One Way...or Another__Cactus

b0021712_16473109.jpg Youtubeを利用して極めて低コストで1970年代のロック名盤を探索しているが、ここ数回の記事では「二度と聴かん」、「好みに合わん」ばかりで書いていても虚しくなってきた。そこで、今回は大好きなカクタスが1971年に発表した二枚目のアルバム”One Way...or Another”がテーマ。

 カクタスは日本では余り知名度は高くないが、アメリカン・ハード・ロックを語る上では極めて重要なバンドであり、後続のバンドに多大な影響を与えている。骨太のハードロックでズンズンと突き進んでゆくサウンドが実に気持ちが良い。

 カクタスというバンドを分かり易く形容すると「米国版のツェッペリン」というのが近いだろう。サウンドも似た感じだし、アコースティックなサウンドを活用している点も似ている。ただし、カクタスの場合はカントリー・ウエスタン系のアコースティック・サウンドが主体である。

 とにかく、このバンドのポイントはベーシストのティム・ボガードとドラムスのカーマイン・アピスの二人だ。カクタスの前にヴァニラ・ファッジに所属していた二人は、後に一緒に組んでBBAを結成するジェフ・ベックから再三にわたってバンド結成の勧誘を受けていたらしい。

 ウルトラ自己中・ハイテク・ギタリストのジェフ・ベックから認められていたのだから、二人の演奏テクニックは極めて特徴的で優れていたのだろう。ただし、ジェフ・ベックが事故トラブルか何かでバンド結成の話が頓挫し、「しょうがねーな」的に結成したバンドがカクタスだったらしい。

 カーマイン・アピスのドラムスは凄い。実に凄い。こういうドラマーをロック的には上手いって言うんだろうなあ。ジェフ・ベックがツェッペリンに対抗心を燃やして二人を巻き込んでバンド作ろうとしたのだから、こんな感じのドラムスが必要だったのだろう。

 そして、ベースのティム・ボガードである。以前の記事にも書いたが、私はこのオッサンのベースが大好きだ。いかにも、アメリカン・ロック・ベーシストっていう感じである。サウンドも格好いいが、演奏姿も格好良い。背が高いのからだろうが、実にベースの持ち方が格好良い。

 ベースとかギターを格好良く持つのは努力が必要だが、再三述べているように体格も大きく左右する。その点では、外国人バンドの演奏は実に格好良いのだ。

 ティム・ボガード、カーマイン・アピスは楽器演奏も凄いが、歌がこれまた上手い。カクタスはとにかく素晴らしいバンドである。

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# by crossovermiddle | 2017-12-13 19:33 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_17132926.jpg J1リーグの最終節に川崎フロンターレが初タイトルを逆転で奪取した。中村憲剛選手の涙はなかなか感動的だった。フロンターレは2000年始め頃はベルマーレと一緒にJ2でもがいていたのに、今やJ1の最強豪チームである。ずいぶんと差をつけられてしまった。川崎というホームエリアとの密着度合も素晴らしく、サポータ数・予算規模はともかくとして、チームの性格はベルマーレと良く似ている。サポータ連中の歓喜を見ると、まったくもって実に羨ましい限りだ。
 
 さて、いよいよ師走に突入したが、今月はバンド活動が非常に忙しい。現在、3バンドのベースを担当しているからだ。しかも、そのうちの一つでは新規ドラマーをネットで募集するという人事部長みたいなことも担当している。自転車輪行旅行にも行かなければならないし、今年は忘年会的なイベントは大幅自粛の様相だ。

 ちなみに、ネットによるドラマー募集については、活動エリア⇒神奈川、東京に限定したにも関わらず掲載3日目で既に3名のオッサンがアクセスしてきた。予想外の多さである。全員、50歳以上。オッサンドラマーは人材難だと思っていたのだが、「参加希望」的な連中はそれなりに存在しているようだ。

 以前にこんな記事を書いた。バンド参加方法に関する内容である。今回応募してきた3人のオッサンは「オッサン釣りのワナ」だとは露ほども思っていないようである。やっぱり、バンドに参加したいオッサンは沢山いるのだなあ・・・。

 ところで、「我々はバンド活動に対して、何を求めて何を目指すのだろうか?」という事を改めて考えてみたのだが、これが実にはっきりしないのである。個人的には「自己満足によるストレス発散をベースとした親睦」だと思っているのだが、これについては人それぞれだろう。まあ、「音楽が大好きなんだよ。俺は・・・」というのは基本中の基本だと思うけれど・・・。

 そのような事を考えながら選んだ今回のテーマはセックス・ピストルズである。皆さんご存知のように、1970年代後半に突然のように現れたパンクロックの雄だ。
 
 私はパンクが苦手である。苦手というか、逃げていた。「またかいな・・・」と言われそうだが、私はパンクと聞いただけでウンザリである。しかし、1970年代ロックを探す旅を彷徨っている以上、パンクロックは避けて通れない・・・ということでYouTubeにて彼らの唯一のスタジオ・アルバムである”勝手にしやがれ(NeverMind The Bollocks)”をじっくりと聴いてみた。

 全部、ちゃんと聞きました。しかし、正直やんなっちゃいましたね。全部の曲が同じに聴こえますね。私の乏しい知識によると、サウンドよりは詩のメッセージ性が重要・・との事だが、日本人の私には何を主張しているんだかさっぱりわからない。したがって、最大のセールスポイントが無力なんだから、単純なアホみたいなサウンドにしか聴こえない。

 レコード回して正座して聴くのはキツイが、前述のオヤジバンドのライブの演目にするのはどうだろうか?この曲を素人ライブで演奏したいか?と聞かれれば、私は完全に「ノー」だが、意外と「良いんじゃない?」っておっしゃるオッサンもいそうである。

 レコード聴いてる限りでは全部同じに聴こえるが、ライブではエネルギッシュな感じで結構受けるかも知れない。しかも、ボーカルがアナーキーぽい狂った系風貌のオッサンだったら結構絵になるなあ…と思う。楽器演奏スキルが低レベルでも、ボーカルさえ雰囲気を出してくれれば行けちゃう感じである。聴衆とも一体感も出そうだ。

 これって、バンド演奏においては非常に重要ですね。なるほど、素人がセックス・ピストルズに触発されて次々にバンド演奏にトライして、フォロワーを多く生み出した・・というのも何となくわかる気がするな。

 情報によると、これらのフォロワーバンドの中から幾つかの腕利き連中が”ニュー・ウエーブ”と喚いてさらにパンク・カテゴリを発展させたらしい。なるほどねー。勉強になるなあ。

 あの有名な”スネークマン・ショー”のレコードで、「パンクとニューウエーブは全然違うんだぞ!!」と叫ぶ面白い一節があるが、今となってはその言いたい事の意味が何となくわかる気がする。

 でも、私にとっては、全く聴く気も、演奏する気も起きないサウンドである。



 

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# by crossovermiddle | 2017-12-04 20:59 | 音楽全般 | Trackback

Disraeli Gears__Cream

b0021712_17460895.jpg 英国の生んだスーパーバンド クリームが今から50年前の1967年に2枚目として発表した大ヒットアルバム「カラフル・クリーム (Disraeli Gears)」が今回のテーマ。
 
 クリームは1960年代半ばから1970年代前半に活躍したバンドであり、ビートルズと活動時期はほぼ重なっている。メンバーのエリック・クラプトンは世界中のロック・ファンから神のように崇められているギタリストである(らしい)。彼が使用したストラトキャスター等がオークションに出されると数千万円とかウン億円とかで取引されることもある(らしい)。

 本アルバムと1枚目の「フレッシュ・クリーム (Fresh Cream)」を合わせて聴いてみた。


 正直言って、どーも良いとは思えない。最近テーマとなるバンドは全部好みと合ってませんな。だから、反省の旅なのかもしれないが・・・。ともかく、ブルースを基調としたサウンドと捉えるならば、以前に紹介したオールマン・ブラザーズの方がはるかに自分の好みに合っている。

 クリームとエリック・クラプトンは「どーも、好みに合わん」などと表明すると、「ロック・ギタリストの風上にも置けん」とか言われて暗殺される可能性がある。タンジェリン・ドリームやクラフト・ワークを「好みに合わん」と表明するのと、クリームやローリング・ストーンズを「好みに合わん」と表明するのでは暗殺可能性のレベルが違う。

 15年程前に、クリームの有名曲である「Crossroads」をEGで完全コピーした事がある。結構苦労してコピーしたのだが、余り感動は無かった。はっきり言って曲がつまらんから、コピー演奏していてもつまらんのですな。

 ましてや、こんな有名曲を演奏会なんかの演目にでもしようものなら、間違いがバレバレでプレシャーでフラストレーションが溜まりまくる。しかも、曲がつまらないから、達成感も無い。しかも、多分聴衆にも受けないと思う。素人はライブでクロス・ロードは演目にすべきではないと思う。

 オールマン・ブラザーズ・バンドは好みに合うのに、クリームは何故好みに合わないのか?とちょっと考えてみた。そこで、お馴染みの平塚近傍在住のジャズ・ギタリストに聞いてみたのだが、面白い見解を披露してくれた。

 クリームの曲(代表的なクロス・ロード)は、マイナーペンタ・スケールとメジャー・ペンタ・スケールが交互に出てくるサウンド・パターンの曲が多いらしい。このパターンって、どうも日本人には苦手なサウンドなのではないか?という事である。カントリーウエスタンも同じパターンであるらしい。日本人はマイナーペンタは得意だが、メジャーペンタは苦手なのだ。

 なるほど。さすが、プロのジャズギタリストである。見解の次元と質が違うな。実に論理的だ。

 ・・・となると、多くの日本人ロックファン達はクリームのサウンドは好みに合わないはずなのだが、クリームは日本では人気がある。みなさん、本当にクリーム好きですか?形から入ってませんか?オールマン・ブラザーズ・バンドの方が、数段良いと思いませんか?





 

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# by crossovermiddle | 2017-11-27 16:10 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_22531121.jpg 前々回、前回とクルクルパー系のプログレッシブ・ロックバンドがテーマだったが、どちらのバンドもキーワードはコンピュータ・サウンドということになる。そこで、ふと思い出した。DAWの事である。

 DAWについては、以前にこのような記事を書いた。それから3年があっという間に経過してしまった。何やかやと忙しくて、せっかく購入したDAWソフトウエアであるCubase7.5は単純なMIDIシーケンサーとしてたまに利用する程度であった。そのような体たらくであるにもかかわらず、新し物好きの性でCubasePro8にバージョン・アップだけは敢行した。ちなみに最新版はCubasePro9であるらしい。

 ともかく、Cubaseはプロの音楽制作現場でも利用されているレベルの高いDAWである。当然、操作はややこしい。ややこしいので、私の能力ではMIDIシーケンサくらいにしか利用できないのである。

 しかし、タンジェリンドリームとクラフトワークをボロカスにけなした手前、最近のコンピュータ音楽事情の認識と多少の反省を込めて再度Cubaseを有効活用しようと考えた。そこで、過去に購入して幾度となく挫折した「活用ハンドブック」を読み返してみたが、著者の書き方がヘタクソ(?)のせいか相変わらず理解できない(下図はCubasePro8の操作画面例)。MIDIシーケンサ以外に何ができるのか?がさっぱりわからない。

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 「悲しいなあ・・」と途方に暮れていたところ、急に良い事を思いついた。お馴染みのYouTubeがあるではないか!!こんなややこしいソフトウエアなんだから、きっと操作の説明動画があるはずだ!! 早速"Cubase"で検索したところ、案の定ウジャウジャと動画が見つかったので、良さそうな動画を選定して何本か視聴した訳である。

 視聴して愕然とした。DAWソフトウエアCubaseを活用した最近の音楽制作の現場の進歩は、私の理解を大きく超えていた。CubasePro8でこれだけ凄いのだから、最新バージョンではどんな事になるのか(動画は怖くて視聴できなかった・・・)?いやはや、技術の進歩は驚くばかりである。

 内蔵されているソフトウエア音源のクオリティや充実度、ソフトウエア連携機能等が飛躍的に向上しているのは理解の範囲だったが、びっくらこいたのはオーディオ音源に対する編集機能である。

・ オーディオ音源の音程に狂っている箇所があれば正しいピッチに調整できる。当然、一括でも修正できる。
・ オーディオ音源に対しての最適なハーモニー音源を生成できる。
・ オーディオ音源をマルチバンドでイコライジングして、音の特性を自在に変更できる。
                                         等々・・・

 これは凄い。一番難しいボーカルだって、クオリティをどんどん向上させる事ができる。私のようなヘタクソが歌ってもそれなりの楽曲を制作できるということだ。現在の音楽制作の現場は凄い事になっている事を今回初めて知った。読者の中には「そんなの当たり前でしょ」という方も多くいるだろうが、私は全く知らなかった。正直、完全に時代に取り残された気分だ。

 うーん。余りに衝撃的な現状を目の当たりにした今回のテーマははっきり言って適当にならざるを得ない。エマーソン、レイク アンド パーマーが1973年に発表した「恐怖の頭脳改革」である。一応、1970年代ロックを探す反省の旅は進んでいるのだ。

 昨年、キースとグレッグは相次いで他界した。71歳と69歳であった。青春を共に過ごした私としてはかなりのショックであった。DAWなんか欠片もないような1970年代に、3人編成で果敢に進歩的なサウンドを追及した事に大いに敬意を表したい。それを言うなら、タンジェリン・ドリームとクラフト・ワークにももっと敬意を払うべきなんだろうな。Cubase8.5で衝撃を受けた直後なので、実に素直である。

 本アルバムはELPの代表作との評価は多いらしいが、楽器演奏技術の追求が強い感じがする。特に、カール・パーマーがやけに張り切っているのだ。また、曲によってはグレッグ・レイクがEギターを弾いて、キース・エマーソンがベースラインを弾くという4ピース形式の演奏もあったりする。これは中々興味深い。ジャズが大好きなキースの趣味で、ところどころにジャズの有名フレーズが組み込まれていたりする。素晴らしい名盤であるが、一家に一枚は必要無いような気がする。

 



 





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# by crossovermiddle | 2017-11-19 10:12 | 音楽全般 | Trackback

The Man-Machine__Kraftwerk

b0021712_14052693.jpg 前回の記事でタンジェリンドリームをボロカスに言ってしまったが、もうヤケクソなのでドイツの生んだもう一つの超ビッグロックバンドであるクラフトワークが今回のテーマ。彼らが1978年5月に発表した「人間解体」をじっくりと聴いてみた。

 クラフトワークはロックバンドじゃないのでは?・・・と言う御意見もあろうが、私は大学生の時から”クラフトワークはプログレッシブ・ロックバンドである”と刷り込まれている。私と同世代のロック好きのオッサンはきっと同様だと思う。

 今の若い人達は理解できないかも知れないが、当時の”プログレ何でもあり、やったもん勝ち”的な状況は尋常ではなかった。言葉の定義から考えると「プログレッシブ・ロック=進歩的なロック」って事だが、斬新でそれまでには無かったようなサウンドはかなりの割合でプログレの範疇に放り込まれた。

 今では絶滅危惧種の烙印を押されてしまったフュージョンだって、当時はクロスオーバーという言葉が定義されるまではプログレに放り込まれていた時期がある。クラッシックぽいのもプログレ、ジャズっぽいのもプログレ、ヒョロヒョロリーピロピロとかいう環境音楽っぽいのもプログレ、ヨーデル歌ってもプログレ、片足立ちでフルート吹いてもプログレ、イエスみたいな正当ロックもプログレ・・・1970年代のプログレッシブ・ロックは何でも有りだったのである。当然であるが、私が魂を込めて聴いたのは正当ロック・プログレだ。

 とはいえ、当時は夢と希望に満ちあふれた若者だった私にとっては、プログレッシブ・ロックのカテゴリは探求しがいのあるサウンド群であったとも言える。

 そこで、今回のクラフトワークである。まず最初に断っておくが、私は坂本龍一氏率いるYMOのサウンドが全くの苦手である。どこが良いのかさっぱりわからない。したがって、クラフトワークの本アルバムも、どこが良いのかさっぱりわからない。とにかく、この手のサウンドの良さが全く理解できない。理解できないし、楽しくも無い。

 下記の写真はネットで紹介されていた最近のクラフトワークのライブの様子である。新型PCのセールスプロモーションだと言っても違和感はない。実に面白い。でも、サウンドは面白くない。
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 タンジェリンドリームの時と同様に、クラフトワークのファンに「ロック愛好家の風上にも置けん!!」と罵られながら暗殺されそうだが、今回のアルバムは全くもってもう一度聴こうという気にはなれなかった。早く終了して欲しかった。

 タンジェリンドリームよりは楽しい音楽だとは思う。しかも、1970年当時の貧弱なテクノロジーの中で、このような斬新なコンピュータ的なサウンドを追求した事には敬意を表する。しかし、残念ながら私が愛するロックサウンドとはかけ離れております・・とお伝えするしか無い。

 

 

 

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# by crossovermiddle | 2017-11-02 00:04 | 音楽全般 | Trackback

Zeit__Tangerine Dream

b0021712_23323270.jpg 1970年代のロックを探す反省の旅も徐々に方向性を見失いつつある。今回はついにタンジェリンドリームにたどり着いた。1972年に発表されたZeitがテーマである。

 ドイツが生んだ驚異のグループであるタンジェリンドリームは私にとっては超鬼門である。名前は良ーく知っている。大学生の頃から良ーく知っている。でも、本音を言うと全く聴きたく無いのだ。しかし、何度も述べているように1970年代ロックを探す反省の旅に出た以上、このグループは避けては通れない。

 ところで、タンジェリンドリームのメンバーの面々はこんな音楽を制作して楽しいのかな?

 絶対に楽しいはずがない・・と私は思う。「ゴボゴボ」とか「キョイーン」とか「ファーン」とか「ヒョー・・・・」とかが延々と続くのだ。それでも、楽しいですか?そうですか・・。

 作るのは多少楽しいかも知れない。しかし、(敢えて問うが・・)タンジェリンドリームを聴くのは楽しいですか?本当に楽しいですか?

 1970年代ならいざ知らず、2017年現在だったらウチの孫でも作れるわ。こんなの。

 タンジェリンドリーム・ファンの皆さんに「ロック愛好家の風上にも置けん!!」と罵られながら暗殺されるかも知らんが、正直言って私はこんなアホなアルバムは二度と聴く気にはなれない。

 これが、Zeitを拷問を受けるような思いで最後まで聴いた率直な感想である。

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# by crossovermiddle | 2017-11-01 00:01 | 音楽全般 | Trackback

Thick As a Brick__Jethro Tull

b0021712_21105764.jpg 衆議院議員選挙は与党が大勝し、我が湘南ベルマーレもJ1リーグへの昇格・J2リーグ優勝が決定し実にメデタイ。とはいえ、今節のホーム岡山戦の観戦は前節の10倍きつかった。選手の動きが見えなくなるくらいの豪雨がアホみたいに降りまくる中で、9,000人近くのサポータが優勝決定を見守ったのである。晩秋における雨の湘南BMWスタジアムは地獄だ。でも、赤ちゃんを連れた熱心なサポータも散見された。いやはや、ご苦労様としか言いようがない。

 毎週のように台風に翻弄される日本列島であるが、昨日の土曜日は阿佐ヶ谷ジャズストリートというイベントが開催された。昨年は家から歩いて行けたが、今年は往復3時間以上も列車に乗って見学を敢行した。結構疲れた。

 知人数人がイベントに参加するので、表敬的な見学だったのだが、このイベントはなかなかお買い得である。色々なエリアで繰り広げられるアマチュアのジャズ演奏は基本は無料である。その割にはレベルが高い。実に勉強になるのだ。

 とにかく、それぞれのバンドはアマチュアのくせに結構上手なのだ。舞台裏の話を聞くとソロ楽器奏者はプロもしくはセミプロみたいな人も参加しているようだが、管楽器の演奏クオリティが高い。ギター系はそれほどではない。関係者には早稲田ジャズ研究会のOBの方が多い。地域の特性なのだろう。

 やはり、中央線沿線はこういう面白い文化があって良いですね。平塚はスケベ文化とギャンブル文化が幅を効かせている地域なので随分雰囲気が異なる。でも、平塚には湘南ベルマーレがある。平塚市民はスケベ文化とギャンブル文化を相殺できる湘南ベルマーレにもう少し敬意を払うべきなのだ。

 サッカー観戦疲れで支離滅裂な内容になってきたが、今回のテーマは相変わらずブリティッシュ・ロック関係である。

 孤高の訳わからない系ロック・バンドのジェスロ・タルが1972年に発表したヒットアルバム「ジェラルドの汚れ無き世界(Thick As a Brick)」が今回のテーマ。ジェスロ・タルは非常に重要なプログレッシブ・ロック・バンドであることには異論はない。しかし、ほとんど名前しか知らんのだ。1970年プログレッシブ・ロックの鬼なのにね。

 1970年代プログレッシブ・ロック・バンドのサウンドはユニーク・・と言うかヘンテコリンなのが多いが、ジェスロ・タルもご多分に漏れずロックという観点から考えると相当に特異なサウンドだ。

 まず、フルートが出てくるというのに度肝を抜かれる。しかも、アクセントではなくてメイン楽器がフルートなのだ。ヨーデルを多用するフォーカスよりはマシだが、フルートがメインって・・・ちょっと違和感が強すぎる。フルートはロックじゃなくて、ジャズ、ボサノバ、クラシックで活躍すべきである。

 さてジェスロ・タルである。フルートがメインである。奏者のイアン・アンダーソンは片足を上げながらフルートを吹いたりする。凄いですね。「狂気のフラミンゴ」と呼ばれる事もあったそうだ。なんじゃ、これは・・。

 日本では一般的な知名度は低いが、熱狂的なファンは存在しているらしい。ただ、正直言ってどこが良いのかさっぱりわからん。


 

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# by crossovermiddle | 2017-10-29 21:46 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_12382676.jpg 本日のサッカー観戦はキツかった。湘南BMWスタジアムは屋根は高級席の上にしか設置されていないから、私のような貧乏人は冷たい雨に3時間近く打ちのめされるのだ。我ながら酔狂だな・・とは思う。普通の人はさすがに本日は観戦は避けるわな(添付写真参照)。ヘタをすると体調を悪くする恐れもある。とはいえ、何とか勝利して昇格決定にリーチがかかったので、無理してでも観戦に出かけた甲斐もあったというものである。

b0021712_21233609.jpg
 
 さてディープ・パープル、レッド・ツェッペリンと70年代を代表するブリティッシュ・ロック・バンドについて言及してきたが、今回の記事は私にとって大きな課題であるローリング・ストーンズである。

 ローリング・ストーズはビートルズと並ぶ超スーパー・バンドである。しかし、私はほぼ聴いたことがないのだ。「ブラウン・シュガー」、「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」、「アンジー」くらいはヒット曲として知っているが、大体真面目に聴こうと思った事が無い。

 これほどの超スーパー・バンドを「聴こうと思った事が無い」なんて書くと、非難のレスポンスが舞い込みそうだ。しかし、聴いたことがないのだからしょうが無いのだ。

 まず、ミック・ジャガーの口がデカすぎて、生理的にビジュアルが合わない・・というのが理由としてある。エアロスミスと同じですね。これは大きな障害であることは間違いない。

 しかし、「ミックの口が大きくて聴かなかったの・・・」なんて可愛く言っても誰も許してくれないとは思う。そこで、ネットで色々と彼らに対する情報を調べ万全の体制を整えた状態で、彼らの大ヒットアルバムかつベスト・アルバムである「Hot Rocks 1964–1971」を聴いた訳である。

 このアルバムは2枚組で全21曲。真面目にじっくりと聴いてみた。「悪魔を憐れむ歌」を”信じられないほどの傑作”と絶賛する情報もあったので、とにかくじっくりと聴いてみた。

 結果は予想通りだった。残念ながら触発されものは無し。どうも、口の大きな人がボーカルのバンドのサウンドは合わないようだ。

 

 




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# by crossovermiddle | 2017-10-21 21:47 | 音楽全般 | Trackback

Presence__Led Zeppline

b0021712_12143520.jpg 今節のサッカーJリーグの目玉試合は、湘南ベルマーレVS名古屋グランパスエイトの一戦だろう。しかし、2-3で負けてしまった。うーん。相手の必死さが勝っていたのだろうなあ・・・。トヨタの社長さんまで応援に来たらしいから、そりゃ選手は必死になるわな。元々、名古屋は湘南の二倍以上の人件費かけてるし・・・。悔しいが、仕方が無い。次節ホームゲームでの昇格を期したい。

 甚だ気分が悪い今回は、前回のディープ・パープル関連記事流れでレッド・ツェッペリンがテーマ。前回の記事で、「ツェッペリンは黙っていても売れる」と書いたが、実際に主なアルバムがどのくらい売れたのかネットで調べてみた。下記がその結果である。

・Led Zeppeline Ⅰ ⇒ 全米800万枚売り上げ
・Led Zeppeline Ⅱ ⇒ 全米1,300万枚売り上げ
・Led Zeppeline Ⅲ ⇒ 全米650万枚売り上げ
・Led Zeppeline Ⅳ ⇒ 全米2,320万枚売り上げ
・House of the Holy ⇒ 全米1,200万枚売り上げ
・Pyhsical Graffiti ⇒ 全米1,630万枚売り上げ
・Presence ⇒ 全米350万枚売り上げ
・In through the out door ⇒ 全米650万枚売り上げ

 凄い売れてますね。初めて知った。これだけ売れれば、一生遊んで暮らせるのだろうなあ・・。良いなあ。

 ツェッペリンのアルバムを聴いたのはⅣが最初だったはずだが、ギターが「オーバーダビング」されていた事にかなりの違和感を持ったように記憶している。オーバーダビングは悪いことではないが、個人的なハードロックのイメージと余り合わなかったんですな。

 しかも、Ⅳはアコースティックな曲も幾つかあり好みと違った。”天国への階段”も好みと違った。・・・という感じで、第2期ディープ・パープルにのめり込んだような気がする。

 今回のテーマの「Presence」は最も好きなアルバムだが、上記の売り上げで見ると最も売れていない。「最も好きなアルバム=最も売れていないアルバム」ということを考えても、ツェッペリンの商業的な方向性と私の好みはズレているのだろう。


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# by crossovermiddle | 2017-10-16 08:45 | 音楽全般 | Trackback

FireBall__Deep Purple

b0021712_16285544.jpg ブリティシュハードロック分野では、日本においてはレッド・ツェッペリンとディープ・パープルは人気を二分する。レコード等のセールスはローリング・ストーンズも足元にも及ばないくらい突出しているらしい。

 そのように日本では圧倒的な人気のパープルとツェッペリンであるが、かなりバンド・キャラクターが異なる。個人評価は下記のような感じ。

●ディープ・パープル

 バンドがグチャグチャしている。とりわけ人間関係は不安定で、メンバーの出入りが多すぎる。キーマンギタリストのリッチー・ブラックモアは技巧派だが何だかおかしい。他のメンバーも技巧派だが何だかおかしい。

 サウンド・コンセプトもあっち行ったり、こっち行ったりで疲れる。「売れた、売れない」がメンバーの最重要テーマ・・・という印象が強い。

●レッド・ツェッペリン

 バンドがすっきりしている。とりわけ人間関係は良好らしくオリジナルメンバーのみで完結した。キーマンギタリストのジミー・ペイジは技巧派ではないがアイディア豊富で崇高な感じ。他のメンバーは技巧派で崇高な感じ。

 サウンド・コンセプトはリフに命を懸けたハードロック一筋だが、アコースティックサウンドも上手に活用する。「黙っていても売れる」のでメンバーはおっとりしている・・・という印象が強い。
 
 上記のように個人評価ではツェッペリン圧勝・・・のように映るが、私は高校の時から圧倒的にパープル大好き人間である。今回はそれについて色々と考えてみたい。

 考えるにあたって、せっかくなのでパープルの主要アルバムをもう一度聴いてみたのである。実は他のパープルファンからは怒られそうだが、私にとってはパープルは”第2期Deep Purple+α”なのだ。つまり、第2期以外はほとんど興味ないのである。ちなみにαは”Burn”と”Stombringer”の2曲。

 他のパープルファンから怒られそうなので、第2期以外の個人的な見解を以下にまとめておく。

・第1期 ⇒ 私が洋楽に興味持つ前の時期に活動していたので良く知らん。クラッシックテイストは理解不能。

・第3期 ⇒ 交代メンバー(ディビット・カヴァーデル、グレン・ヒューズ)の趣味がソウルやらファンキー系とか訳わからん。そりゃ、リッチーオヤジも嫌気がさすわな。

・第4期 ⇒ ギタリストとしてトミー・ボーリン(唯一の米国人)が加入し、当時は「オー!!!」と思ったが、トラブル続きの上に直ぐ解散して白けた。

・第5期~第7.5期 ⇒ バンド構造がややこし過ぎて良くわからん。

・第8期 ⇒ 超技巧派ギタリストのスティーブ・モーズが加入し、当時は「オー!!!」と思ったが、既に中間管理職になっておりパープルどころでなく良くわからん。

・第9期~現在 ⇒ ジョン・ロードがジジイになって脱退した。ただ、私の仕事がハチャメチャでパープルどころではなく良くわからん。

 ・・という事で、ディープ・パープルは第2期のみ語れば良い。ポイントはベースのロジャー・グローバである。ドラムスのイアン・ペースとのリズム・セクションは余りにも凄い。本記事のテーマになっているアルバム曲の”FireBall”、その他有名曲の全てで恐ろしいほどのサウンドを聴かせる。個人的にはこの二人とイアン・ギランのウルトラ・ハイトーンボーカルがディープ・パープルなのだ。ロジャー・グローバ―をクビにしたリッチーはおかしい人物・・・と私は思う。


 

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# by crossovermiddle | 2017-10-10 15:56 | 音楽全般 | Trackback

流れ星__香坂みゆき

b0021712_16072440.jpg 我が湘南ベルマーレは先週末のホーム金沢戦を攻撃優先の試合運びで4-2で勝利し、更に一歩昇格・優勝に近づいた。今週末も強敵水戸ホーリホックとのホーム戦が続く。いやー、楽しいな。

 過日、ジャズ・ギター演奏に関する記事を投稿したが、その後の私の詳細かつ広範囲なリサーチによると、ジャズ・ギター演奏にチャレンジしようとしている連中が数年前くらいか明らかに増えているようなのだ。ただし、この考察は全国規模の統計を活用したわけではない。単なる私の感覚である。「適当な事を言うな!」という声がホーハイと湧き上がって来そうだが、私の優れた野生の勘は明らかにそれを示しているのだ。

 余りにも根拠の希薄な適当な事を書くと怒られるので、毎度お馴染みの平塚近傍在住のプロ・ジャズ・ギタリストに確認してみた。彼の意見は、「私もそう思います」だった。素晴らしい。これで、私の考察はかなり信憑性が高まった・・というものである。

 「たかがN=2でふざんけんな!」という声が再びホーハイと湧き上がって来そうなので、渋々ではあるが更に具体的な根拠を示そうと思う。実は、ある若手プロ・ジャズ・ギタリストの教則本がAmazon.comでベストセラーとなり、品切れが続いているというのだ。これまた件のプロに確認したところ、「前代未聞です」との事であった。その若手ジャズ・ギタリストのレッスン動画は私も以前から注目していて、「素人の挫折の方程式を分かってるなあ」と感心していたのだ。

 うーむ。ジャズ・ギター演奏は今が旬である・・・・事の証左と言えるのではないか?

 これらの動きにはどのような背景があるのか?・・を私なりに考えてみたい。ポイントとして、1970年代初頭から日本中を席捲した「フォーク・ブーム」をあげたい。吉田拓郎、かぐや姫なんかが日本のミュージック・シーンに次々と進出した一大ムーブメントである。

 この時に多くの中学生、高校生の兄ちゃん達が、フォーク歌手の影響を受けてギター演奏を始めたのだ。理由は色々あろうが、基本はネーちゃんにモテたいからである。エロは全ての文化を牽引するパワーがあるのだ。

 この中学生、高校生のスケベ兄ちゃんの一人が私である。そして、これらのスケベ兄ちゃん達も、色々な社会の荒波に揉まれて頑張った。そして、遂に数年前から彼らは続々と完全リタイア(要は65歳)を開始しているのだ。1952年頃以降生まれの連中である。

 団塊の世代の下の世代がポイントなのだ。以前から言及しているが、この世代のオッサン達はギターが弾ける連中が非常に多い。ギター演奏能力においては特異世代だと思う。とにかく、この連中の一部がヒマに任せて「ジャズ・ギター演奏に挑戦し始めた」・・・というのが私の仮説である。

 どうですか?この仮説は合っていると思いませんか?合ってませんか。そうですか・・。

 ともかく、この動きが間違いないのであれば、非常に興味深い。ビジネス・チャンスも生まれそうだ。今後も慎重に追いかけて行こうと思う。

 ・・・と言う事で、今回のテーマはジャズ・ギターとは全く無関係な、香坂みゆきちゃんの「流れ星」である。本ブログでも何度も紹介しているスーパ歌唱力アイドルのみゆきちゃんの優れた歌唱力を実感できる素晴らしい曲だ。

 作曲はスペクトラムの新田氏で、バックの演奏もスペクトラムの面々である。当然、ベースは渡辺直樹氏だ。もう、素晴らし過ぎて言葉もありませんね。しかし、素晴らしい曲でも日本では売れないのだなあ・・。悲しいなあ・・。この曲をヒットさせる事ができなかったので、香坂みゆきサイドも相当に挫折感を味わっただろうなあ。

 彼女はとにもかくにも歌が上手い。しかし、ヒット曲は「ニュアンスしましょ」というショボい曲のみだ。全く残念でしかたがない(今更、どうにもならないが・・)。






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# by crossovermiddle | 2017-10-04 17:25 | 音楽全般 | Trackback

Second Helping__Lynyrd Skynyrd

b0021712_14310697.jpg
 我が湘南ベルマーレは、J2リーグ首位をキープしているが、最近は怪我人続出でまともに勝てる気がしない。明日19:00から金沢をホームに迎えることになるが、センチメンタル的にも非常に重要な一戦だ。ここで、勝ち点3をゲットできるかどうか・・・は優勝を占う上で非常に重要だ。めでたく勝利し、帰路にGeoで「エイリアン・シリーズ」全部と「海賊とよばれた男」の映画DVDをレンタルするのを待つばかりである。
 
 さて前回記事に続いて今回もサザン・ロックについて。Net情報によると、サザン・ロックのカテゴリに含まれ、かつ1970年代に活躍したバンドは記事最後の<参考データ>に記載したバンド群のようだ。オルーマン・ブラザーズ・バンドを除けば、私がバンド名からサウンドがイメージできるのは「ZZTop」、「マーシャル・タッカーバンド」、「エドガー・ウインター・グループ」と今回テーマの「レーナード・スキナード」くらいである。

 ZZTopは超ビッグバンドであるが、余り好みのサウンドではない。このバンドってサザン・ロックなのかな?ハードロックだと思うけど…。

 マーシャル・タッカーバンドは非常にカントリー色が強い。個人的には好みのサウンドではあるが、5曲くらい聴いたら飽きてしまう・・という類のサウンドだ。でも、アメリカ人は好きそうなサウンドだな。いやはや、サザン・ロックは奥が深いな。

 エドガー・ウインター・グループはサザン・ロックにカテゴライズされるとは驚いた。ジョニー・ウインターの弟さんでも、兄ちゃんとは全然違う方向性のサウンドだと思うけどな。どう考えても楽器演奏志向のサウンドで、個人的にはFusion系のような気がする。うーむ。サザン・ロックは奥が深い。

 さて最後が今回のテーマのレーナード・スキナードである。個人的なサザン・ロックのイメージには合っているが、オールマン・ブラザーズ・バンドとは随分雰囲気が違う。明らかに「売ってやるぜ」的な匂いがプンプンだ。今回紹介する1974年に発表されたアルバム「Second Helping」はプラチナ・ディスクになるくらい大ヒットしたようだが、個人的にはうーむ・・・という感じである。オールマン・ブラザーズ・バンドのような一種崇高な雰囲気が感じられ無いのだ。やっぱり、サザン・ロックは米国人の感性の産物なのだろう。日本人には理解しにくい(少なくとも私個人は・・・)。

<参考データ>

テネシー州出身

ルイジアナ州出身

フロリダ州出身

ジョージア州出身

サウスカロライナ州出身

アラバマ州出身

アーカンソー州出身

テキサス州出身

ノースカロライナ州出身


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# by crossovermiddle | 2017-09-29 16:39 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_10313582.jpg エアロスミスと同様にオールマン・ブラザーズ・バンドも私の音楽人生において接点の無いバンドだ。70年代を中心に活躍した米国サザン・ロックを代表する超有名・伝説的バンドなのに、全く聴いたことが無かった。どーも、私の音楽の趣味は偏っている。

 これまで、自称70年代ミュージックの鬼・・だとか偉そうに語って来たが、振り返って考えてみると、魂を込めて聴いたのは「ビートルズ」と「シカゴ」と「TOP」と「ディープ・パープル」と「プログレッシブロック」と「フュージョン」と「ネーチャン歌謡」と「ニューミュージック(ユーミン、達郎師匠、八神純子様…等々)」くらいだな・・・と言うのが正直なところである。

 ・・ということでモロモロの反省を含めて、70年代に活躍した各種のロック・バンドを真面目に聴いているわけだが、残念な事に過日のエアロスミスのように「やっぱり、好みに合わん」というケースも多い。

 今回紹介するオールマン・ブラザーズ・バンドも、最初はエアロスミスと同じ運命になるんだろーなー・・・と思いつつ、1971年に発表した大ヒットライブアルバム「At Fillmore East」を聴いてみた訳である。

 ところが驚くべきことに、予想に反して素晴らしく好みのサウンドだったのだ。

 話が前後するが、オールマン・ブラザーズ・バンドを聴くきっかけとなったのは外部圧力である。音楽仲間のIT企業社長に「オールマン・ブラザーズ・バンドのトリビュートバンドやりたいからベース手伝って」と頼まれたからだ。

 サザン・ロックだからシンプルな曲構成だろうから、比較的容易にベースラインの雰囲気は出せるだろう・・・と判断した。そこで、久しぶりにロック演奏も良いなあ・・と言う事で安易に引き受けたのである。

 当然、他のメンバー連中はオールマン・ブラザーズ・バンドをトリビュートしている訳だから、こちらもある程度はサウンドチェックをせねばなるまい。トリビュートはしなくても良いけれど・・・・。

 ・・・で、A面1曲目の「Statesboro Blues」を聴いてガーンとやられた。凄く良い。アップテンポのブルースは聴くだけだと飽きるが、何らかの楽器を演奏する場合は燃えるのだ。ベース演奏的には燃える曲である。うーむ。素晴らしい。ここで、かなりトリビュートしたくなる。

 2曲目も良い感じのアップテンポなブルースである。うーむ。良いなあ・・。3曲目はスロー・ブルースである。これもベース演奏的には燃える曲だ。コード進行が洒落ている・・・。うーむ。これはトリビュートせんといかんかも・・。

 B面は20分に及ぶ長いロックンロール。うーむ、悪くはないがちょっと長いな。C面1曲目はこれまた素晴らしい曲だ。アップテンポのブルースでベースラインが実に魅力的だ。

 そして、驚くのが2曲目の「In Memory of Elizabeth Reed」である。この緊張感はライブならではであろうが、この独特なサウンドは素晴らしい。ベースも素晴らしい。やっぱり、トリビュートすべきなんだろうな。

 D面は20分以上に及ぶ大作。ライブならではの演奏である。

 ・・本アルバムを聴いた結論。オールマン・ブラザーズ・バンドは凄い。トリビュートすべきである。以上。
 

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# by crossovermiddle | 2017-09-10 11:34 | 音楽全般 | Trackback

Moon Beams__Bill Evans Torio

b0021712_16165264.jpg 我が湘南ベルマーレは着実に勝ち点を積み上げて首位をキープしているが、昨夜のホームでの横浜FC戦は、2点先取しながら試合終了数秒前に同点に追いつかれてまさかのドロー。残り15分くらいから雲行きが怪しくなってきたので、ハラハラしていたのだが案の定だった。

 ベルマーレ観戦歴が20年以上にもなると、スタジアムでは「何となくヤバイ・・・」という感じがわかる。これは他のベテラン・サポータも同様であろう。これが、ベルマーレの弱点でもあり、面白いところなのだが・・・。

 先日のサッカー日本代表の頑張りも奏功して、下記写真にもあるように久しぶりの大入りだったのだが、サッカー観戦とは本当に奥が深い。このような消化不良の試合は気分的に引きずる。サポータは月曜日からのつらい仕事に力が入らないのである。
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 さてフラストレーションが溜まっている本日のテーマは、ジャズ界の至宝 ビル・エバンス トリオが1962年に発表した「Moon Beams」。A面2曲目に収録されているスタンダード曲「Polka Dots and Moonbeams」が有名である。

 現在、この曲をギターでハーモナイズ(要はコード弾き)しながら弾く・・・というテーマに取り組んでいるのだが、なかなか味わい深いメロディーの割にはシンプルで、なんとなく正しいジャズ・ギタリストになったような自己満足が得られる曲である。

 私の稚拙なハーモナイズでも多少なりともジャズを感じるのだから、巨匠の手にかかったら感動ものだ。

 ビル・エバンス トリオはとりわけ日本のJazz愛好家に人気が高いが、どういう訳だか本アルバムは余り評価されていないらしい。スタンダート曲を多く取り上げて、分かり易いサウンドなので、屁理屈の大好きな物知り顔のJazz愛好家には屁理屈がコネにくいからなのか?

 そういうアホな世界は無縁の私であるが、ビル・エバンス トリオの演奏は心底「良いなあ・・・」と思う。

 久しぶりにビル・エバンス トリオを聴いたので、更に「Portrait in Jazz」、「Sunday at the Village Vanguard」の二枚をじっくり聴いてみた。余りの素晴らしさに、誰かに屁理屈をコネたくなってしまった。

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# by crossovermiddle | 2017-09-03 16:52 | 音楽全般 | Trackback

BOØWY__BOØWY

 b0021712_22484325.jpg「一番好きな日本人ギタリストは?」という問いには少々答えにくい。好きなギタリストが沢山いるし、好きな音楽ジャンルも多いし、その日の気分でそれが変わるから、誰か一人を選ぶというのは難しい。海外ギタリストでも同様である。

 ところが、「一番格好良いと思う日本人ギタリストは?」という問いには直ぐに答えられる。布袋 寅泰氏である。布袋 寅泰氏は言わずと知れた伝説のバンドBOØWYのギタリストである。

 BOØWYは1981年のデビューだが、その年は私のサラリーマン人生が始まった年だ。過去の記事でも言及しているが、それまで音楽にのめり込んだ青春を過ごしていたのに、サラリーマンになった途端にレコードは聴かないし、ギターは触らん・・みたいな生活になってしまった

 そして、数年後に結婚⇒育児という自由時間消滅黄金パターンを踏襲した事もあって、私の1980年代は音楽的には全くの空白期間なのである。したがって、この時代に生まれたバンド、ミュージシャンはほとんどわからない。

 正直、BOØWYも全くわからない。40歳前後の連中が「BOØWYは僕の青春ですううう」みたいな事を言うのをよく聞くが、「ふーん」としか言いようがないのだ。したがって、布袋 寅泰というギタリストを知ることもないはずなのだが、実はある女性シンガーのアルバムで彼のギターに感銘を受けてしまうのだ。

 それは、彼の嫁さんである今井美樹氏の1997年発表のアルバム「PRIDE」である。会社の宴会後のカラオケで同僚の女性が歌った「PRIDE」に「ひえー、スゲー良い曲じゃん」と衝撃を受けて、早々にアルバムを購入したのだ。

 当時、今井美樹氏と布袋氏のドロドロした男女関係についてはスキャンダルとしての若干の知識があったが、布袋氏そのものには全く興味は無し。しかし、ライナーノーツを読んでPRIDEの作・編曲者が布袋氏だった事を知って非常に驚いた。しかも、バックのギターまで演奏している。「うーむ」と唸ってしまった。

 更に、同じく収録されていた「DRIVEに連れてって」を聴いて再び「ガーン」となってしまった。これも、作・編曲者が布袋氏ではないか!しかも、これまたバックのギターまで演奏している。再び「うーむ」と唸ってしまった。

 実はこの段階では布袋氏=BOØWYのギタリスト という認識は無い。BOØWYを知らないのだから当然である。しかし、この時に私の感性には布袋 寅泰というギタリストの名が強烈に刷り込まれたのである。ただ、刷り込まれたのは名前だけで、積極的に彼の音楽を聴こうとは思わなかった。CD高いし。

 やがて時は流れ、世の中にはYouTubeという音楽ビジネス破壊サービスが浸透したが、そこで初めて布袋 寅泰氏の演奏を目撃したのだ。それが、今回紹介するアルバムのB面1曲目に収録されている「Bad Feeling」のライブ演奏だった。

 まさに、「ガビーン」である。カッコ良過ぎる。何なんだ?これは?カッティングが凄い。凄過ぎる。

 布袋氏は長身でスリムだ。やはり、ロックギタリストは長身でスリムでないと格好良くないな。ある程度の身長は絶対に必要だ。女性がギター(特にベースギター)を演奏すると、何となくサマにならないのは体が小さいからだと思う。

 Charも長身でスリムで格好良いが、布袋氏と比較するとギター演奏の破壊力が及ばない。私にとって、布袋氏は凄いギタリストで確実に日本一格好良いのである。 


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# by crossovermiddle | 2017-08-28 23:48 | 音楽全般 | Trackback

AWB__Avarage White Band

b0021712_23092827.jpg 前回の続きである。素人オッサンライブの企画においては、出来るだけ少ないコストで演奏場所を確保できるか?が最大の課題であるが、解決策として「ブッキング・ライブ」形式のライブに参加するという方法もある。

 この場合はある程度の枚数のチケットを売りさばけば良いので、経済的負担はかなり小さくできる場合が多い。

 しかし、ブッキング・ライブは結構シンドイ。一般的にブッキング・ライブに出演する各バンドはそれぞれ無関係だから、自分達の前のバンドが大量に集客していた場合、演奏が終了するとそのバンド目当ての観客達がゾロゾロ退出してしまい、会場がかなり悲惨な状況になる事がある。知人のバンドのブッキング・ライブを何回か見学したのだが、常にこの場面に遭遇している。やはり、結構白ける。

 このような素人ライブでは、頼まれて渋々参加した観客もかなり多いだろうから、義理を果たしたらサッサと帰りたい・・と思うのが人情であろう。ましてや、「せっかくだから他の素人バンドも見学しよう」なんて思うのは極めて少数派なのだ。

 プロ志向のガチバンドならば、ライブ修行としてブッキング・ライブをこなすのも意味があろうが、自己満足素人オッサンバンドでは厳しい。自己満足にもならん。

 そこで、もう一つの有効な解決策として「対バン」形式のライブにする方法がある。ある程度、人間的なつながりのあるバンドのみで会場を借切ってしまうのである。バンド数を4バンド程度にすれば、演奏者だけで20人くらいになる。

 それに、それぞれのバンドが無理やり誘った見学者を加えると、最低保証金額の費用を何とか確保できる可能性が高まる。しかも、見学者(全員何らかの身内なので・・)も最後まで残ってくれる可能性も高い。

 まあ、そーやって考えると、やはり「対バン」形式が妥当なのだろうな。よし、次回はこれで企画しよう。

 さて今回紹介するアルバムは存在がとても不思議なAvarage White Bandの2枚目の大ヒットアルバムである「AWB」。英国のバンドというのが面白い。

 音が全くブリティッシュではないのだ。しかも、ロックではなくファンクなのだ。欧州出身のバンドがファンク系をやると、何だかフュージョンみたいになってしまうのだが、AWBは真っ黒な感じのファンクである。

 英国出身のIncogniteが良く似た感じだが、こちらはアシッド・ジャズであり、黒い感じはほとんどしない。後に黒人メンバーも参加するが、最初は白人メンバーのみであり、ホワイトファンクと呼ばれていたらしい。

 ファンクだから当然ブラス・セクションがフューチャーされているのだがこれが意外に良い。

 本アルバムの最大のヒット曲は「Pick up pieces」であるが、1975年の全米1位に輝いている。インスト曲としては非常に異例な事であろう。

 AWBは1970年代を中心に活躍し優れたラッパ隊もいるのだから、本来ならば私はガッチリと聴き込んでいなければいけないはずなのだが、実は全くそうではない。ほとんど知らないのだ。音楽の出会いというのは本当に面白い。



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# by crossovermiddle | 2017-08-26 00:49 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_10324047.jpg  過去に発症した疾病 に対して5年以上にも渡って大学病院で定期的な精密検査を受診しているのだが、順調に進んでいた治療が昨日の検査結果により黄信号が灯った。どうも、塩分摂取量が多めのため各種健康指標に怪しい影が忍び寄っているらしいのである。

 塩分摂取一日6g以下・・・を申し渡されてしまった。発症当時は一日3g以下であったから、それよりはまだましであるが、やはりつらいなあ・・・。ベルマーレも順調に首位をキープしてハッピーだというのに、物事はなかなか全部は上手くいかない。

 さて件の持病を初めて発症した2012年前後は頻繁に楽器演奏会に参加していたが、現在は当時勤務していた会社も辞めてしまって会社ライブにも出演しなくなったので、なんやかんやと色々あって御無沙汰となっている。

 「これではいかん・・・」との危機感を共有しているバンド仲間と演奏会を企画しようとしているのだが、なかなか具体的なプランが進んでゆかない。

 昨年の春、秋に実施した企画は演奏会ではなくて「生バンド(自前)付きカラオケ宴会」なので、今度はちゃんとした演奏会がしたいなあ・・・と思っているのだが、そうなると結構ハードルが高くなる。

 まず最大の難関は金である。カラオケ宴会なら全員参加型なので均等にそれなりの金を会費として徴収できるが、演奏会となると演奏者と来場者様という明らかな上下関係が発生する。上位関係である来場者様から頂く金は入場料的になるので金額設定が極めてデリケートとなる。

 一般的な素人演奏会だと入場料は1,000円程度が上限相場であろう(飲み食いは自己負担として・・・)。

 可愛いオネーチャンが歌って踊るのなら素人演奏会でも2,000円くらいの入場料は払ってもらえるかも知れないが、我々みたいな自己満足追及型のオッサン素人演奏会では1,000円でも高いだろう。

 当方だって来場者様に金なんか払ってもらわなくったって良い・・とも思っているが、そうなると演奏場所を確保するための金銭的な負担が大きくなる。なかなか、難しいのだ。

 過去の経験によると、東京都内で素人演奏会ができるライブ酒場のような店を借切った場合には、一般的に100,000~150,000円程度の費用を最低保証金として支払う必要がある。このような店は飲食がベースの店なので、飲み食い代もその費用にほぼ含まれる。まず、ここが解決すべき第一のターゲットとなる。

 ちなみに、それなりのちゃんとしたライブハウスだとその2~3倍程度の費用が必要となる(ライブハウスなので飲み食い代は別料金)。これは自己満足オッサンの素人演奏会で使うには余りにもコストが高い。やるとしても、会社主催ライブのような大掛かりなイベントにしないと成り立たないだろう。

 一方で、一般的なライブ酒場はキャパが小振りなので演奏者も含めて30名も集合するとパンパンという所も少なくない。したがって、多数動員して一人当たりの負担金額を押さえる・・・という作戦もほぼ絶望的だ。

 そうなると、来場者様も含めた一人当たりの負担金額は概ね4,000~5,000円となるが、前述のように演奏会になると来場者様がそれを払ってくれるとは思えないし、それを訴求できる程の演芸をお見せする自信もまるでない。

 ・・・となると、演奏者サイドが不足分をある程度負担する・・という現実的、悲しい結論に至ってゆくのだが、「そこまでして演奏会やる必要あんのか?」的な否定論が一部の関係者から湧き上がってくる可能性も高い。

 ギクシャクしますね。何だか、世話役は割が合わなくなってゆくのだ。うーむ。世の中、金が絡むと一気に事がややこしくなる。

 さて本議論の続きは次回以降に持ち越す事にして、今回ご紹介するのはアース・ウインド・アンドファイアーが1975年に発表した「暗黒への挑戦」。この頃にはEW&Fはかなりのビッグバンドとして活躍していたと言える。

 好調なセールスを記録したアルバムであり、A面1曲目の「shining star」はポピュラーな大ヒット曲となっている。個人的にはA面2曲目の「That's The Way of The World」が好きである。

 久し振りに聴いたが、古き良き70年代を代表する洒落たサウンドで嬉しくなってしまう。曲名はアルバムタイトルと同じなので、邦題は「暗黒への挑戦」となるが、サウンドと邦題は合わん(だから、邦題なんかに貴重な脳ミソを使わなくても良いのだ)。歌詞をじっくり解析すれば「暗黒への挑戦」なのかも知らんが…。

 EW&Sのようなサウンドを前述のような自己満足型素人演奏会でバンド演奏するのが私の人生の目標である。しかし、30名程度でキャパがパンパンになるようなライブ酒場でこんなパフォーマンスを展開しても情けない結果を招くのは間違いないのである。


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# by crossovermiddle | 2017-08-15 13:30 | 音楽全般 | Trackback

Aerosmith__Aerosmith

 b0021712_21321518.jpgエアロスミスは私の音楽人生において接点がほとんど無いバンドの一つである。アメリカを代表する大バンドであり、デビュー年(1973年)を考慮しても、何らかの関わりがあっても良さそうなものなのだが全く聴いた記憶がない。

 メインボーカルのスティーブン・タイラーオヤジの口がデカすぎてビジュアルが生理的に合わなかった事もあるが、それにしてもこれだけの大バンドを聴いた事が無いと言うのはちょっとマズイ・・・と考えた。・・・という事でデビューアルバムである本アルバムをじっくりと聴いてみたのである。

 1曲目から何だか迫力が無いなあ。デビューアルバムだからかな?ふーん。予想外のサウンドが出てきたので、事情をネットで色々と調査してみた。
種々の情報によると、どうやらデビューアルバムは最初は評価されなかったようだ。理由は下記の通り。

・当時はローカルバンドに過ぎなかったエアロスミスはレコード会社のプロモーションを得られなかった
・録音がショボかった

 つまり、余り期待されていなかったという事のようだ。しかし、各種情報によるとA面3曲目「Dream On」を無理矢理シングルカットしたら、意外に地元エリアで受けて、それから徐々に事が良い方向に転がって行ったらしい。なるほど。そうですか。・・・という事で、件のDream Onをじっくりと聴いてみた。

 うーん。そんなに良い曲かね?作者はボーカルのタイラーオヤジのようだ。当時は、このようなコード進行のロックが流行っていたような記憶がある。何となく、この曲のコンセプトはGFRに似ているなあ。しかし、A面4曲目はまたガラっと曲調が変わるのだ。どうも、このバンドの本質はこっちのような気がする。ストーンズにも似てるな。

 ・・・という事で、本アルバムを含めて3枚目まで聴いて得られた結論は、自分の好みとはちょっと違うサウンドである・・という事である。なるほど、接点が無いのもうなずける。多分、初期の段階で食わず嫌いになったのであろう。その後に大バンドになってゆく彼等を全く無視していたわけだ。食わず嫌いとは困ったものである。



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# by crossovermiddle | 2017-07-31 22:06 | 音楽全般 | Trackback
b0021712_12143265.jpg 昨夜、日比谷にある知人の仕事場(事務所)に行って、同世代のオッサンによる「酒飲みながら適当にボサノバを中心としたラテン曲を演奏しつつ、世相を斬る」という恒例のイベントを敢行した。

知人以外の事務所の連中にとっては迷惑この上ない話だとは思うが、既に5年近くやっているので皆さん諦めているようだ。演奏する場所は立派な会議室である。

 通常、この事務所では日夜極めて高度な知的作業がなされているのだが、知人のワークスペースにはガッドギター2本、アコースティックギター1本、ベースギター1本、キーボード1台、ギターアンプ1台、ベースアンプ1台、ミキサー1台、ダイナミックマイク1本が常備されている(ドラムスはさすがに不可能であった)。多分、他には類を見ないような極めて特殊な環境である。

 しかし、我々にとっては高い金出してスタジオ借りる必要が無いので非常にありがたい環境でもある。せめてもの罪滅ぼしとして、いつものように平塚駅前で御土産のお菓子を購入し持参した。

 さてそのような中で始まった恒例のイベントであるが、いつものように「カポダスト問題」が発生した。カポダストを知らない人は少ないと思うが、念のため若干の説明を加える。

 カポダストというのは主にアコースティック系のギター演奏で用いられるポピュラーな道具で(下部添付の写真を参照されたい)、ギターのネックを強力なバネ力を利用したバーで挟む・・・という利用方法になる。

 何でこんな事をするのか?と言うと、例えば写真のようにギターの1フレット目をカポダストで挟むと、ギターの解放弦の音程が半音上がるのである。まあ、当然であろう。2フレット目をカポダストで挟むと1音上がる。

・・・で、そうなると何が良いのか?と言うと、例えばCキーのコードと同じ指の押さえ方で、C♯、Dのキーによる演奏ができてしまうのである。当然、全てのフレットを挟めるから、全てのキーの演奏をCキーのコードと同じ指の押さえ方で演奏ができることになる。

 まあ、便利な道具ですね。私と同世代のフォーク大好きオッサンは「解放弦を利用した標準的なCキーのコードしか押さえられない」という人が多いので、カポダストは実に便利な道具なのだ。プロでも、フォーク系の弾き語りの人は良く利用するし、解放弦の響きを積極的に表現したいロック・ミュージシャンも利用する場合がある。

 このようにカポダストという道具はギター演奏には便利な道具なのだが、一方で演奏技術の進歩を阻害するという側面がある。昔の演奏至上主義の時代には「カポ上げミュージシャン」という少々侮蔑に似た呼称があった。

 また、カポダストは当然のことながら1フレットより上部には挟むことができないから、それ以上はキーを下げる事ができない。したがって、G~Bあたりのキーに適用するのは少々難しい・・という側面もある。

 昨日参加した同世代オッサンも典型的なフォーク世代オッサンなので、当然のようにカポダストを多用する。自分一人で演奏する分には12フレットにカポ挟もうが勝手にやってくれれば良いのだが、バンド演奏・・となると前述の「カポダスト問題」が発生するのだ。

 このカポダスト問題は、新しい曲にチャレンジする場合に発生する事が多い。昨夜のケースでもカポダスト・オッサンが「新規にこの曲やりたい」と譜面をコピーして持参してくれたのだが、これが他のメンバーにとっては問題なのだ。

 カポダスト・オッサンの持参する譜面は歌詞の上にコードが記述された譜面だが、ほぼ例外なく「+3カポ」みたいな記載がある。記載されているコードは全てCキーのお馴染みのコードだ。

 この譜面によると、Em7と記載されている部分は実際は1.5音キーが上のGm7となっているのだ。カポダスト・オッサンは慣れ親しんだEm7を弾けば良いが、それ以外の演奏者はEm7⇒Gm7にリアルタイムで変換して演奏しなければならない。
 
演奏する前に、各演奏者が自分が分かり易いように各コードを実際のキーに変換して追記すれば良いのだが、なにせ演奏しているのがラテン曲である。ただでさえコードチェンジも多く、♭9、♯11やらがグチャグチャと記述されているオリジナル譜面に新たなコードを追記するのは精神的にも無理がある。

 ・・という事で、他の演奏者はしばし「うーん」と考え込むのである。これが「カポダスト問題」である。

 このカポダスト問題については解決策は「必要に応じて実際のコードを追記」する事が一番である。しかし、ライブ酒場なんかで適当に演奏している時に、それができるか?というと少々疑問なのである。

 もっと良いのは、件のカポダスト・オヤジが「カポダスト用の演奏コード」と「実際の演奏コード」を併記して譜面を作成してくれる事だが、私の長い人生においてはそのような事は一度も無かった。したがって、楽器演奏者の端くれなら何らかの解決策を自力で見出す必要がある。今回は長くなったので、それについては次回以降?に・・・。

 さて今回紹介するのは、昨夜「カポダスト問題」に正に直面した名曲「Mas Que Nada」が収録されているセルジオ・メンデス・ブラジル'66の一作目のアルバム。ラテンテイストな曲を非ラテン系の地域に売り込むための秀逸なアレンジを施している点が特徴である。A面一曲目の「Mas Que Nada」は世界中で大ヒットし、日本でも同様に大ヒットした。

 ボサノバというよりはサンバであるが、実に素晴らしい曲である。私と同世代の人達は間違いなく耳にした事のあるサウンドであろう。個人的には「タン、ツ、タタン・・・」というパターンが延々と続くサンバのリズムは非常に好きである。

 A面二曲目の「One Note Samba 」も超有名なラテン曲であるが、本作でのアレンジはかなりポピュラー寄りだ。この辺りは一つのアプローチとして素晴らしいとは思うが、地の素朴なラテン曲もじっくりと聴くとまた別の魅力を知る事ができると思う。ラテンミュージックは実に奥深い。
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# by crossovermiddle | 2017-07-12 23:30 | 音楽全般 | Trackback

Gentle Giant__Gentle Giant

b0021712_20020830.jpg 湘南ベルマーレはアウエー大分で超消耗戦を闘いドロー。福岡が敗退したため、なんと首位である。うーむ。そして、わが平塚市では昨日から3日間にわたる灼熱と阿鼻叫喚の祭典「平塚七夕祭り」が開催されている。

 恐ろしくて、平塚駅周辺にはしばらく近づけない。今年は珍しく3日間とも好天なので、数十万人も集客する会場周辺の蒸し風呂状態は想像を絶するのだ。何事もなく平穏のうちに終了してもらいたいものだ。

 さて今回は英国発のプログレッシブ・ロック・バンドであるGentle Giantのデビューアルバム。A面一曲目から何とも複雑怪奇な構成だ。私の大好きなメロトロンも登場してくるなあ・・・。いやはや・・・。本アルバムの発表は1970年だから遥か昔である。

 黄金の70年代に音楽にドップリ浸かった私であるが、Gentle Giantは全く馴染みが無く、本デビューアルバムも聴いた事がなかったのだが、いやはやビックリするようなサウンドだ。ジャケットも強烈だがサウンドも強烈である。当時はこんなサウンドでもビジネスになったんだなあ・・・と少々考え込んでしまった。

 メンバーは全員が英国屈指の腕利きミュージシャンらしい。たしかに、こんなクルクルパーみたいな構成の変拍子曲をトランペットやらバイオリンやら織り交ぜて演奏しちゃうんだから凄い。しかも、どうやらこんなクルクルパーみたいな構成の変拍子曲をライブで演奏していたらしい。

 サウンド・コンセプトはキング・クリムゾンに良く似ていると思う。クリムゾンはロバート・フィリップという個性の強いギタリストの演奏がメインであるが、こちらの方はとらえどころのないサウンドであるとも言える。うーむ。難しい…。だが意外と聴き応えはあるなあ・・・。

 とにかく、久しぶりにThe プログレみたいなサウンドを聴いたので頭が痛くなった。2017年時点でこのグループのサウンドを若い人が聴くイメージを全く描くことができない。

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# by crossovermiddle | 2017-07-08 21:21 | 音楽全般 | Trackback

芽生え__麻丘めぐみ

b0021712_13032067.jpg 昨夜、湘南ベルマーレは当面の宿敵である名古屋グランパスエイトにホームで2-1で辛勝した。辛勝ではあったが平塚BMWスタジアムの雰囲気は最高で、地域住民同士の連帯感を存分に味わう事が出来たのである。

 湘南と名古屋は共に昨年のJ1リーグチームというそれぞれのプライド・意地もあろう。特に、名古屋はJ1でもチャンピオン経験のある金満・名門クラブであり、昨年のJ2降格決定は湘南が引導を渡した・・という因縁もある。

 したがって、試合前から名古屋サポータの根性の入れ方は尋常ではなく、熱いサポート合戦も含めて実に優れたエンターティメントとなった。私の周りにはサッカー愛好者は沢山いるが、ほとんどの人が「サッカー ⇒ 日本代表」である。別にそれはそれでも良いけれど、地元チームを応援する・・というJリーグサッカーの楽しさも知ってもらいたいものだ。

 余りにも気分が良いので、”落ち込んでいる時”に聴く麻丘めぐみさんの「芽生え」が今回のテーマ。落ち込んでいる時に聴いても癒されるのだから、気分が良い時には最高である。

 1972年06月05日に発売されたこの曲は、麻丘めぐみさんのデビューシングル曲。彼女は3曲目の「女の子なんだもん」でステップアップし、5曲目の「私の彼は左きき」で決定的な人気を獲得する。したがって、麻丘めぐみ=私の彼は左きき・・という同世代のオッサンは多い。

 3曲全てが天才筒美京平氏の作曲であるが、楽曲のクオリティという点では個人的にはダントツで「芽生え」である。イントロがまず最高だ。トライアングルとドラムスのコンビーネションから1970年代青春歌謡の定番であるストリングス、そして青春歌謡の超強力兵器:哀愁のハーモニカが加わる。素晴し過ぎる。

 そして、「もしも、あの日、あなたにい・・・、会わなけれえっば・・・」と歌う麻丘氏の歌声、良いですなあ…。情報によると、サビの麻丘氏の涙声チックな歌唱は天才筒美京平氏のアドバイスらしい。そんなエピーソードを知ると、本当に筒美京平という人物は天才なんだなあ・・とつくづく思う。

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# by crossovermiddle | 2017-07-02 13:55 | 音楽全般 | Trackback

Beatles For Sale__The Beatles

b0021712_21182800.jpg ビートルズが1964年の年の瀬に発表した4枚目のアルバム「Beatles For Sale」は不思議なアルバムだ。前作の「A Hard Day's Night」が全曲オリジナルでビートルズの楽曲制作能力を大いに示したのに、本アルバムは14曲中6曲がカバーである。1曲くらいのカバーならわかるが、6曲ってどういう事なんでしょうね?

 当時のビートルズは「偉大なアーティスト」ではなくて、映画、レコードセールス、コンサートで金を生み出すマシーンのような扱いだったので無理やり(カバー的な)アルバムを作らされたのかしらん?と勘ぐってしまう。ジャケット写真のメンバーの顔つきも何となく疲れているような気がしてならない。

 ともかくどのような制作経緯があったのかはわからんが、個人的には好きな曲が沢山収められているアルバムだ。全体的にポール色が弱いが、彼が書いた「I'll follow the sun」は実に素晴らしい曲である。大学生の時に初めて聴いてスゲー曲だなあ・・と感動した。ビートルズってスゲーなあ・・・と思ったが、まあポールがスゲーのである。この曲を聴くと、ポールの才能はともかくスゲー・・と思う。

 A面1曲目の「No reply」も素晴らしい。これも、実質的にポールが書いたんだろうと思っていたのだがジョンの曲らしい。ジョンの才能は良くわからんなあ・・。フェード・インと言う奇妙な方式で始まる「Eight days a week」も素晴らしい曲である。これも、ポールが書いたんだろうと思っていたら、どうやらこれもメインはジョンらしい。うーん。このグループは良く分らんなあ・・。

 ものの本によると、ビートルズはアメリカのカントリー、ロカベリー、フォークみたいのを自分たちで再構築している例が多いらしいが、このアルバムではそれが顕著である。ボブディランの曲のコンセプトも結構パクッているらしいが、私はディランを全く知らんので、どこにどのようにパクられているのか?がさっぱりわからない。

 とにかく、このグループはアイディア豊富で感性の間口が広かったのでしょうなあ…。このアルバムに収められているカバー曲の中では「Mr.moonlight」が大好きである。この曲もポールが書いたのだろうと思っていたら、ジョンでもなくてカバー曲だと知ってびっくりした。ビートルズは奥が深い。


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# by crossovermiddle | 2017-07-01 02:12 | 音楽全般 | Trackback

Love Songs__竹内まりや

b0021712_22462163.jpg 先日紹介した「ジャズギター演奏」に関する記事に何人かのジャズギター演奏好きオッサンが反応したので、もう少し核心に迫った情報を共有したい。私自身も全くの未熟者であるから、高度なノウハウは理解できないし紹介も難しい。

 ただし、これまで何十年も溜めてきた疑問とフラストレーションが若干ながら氷解したのだから、その部分にフォーカスしてポイントを紹介したい。ポイントは下記である。

(1)理論を知らないとジャズギターは弾けんのか?

 身も蓋もない話だが、答えは「弾けん」であると思う。理論より感覚が大事・・とのご意見はあろう。私自身が正にそうであるから、それは良ーくわかる。しかし、効率良くジャジーなギターが弾けるようになるには理論は重要なのは間違いない。

 では、どのように理論を習得すれば良いのか?ここが重要な分かれ道になるようだ。ジャズギターを演奏したいオッサンは大なり小なり、一度は「ジャズギター教則本」の類は購入したと思う。しかし、件のプロジャズギタリストによると、教則本やレッスン動画の類を活用して独学でジャズギター演奏を習得するのは「かなり困難」との事である。

 重要なポイントに辿り着くまでに挫折する・・・ように意図的に制作されているのではないか?・・・というのが彼の言い分だ。

(2)プロにポイントとなる最低限の理論を教えてもらうのが近道なのか?

 再び、身も蓋もない話であるが答えは「Yes」だと思う。件のプロによると、「日本で独学でジャズギターを習得できるような教則本は見たことがない・・」との事であった。

 この意見には異論はあるだろうが、実は彼自身が教則本による独学に挫折し、結局はプロギタリストに直接習ったのだそうだ。ジャズギターの世界では子弟関係は確かに良くある。ロックじゃそんなのは余り無いですね。

 YouTubeのジャズギター講座には良心的なレッスン動画が幾つかあるが、やはり間接的ながら同様の事を表明している講師が何人もいる。

(3)レッスン供給サイドが「演奏ノウハウの出し惜しみ」をしてるだけではないのか?

 再々度、身も蓋もない話だが答えは「Yes」だと思う。ゴルフのレッスンと一緒である。つまり、虎の巻は容易(タダもしくは教則本やDVD程度の費用では)には入手できないという事である。

 上記(1)~(3)にあるように、ジャズギター演奏を効率良く習得するためにはプロに習うしかない・・・という結論を私は見出している。正に、身も蓋も無い結論であるが、ロックギター演奏が独学で比較的容易に習得できるので錯覚してしまうのだが、ジャズギター演奏は「理論」という高い壁があるので一筋縄ではいかない。

 ロックギターはペンタだけで何とかなるが、ジャズギターはそれじゃあ直ぐに行き詰まる・・・という表現が分かり易いだろう。ジャズ演奏の最も重要なポイントとして「スケールチェンジ」という技法があるが、大抵のロックギターオヤジはこれの必要性を理解していない。少なくとも私は理解していなかった。

 しかし、このスケールチェンジを理論をベースに自在に操れるようになると、正にそれがジャズになるのである。したがって、ジャズではコード進行の把握は極めて重要だ。ロックや弾き語りではコード進行はわからなくても手のパターンと感覚で何となくやれてしまうが、ジャズではそれだけではダメなのだ。直ぐに行き詰まる。
 
 「今、私はGm7を意識して演奏しております。もう直ぐC7を意識して演奏しますよーん」という演奏が必要なのだ。そして、このような演奏がほぼ無意識のようにできるようになると、プロのジャズギタリストになれるのである。

 ・・・と中途半端に結論づけてしまったが、後は皆さん独自に研究してみていただきたい。さて今回紹介するのは、大好きな竹内まりやさんの大ヒットアルバム。発売は1980年で、毎度おなじみの私の青春最後の年である。

 カラオケの定番である「セプテンバー」、資生堂CMソングの「不思議なピーチパイ」など素晴らしい曲が満載だ。久しぶりに聴いたが、本当に素晴らしいアルバムですなあ…。その中でA面5曲目の「五線紙」という曲が、我々世代のオッサンには大変人気があるのだ。

 竹内まりやさんのボーカルとコーラスの組み合わせなのだが、バッキングがジャズギターのみなのだ。もう、涙が出るくらい素敵な曲ですね。こんなのを是非やってみたいものである。


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# by crossovermiddle | 2017-06-28 00:14 | 音楽全般 | Trackback

Alone Again__Gilbert O'saullivan

b0021712_15294355.jpg 先日の湘南ベルマーレvs京都サンガの一戦は、後半ロスタイムで湘南がゴールを決め劇的に勝利した。チーム的には怪我人続出等で色々と問題山積だが、それでも首位戦線に踏みとどまっているのだから、案外湘南は底力があるのかも知れない。

 大変気分が良いので、今回は定年間際のオッサン読者の皆さんに役に立ちそうな話題を提供したい。当然だが音楽とはほとんど関係ない。資産運用の話である。資産運用は「ワシャ関係ないね」というサラリーマンも多いとは思うが、定年退職直後に嫌でも向き合う事になるテーマである。

 一般的なサラリーマンは定年退職直後には本人の予想していた金額よりも多めの一時金がドカンと銀行口座に振り込まれる。大抵の人は、これだけの金額を一時的に入手するという人生経験はないだろう。預金残高明細にはこれまでとはケタ違いの数字が追記される。

 これは、結構ビビる。・・・と同時に、一気に気分が舞い上がるのだ。ここが要注意である。まずは、冷静になって各種金融機関からの「資産運用提案攻撃」を迎え撃つ準備が求められる。これを怠ると、ものの見事に金融機関のカモにされてしまうのだ。

 これは恐ろしい。彼らは超合法的に詐欺まがいの勧誘をしてくるわけだから手強い。しかも、メガバンク、大手証券のセールスパーソンは若い美人のオネーチャンが多い。実直な紳士が相手ではないのだ。

 特に、大手証券のセールスレディーはかなり美人で肉感的だ。彼女達が個人営業の最前線を担っている理由は容易に推測できると思うが、色々な意味で定年オッサンにとっては手強い相手である。投資の経験がほとんど無い場合、ものの見事に彼女達の術中にはまってゆくのだ。

 「じゃあ、お前もオネーチャンの餌食になったのだな?後悔の念を込めて情報を展開共有しているのだな?」と読者諸兄は考えるだろうが、実はそうでは無い。何を隠そう、私は資産運用では20年以上もそれなりに苦汁を舐めているのだ。家が一軒買えるくらいの金額での株式投資は経験済だ。

 持ち家が無いのだから、当たり前である。もし、持ち家が無いのに株式投資もしていないのならば、それはちょっと問題だろう。・・・という事で、私はそう簡単には彼女達の餌食にはならないだけの経験と自信がある。したがって、冷静に状況を俯瞰できるのだ。

 私の経験から語ると、メガバンク「資産運用提案攻撃」は下記のようなプロセスであった。

(1)一時金が振り込まれたメガバンクから早速にお電話がかかってくる。「御挨拶をかねて、家に行く」と言われるが丁寧に断って、こちらから銀行に行く・・事を選択する。とにかく、彼(彼女)等は家に来たがる。

(2)銀行に行くと二階の特別カウンターに連れて行かれて、担当の営業レディーから色々と提案を受ける。加えて、彼女の上司(支店長やら)等が入れ替わり挨拶に来る。

(3)提案の冒頭で「投資経験」を聞かれる。ここがポイントだ。提案が鬱陶しく断りたいなら「ITバブルの頃から数千万円規模の現物株投資をやっていますが、リーマン・ショックで相当な損失を出して…」と言えばよい。

(4)例のペイオフ(1,000万円)リスクを回避するために、他のメガバンクに一時金を分散する。

(5)しばらくして(1)に戻る

 ・・・という感じである。どうだろう。結構なイベントである。「毎月分配型海外上場株式アクティブファンド」みたいな商品を彼女達は積極的に売り込んでくるのだが、弱気で投資にナイーブな定年オッサンは「じゃあ、それ一つ」みたいに購入してしまうのだ。

 ・・・では、どうしたら良いのか?残念ながら、それは語る事はできない。何故なら、資産運用はその人の人生観そのものだからだ。自分で考えるしかないのだ。少なくとも、他人から提案されるようなシロモノでは無い・・という事である。

 さて今回紹介するのは、資産運用に苦しむ我々世代が青春時代に一度は聴いた事があるだろう曲。ギルバート・オサリバンのアローン・アゲインだ。凄く良い曲であり、当時の日本でも大ヒットした。

 何となく爽やかな感じの曲であり、オサリバンの二曲目ビッグヒットの「クレア」が可愛い曲だったので、この曲もホノボノとした曲だと勝手に思い込んでいた。しかし、Webの曲対訳サイトで確認したら、酷い内容の詩であることを知った。

 何じゃ、この詩は・・・。結婚式で婚約者に逃げられたニーチャンがハチャメチャに暗く愚痴る・・という内容である。なんだかなあ・・・。


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# by crossovermiddle | 2017-06-20 23:38 | 音楽全般 | Trackback

若い季節__岡田奈々

b0021712_09361834.jpg 1970年代は優れた音楽が多く生み出されたが、一方で優れたアイドル歌手も多数出現した。今回は、その中でも清楚な美貌で一部の若いニーチャンを虜にしていた岡田奈々さんのヒット曲「若い季節」を紹介したい。

 岡田奈々さんは当時凄い人気で、数々のヒット曲を誇っていたが、どの曲も青春歌謡の王道を行く素晴らしい曲ばかりである。「若い季節」は彼女の5枚目のシングルでリリースが1976年初夏。したがって、初めて聴いた時には、まだ私は10代の若者だったである。

 うーん、信じられん。ともかく、当時は「なんともスゲー曲だなあ」と思った。アホみたいな歌詞が1番から4番まであるのだが、実は内容は物語風でじっくりと聴くと味わい深くジーンとくるのだ。当時はこんな歌詞が多かったんだなあ…。

 歌詞のコンセプトが太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」に良く似ているので、「パクリか?」と思って調べたら作詞者はどちらも同じ松本隆氏だった。なるほど。私は歌詞は余り興味がないのだが、青春歌謡の歌詞は重要だ。

 一方、サウンドがこれまた素晴らしい。バックミュージシャンは誰だかはわからんが、人間臭いドラムス、ベース、そしてストリングスとカッティングギターの爽やかさは青春歌謡の王道を行くものであろう。

 このサウンドは良いなあ。作曲はあの佐藤健氏。セントラスステイションのメンバーで奥さんは大橋純子さん。この人は本当に才人ですね。参考までに、私のiTunesに登録されている岡田奈々さんのヒット曲の一覧を下記に示す。

かざらない青春3:26岡田奈々602歌謡曲63.2 MB
そよ風と私2:46岡田奈々602歌謡曲32.6 MB
ひとりごと3:26岡田奈々602歌謡曲23.2 MB
若い季節4:24岡田奈々1002歌謡曲234.1 MB
女学生2:54岡田奈々602歌謡曲42.7 MB
青春の分かれ道3:56岡田奈々602歌謡曲23.7 MB
手編みのプレゼント3:57岡田奈々0歌謡曲3.7 MB
横浜イレブン3:07岡田奈々0歌謡曲2.9 MB
青春の坂道3:45岡田奈々1002歌謡曲213.5 MB
雨のささやき4:14岡田奈々1002歌謡曲344 MB
放課後 2:33岡田奈々600歌謡曲3.6 MB

 久しぶりに全曲をじっくり聴いたが、どれもこれも素晴らしい。特に、「若い季節」と同じ松本・佐藤のペアで制作された「雨のささやき」は当時の若いニーチャンには涙物の素晴らしい曲である。




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# by crossovermiddle | 2017-06-03 12:08 | 音楽全般 | Trackback

Good Morning__増尾好秋

b0021712_21593138.jpg 一昨日、湘南ベルマーレは宿敵アビスパ福岡に0-3で惨敗した。しかも、ホームである。極めて気分が悪い。気分が悪いので、昨日は馴染みのあるライブ酒場に出没した。

 初対面の店の常連客から「増尾好秋って知ってますか?」と聞かれたので、「当然、知ってますよ。Sailing Wonder は良く聞きました」と言うと、”話せるヤツ”との評価を受けたらしくその後は大盛り上がりで「70年代は良かった」論議に突入した。

 やはり、私と同じような音楽オヤジは現在の音楽に不満なのであろう。

 さて本日のテーマである増尾好秋氏の1979年発表のアルバム「Good Morning」だが、私は1979年に本アルバムを購入した。しかし、どうやらデジタル⇒アナログ化しないままに、2010年に売却してしまったようだ。つまり音源が無いのだ。

 しかし、最近はYouTubeと言う「音楽ビジネス破壊サービス」があるので当該アルバムを検索してみたらちゃんと音源がアップされていた。凄いなあ・・。

 増尾好秋氏は現在70歳だそうである。近影写真を見る限りは70歳にはとても見えない。親父さんがジャズピアニストだが、幼少は音楽教育的な事はなかったらしい。

 まあ、でも東京生まれで才能豊かな人だったんでしょうね。早稲田のジャズ研で頭角を現して、その後は一流ジャズギタリストへの道を驀進した訳だ。

 30年ぶりくらいに聴いたような気がするが、結構曲を覚えていた。A面3曲目の「ビコーズ・オブ・ユー」は好きだった曲で結構コピーをした。しかし、改めて聴くとこれはJazzアルバムとはとても呼べないな。

 Jazzギタリストマインドが研ぎ澄まされた状態で聴くと、ライトなポップスアルバムにしか聞こえない。天気予報のバックグラウンドミュージックである。70年代後半の「ふゅーじょんブーム」に乗っかったアルバムなのだろうが、本人は本意でこのアルバムを制作したのかな?

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# by crossovermiddle | 2017-05-19 22:35 | 音楽全般 | Trackback

It's Uptown__Grorge Benson

b0021712_23291013.jpg 先月末に茨城県で田植え+ゴルフを楽しんだのだが、風邪をこじらせてGWはほぼダウン。5月3日は死ぬ思いでBMWスタジアムに行き湘南ベルマーレの試合を観戦したが、それが更に症状を悪化させた。

 年齢を重ねると共に症状が重くなり、長期化する傾向にある。まずいなあ・・・と思っているが、どうする事もできん。

 さて皆さんご存知のように私は「エレキギター弾き」の端くれであるが、アマチュアとしてはそれなりの腕前だと勝手に思っている。しかし、悔しい事にJazzギターだけはどうしても上手く弾けない。

 大学2年の時からJazzギター演奏に挑戦しているのだから、40年近くの時間が経過しているにも関わらず弾けないのだ。練習量が圧倒的に足らん・・のが最大の問題である事は明らかだが、一方で他のジャンルの曲の習熟速度と比較するとJazz曲の習熟速度は著しく低いのである。

 どうも、練習量以外にも何か課題が横たわっているではないか?・・とは感じていたのだが、決定的な解決策が見い出せないまま40年が経過した訳だ。40年って長いですね。会社も定年退職になっちゃう長さですね。

 このような状況の中、幸運な事に平塚近傍に在住しているプロのジャズギタリストに接触する機会を得た。そこで千載一遇のチャンスとばかり、これまでの40年間の苦悩を包み隠さず件のプロギタリストにぶつけてみた。

 『まあー、そんなもんでしょうねえ』というのが彼の回答である。要は我流で練習戦略立案も無しにいくら練習したって100年やってもJazzギターは弾けない。天才は別だけど・・・という事であった。

 一般的に考えると身も蓋も無い回答であるが、実は私にとっては神の啓示のような回答だったのである。思わず目からウロコが落ちる思いであった。技術的な面においては、下記のポイントが私にとっては重要であった。

(1)コードを意識する
(2)3度、7度を意識する
(3)3度上を意識する
(4)ⅡーVを意識して、ⅤでウルトラCを出す
(5)指盤上の1度、3度の位置を意識する

 『今頃、そんな事を言ってるのか?』とベテラン・ジャズ演奏愛好家には呆れられそうだが、自分としては実に重要なのだ。楽器を演奏しない人には『なんのこっちゃ?』的な内容だが、興味がある人は知り合いのJazz演奏家にそれと無く聞いて欲しい。

 ・・・という事で、Jazzギターの秘伝のカケラを知ったような新たな気分でYouTubeのJazzギターレッスン動画を視聴すると、なんと講師の言っている事(視聴者に伝えたいポイント)が僅かながらわかるのである。なるほど・・・、ナルホド・・・、成程ねー。実に気分が良い。

 気分が良いので、レッスン動画でお勧めだったグラント・グリーンの動画を見たがちょっと好みと違うので、その亜流的なジョージ・ベンソンのオッサンの動画を視聴した。それが今回紹介するアルバムの動画であった。

 このアルバムは1966年に発表されたので50年以上も昔のアルバムである。しかし、ベンソンのオッサンは既に普通のジャズギターとは一線を画したパフォーマンスを披露している。正直変わったアルバムであるが、天才の心意気がそこはかとなく伝わってくる気がする。

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# by crossovermiddle | 2017-05-10 23:02 | 音楽全般 | Trackback

Circus Town__山下達郎

b0021712_12182796.jpg 今回もしつこく山下達郎師匠がテーマ。1976年に発表した彼のデビューアルバム「Circus Town」を紹介したい。彼は1953年生まれだから私より3歳年上だ。

 彼のキャリアに関する情報を色々読むと、本アルバムでデビューするまでの数年間は実に興味深い。師匠個人のキャリアも興味深いが、それ以上に彼を取り巻く日本の(東京の)音楽事情が興味深い。

 師匠のその当時のキャリアは、都立の進学高校に入学して、音楽ばかりやって勉強で落ちこぼれて、大学浪人を適当に過ごして、明治大学法学部に入学して、直ぐに大学中退して、仲間内でバンド作って、そのバンドで自主レコード作って、そのレコードが一部のキーマンに注目されて、音楽制作の現場に出入りするようになって、そのままシュガーベイブでデビューする・・・みたいな感じである。

 なるほどねー。カシオペアの野呂氏のインタビューなんかでも、やはり同じような雰囲気の事を言っている。センスの良い若い人たちが、それぞれのアンテナを高く張りつつ連携している・・・という感じだ。東京都下で青春時代を過ごした人は良いなあ。私のような田舎者には羨望しかないな。

 さて本アルバムであるが、デビューアルバムなのに達郎サウンドが確立している感があるのは凄い。B面1曲目の「Last step」は実に素晴らしい。全体を通して、音の作りは今と変わらないこだわりを感じる。

 バックの演奏に違和感(演奏ミス?)の残る部分が幾つかあるが、そのあたりは新人ミュージシャンの立場で徹底できなかったのかも知れない。半分は海外録音だし・・・。

 しかし、セールスがどうなるのかも良くわからない「山下達郎」と言うミュージシャンに、これだけのコストをかけてデビューアルバムを制作させてしまうのだから当時の音楽業界というのは幸せだったのだろう。






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# by crossovermiddle | 2017-04-19 17:29 | 音楽全般 | Trackback

Ride On Time__山下達郎

b0021712_15520626.jpg  過去にこのような記事を投稿した。投稿後は周りから「釣りの調子は最近はどうですか?プププ・・・」みたいな扱いを受けている。当然であろう。その後、キス一匹と舌平目一匹を釣り上げているのだが、状況に変化はなかった。

 そこで、朝鮮半島情勢がキナ臭くなってきた・・という事もあるので、汚名返上的な話題提供のために4年ぶりに平塚海岸で投げ釣りを実施した。

 結果は、惨憺たるものであった。最初のキャスティングでサオの先端に装着されているガイド金具が外れてしまったのだ。簡単に言うと、「再びシマノ製の竿が壊れた」のである(添付写真参照されたい)。

 当然、釣果は0だ。どうですか?皆さん。私とシマノ製釣り竿との相性の悪さは抜群でしょう?エポキシ系接着剤で対応が可能・・・との情報がネットに展開されていたが、普通に考えると元に戻るとは思えない。さてどうしたものか・・・。

 ・・・という状況で紹介するのは、前回同様に山下達郎師匠の通算5作目のスタジオ版の大ヒットアルバム。前回紹介したように、日立マクセルのTVコマーシャルに採用されて大評判になったシングル曲「Ride on time」の超大ヒットで、山下達郎師匠は日本人に完全に認知されたわけだ。メデタシメデタシ。

 シングル版とアルバム収録版はアレンジが違うが、クオリティの高さはどちらも極めて高い。ともあれ、アルバムの最初から最後まで素晴らしい曲ばかりである。A面1曲目の「Someday」は日本ポップス史上に燦然と輝く名曲なのではないだろうか?

 このアルバムが売れまくっていた1980年は私の学生最後の年であり、翌年1981年4月から某機械メーカのサラリーマンとして苦難の道を歩み出すのだ。実に思い出深いアルバムである。
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# by crossovermiddle | 2017-04-12 16:21 | 音楽全般 | Trackback

Moonglow__山下達郎

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 私と同世代の音楽好きオッサンはそれなりに幸運な人生を歩んだと思う。ギリギリ年金が正しくもらえるのもありがたいが、1970年代に青春時代を過ごした・・・という事が意外と大きい。

 これについては過去にも何度か言及している。音楽を含めて色々な物にコンピュータが入り込む直前の時代であり、非コンピュータ系の環境が完成形を迎えた時期ともいえる。

 音楽も然りである。音楽にコンピュータが入り込む事は悪いとは思わないが、最近の若い人は「それしか知らない」というのが不幸なのである。我々世代は「両方知っている」のだ。しかも、多感な時代に完成度の高い音楽に接したのは幸運としか言いようがない。

 独断と偏見を踏まえて敢えて言うが、私と同世代のオッサンは日本で最も音楽がわかっている連中である・・・と断言したい(同世代のオバサンはわからん)。

 そのようなオッサンの中には「山下達郎大好きオッサン」はかなり多い。我々と山下師匠とはほぼ同世代だから音楽的な価値観も合うのであろう。しかし、良く知られているように、山下達郎という希代のミュージシャンの1970年代は苦難の時期なのだ。

 彼の苦難の時期を我々世代はリアルタイムで共有している。私の広範囲かつ綿密な調査によると、私も含めて下記のようなプロセスを経て山下達郎好きオッサンに変身している人が多い。

(1)1970年代後半に、何らかのきっかけで「山下達郎」というキーワードを認識する  ⇒ 私の場合
(2)1978年末に発表された4作目のアルバム「Go Ahead」を聴いてひっくり返る
(3)1979年にJALのタイアップソングに採用された師匠を既に知っている事に優越感を持つ
(4)1980年に発表された6作目のアルバム「Ride On Time」で師匠が大ブレークするのを呆然と眺める

 なるほどね・・・と思う読者も多かろう。今回ご紹介するのは、上記(3)で言及したJALタイアップ曲『愛を描いて -LET'S KISS THE SUN-』を収録する5作目のアルバム「Moonglow」。

 超傑作の4作目と大ブレークの6作目に挟まれた微妙な作品であるが、我々世代のオッサンは一度は聞いておかねばならない作品だ。一家に一枚は責務のような気もする。

 前述のタイアップ曲、A面2曲目の『永遠のFullMoon』、5曲目『FUNKY FLUSHIN'』が実に素晴らしい。背水の陣で制作した前作と比較すると、個人的には実験的な要素を持つ曲が多いと思う。しかし、師匠のキャリアにとってはこの5作目は極めて重要なんだろうなあ。



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# by crossovermiddle | 2017-04-09 12:29 | 音楽全般 | Trackback

E-mail: bzfallvalley@gmail.com


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