当然、一括でも修正できる。
・ オーディオ音源に対しての最適なハーモニー音源を生成できる。
・ オーディオ音源をマルチバンドでイコライジングして、音の特性を自在に変更できる。
                                         等々・・・

 これは凄い。一番難しいボーカルだって、クオリティをどんどん向上させる事ができる。私のようなヘタクソが歌ってもそれなりの楽曲を制作できるということだ。現在の音楽制作の現場は凄い事になっている事を今回初めて知った。読者の中には「そんなの当たり前でしょ」という方も多くいるだろうが、私は全く知らなかった。正直、完全に時代に取り残された気分だ。

 うーん。余りに衝撃的な現状を目の当たりにした今回のテーマははっきり言って適当にならざるを得ない。エマーソン、レイク アンド パーマーが1973年に発表した「恐怖の頭脳改革」である。一応、1970年代ロックを探す反省の旅は進んでいるのだ。

 昨年、キースとグレッグは相次いで他界した。71歳と69歳であった。青春を共に過ごした私としてはかなりのショックであった。DAWなんか欠片もないような1970年代に、3人編成で果敢に進歩的なサウンドを追及した事に大いに敬意を表したい。それを言うなら、タンジェリン・ドリームとクラフト・ワークにももっと敬意を払うべきなんだろうな。Cubase8.5で衝撃を受けた直後なので、実に素直である。

 本アルバムはELPの代表作との評価は多いらしいが、楽器演奏技術の追求が強い感じがする。特に、カール・パーマーがやけに張り切っているのだ。また、曲によってはグレッグ・レイクがEギターを弾いて、キース・エマーソンがベースラインを弾くという4ピース形式の演奏もあったりする。これは中々興味深い。ジャズが大好きなキースの趣味で、ところどころにジャズの有名フレーズが組み込まれていたりする。素晴らしい名盤であるが、一家に一枚は必要無いような気がする。

 



 





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by crossovermiddle | 2017-11-19 10:12 | 音楽全般 | Trackback

The Man-Machine__Kraftwerk

b0021712_14052693.jpg 前回の記事でタンジェリンドリームをボロカスに言ってしまったが、もうヤケクソなのでドイツの生んだもう一つの超ビッグロックバンドであるクラフトワークが今回のテーマ。彼らが1978年5月に発表した「人間解体」をじっくりと聴いてみた。

 クラフトワークはロックバンドじゃないのでは?・・・と言う御意見もあろうが、私は大学生の時から”クラフトワークはプログレッシブ・ロックバンドである”と刷り込まれている。私と同世代のロック好きのオッサンはきっと同様だと思う。

 今の若い人達は理解できないかも知れないが、当時の”プログレ何でもあり、やったもん勝ち”的な状況は尋常ではなかった。言葉の定義から考えると「プログレッシブ・ロック=進歩的なロック」って事だが、斬新でそれまでには無かったようなサウンドはかなりの割合でプログレの範疇に放り込まれた。

 今では絶滅危惧種の烙印を押されてしまったフュージョンだって、当時はクロスオーバーという言葉が定義されるまではプログレに放り込まれていた時期がある。クラッシックぽいのもプログレ、ジャズっぽいのもプログレ、ヒョロヒョロリーピロピロとかいう環境音楽っぽいのもプログレ、ヨーデル歌ってもプログレ、片足立ちでフルート吹いてもプログレ、イエスみたいな正当ロックもプログレ・・・1970年代のプログレッシブ・ロックは何でも有りだったのである。当然であるが、私が魂を込めて聴いたのは正当ロック・プログレだ。

 とはいえ、当時は夢と希望に満ちあふれた若者だった私にとっては、プログレッシブ・ロックのカテゴリは探求しがいのあるサウンド群であったとも言える。

 そこで、今回のクラフトワークである。まず最初に断っておくが、私は坂本龍一氏率いるYMOのサウンドが全くの苦手である。どこが良いのかさっぱりわからない。したがって、クラフトワークの本アルバムも、どこが良いのかさっぱりわからない。とにかく、この手のサウンドの良さが全く理解できない。理解できないし、楽しくも無い。

 下記の写真はネットで紹介されていた最近のクラフトワークのライブの様子である。新型PCのセールスプロモーションだと言っても違和感はない。実に面白い。でも、サウンドは面白くない。
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 タンジェリンドリームの時と同様に、クラフトワークのファンに「ロック愛好家の風上にも置けん!!」と罵られながら暗殺されそうだが、今回のアルバムは全くもってもう一度聴こうという気にはなれなかった。早く終了して欲しかった。

 タンジェリンドリームよりは楽しい音楽だとは思う。しかも、1970年当時の貧弱なテクノロジーの中で、このような斬新なコンピュータ的なサウンドを追求した事には敬意を表する。しかし、残念ながら私が愛するロックサウンドとはかけ離れております・・とお伝えするしか無い。

 

 

 

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by crossovermiddle | 2017-11-02 00:04 | 音楽全般 | Trackback

Zeit__Tangerine Dream

b0021712_23323270.jpg 1970年代のロックを探す反省の旅も徐々に方向性を見失いつつある。今回はついにタンジェリンドリームにたどり着いた。1972年に発表されたZeitがテーマである。

 ドイツが生んだ驚異のグループであるタンジェリンドリームは私にとっては超鬼門である。名前は良ーく知っている。大学生の頃から良ーく知っている。でも、本音を言うと全く聴きたく無いのだ。しかし、何度も述べているように1970年代ロックを探す反省の旅に出た以上、このグループは避けては通れない。

 ところで、タンジェリンドリームのメンバーの面々はこんな音楽を制作して楽しいのかな?

 絶対に楽しいはずがない・・と私は思う。「ゴボゴボ」とか「キョイーン」とか「ファーン」とか「ヒョー・・・・」とかが延々と続くのだ。それでも、楽しいですか?そうですか・・。

 作るのは多少楽しいかも知れない。しかし、(敢えて問うが・・)タンジェリンドリームを聴くのは楽しいですか?本当に楽しいですか?

 1970年代ならいざ知らず、2017年現在だったらウチの孫でも作れるわ。こんなの。

 タンジェリンドリーム・ファンの皆さんに「ロック愛好家の風上にも置けん!!」と罵られながら暗殺されるかも知らんが、正直言って私はこんなアホなアルバムは二度と聴く気にはなれない。

 これが、Zeitを拷問を受けるような思いで最後まで聴いた率直な感想である。

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by crossovermiddle | 2017-11-01 00:01 | 音楽全般 | Trackback

Thick As a Brick__Jethro Tull

b0021712_21105764.jpg 衆議院議員選挙は与党が大勝し、我が湘南ベルマーレもJ1リーグへの昇格・J2リーグ優勝が決定し実にメデタイ。とはいえ、今節のホーム岡山戦の観戦は前節の10倍きつかった。選手の動きが見えなくなるくらいの豪雨がアホみたいに降りまくる中で、9,000人近くのサポータが優勝決定を見守ったのである。晩秋における雨の湘南BMWスタジアムは地獄だ。でも、赤ちゃんを連れた熱心なサポータも散見された。いやはや、ご苦労様としか言いようがない。

 毎週のように台風に翻弄される日本列島であるが、昨日の土曜日は阿佐ヶ谷ジャズストリートというイベントが開催された。昨年は家から歩いて行けたが、今年は往復3時間以上も列車に乗って見学を敢行した。結構疲れた。

 知人数人がイベントに参加するので、表敬的な見学だったのだが、このイベントはなかなかお買い得である。色々なエリアで繰り広げられるアマチュアのジャズ演奏は基本は無料である。その割にはレベルが高い。実に勉強になるのだ。

 とにかく、それぞれのバンドはアマチュアのくせに結構上手なのだ。舞台裏の話を聞くとソロ楽器奏者はプロもしくはセミプロみたいな人も参加しているようだが、管楽器の演奏クオリティが高い。ギター系はそれほどではない。関係者には早稲田ジャズ研究会のOBの方が多い。地域の特性なのだろう。

 やはり、中央線沿線はこういう面白い文化があって良いですね。平塚はスケベ文化とギャンブル文化が幅を効かせている地域なので随分雰囲気が異なる。でも、平塚には湘南ベルマーレがある。平塚市民はスケベ文化とギャンブル文化を相殺できる湘南ベルマーレにもう少し敬意を払うべきなのだ。

 サッカー観戦疲れで支離滅裂な内容になってきたが、今回のテーマは相変わらずブリティッシュ・ロック関係である。

 孤高の訳わからない系ロック・バンドのジェスロ・タルが1972年に発表したヒットアルバム「ジェラルドの汚れ無き世界(Thick As a Brick)」が今回のテーマ。ジェスロ・タルは非常に重要なプログレッシブ・ロック・バンドであることには異論はない。しかし、ほとんど名前しか知らんのだ。1970年プログレッシブ・ロックの鬼なのにね。

 1970年代プログレッシブ・ロック・バンドのサウンドはユニーク・・と言うかヘンテコリンなのが多いが、ジェスロ・タルもご多分に漏れずロックという観点から考えると相当に特異なサウンドだ。

 まず、フルートが出てくるというのに度肝を抜かれる。しかも、アクセントではなくてメイン楽器がフルートなのだ。ヨーデルを多用するフォーカスよりはマシだが、フルートがメインって・・・ちょっと違和感が強すぎる。フルートはロックじゃなくて、ジャズ、ボサノバ、クラシックで活躍すべきである。

 さてジェスロ・タルである。フルートがメインである。奏者のイアン・アンダーソンは片足を上げながらフルートを吹いたりする。凄いですね。「狂気のフラミンゴ」と呼ばれる事もあったそうだ。なんじゃ、これは・・。

 日本では一般的な知名度は低いが、熱狂的なファンは存在しているらしい。ただ、正直言ってどこが良いのかさっぱりわからん。


 

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by crossovermiddle | 2017-10-29 21:46 | 音楽全般 | Trackback

E-mail: bzfallvalley@gmail.com


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