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あなたに夢中__キャンディーズ

あなたに夢中__キャンディーズ_b0021712_22583917.jpg いよいよ師走である。先日、51回目の誕生日を無事迎えた。昨年の、50回目と比べると何の感慨もない。50代という宿命を十分に受け入れられたのだろう。そして、師走初日の今日は21回目の結婚記念日である。『銀婚式』までもう少しなのだ。いやはや・・・。
 しかし、そんなヨレヨレの私にも当然青春時代は存在した。その頃を思い出させる一枚。キャンディーズのデビューシングル『あなたに夢中』である。実は、どうしてこのレコードを所有しているのかがわからない。引っ越しの準備でドタバタしていたら見つかったのだ。うーむ。・・と言うことで早速聴いてみた。
 皆さんご存じのように、キャンディーズは70年代に一世を風靡したアイドルグループであり、例の『普通の女の子に戻りたい』の名セリフと共に1978年に解散した訳だ。しかし、実は本デビュー曲から4枚目のシングルである『なみだの季節』まではブレーク出来なかったのである。何故か?スーがメインだったからである。そして、どのような戦略変更があったのか経緯は良く知らないが、突然ランがメインになって、大ヒット曲『年下の男の子』でブレークする訳である。
 これは一体どういう事なのだろうか?私は許せない。本来、このグループはスーがメインであるべきなのだ。メインのスーが甲高い声で『あなたが好ーーーき』と唄いながら、キャンディーズがこの曲でデビューした時は、はっきり言って腰が抜けた。『この世にこれほどの可愛い女性が存在して良いのだろうか?』と思った。それなのに、どういう訳だか何の魅力も感じなかったランがメインになった途端にブレークである。
 当時の記憶をたどると、ファンの評価は『スー → デブ』 『ラン → イケテル』となっているのだ。ふざけるな!!と言いたい。ハア、ハア・・・。・・と、思わず熱くなってしまうのだが、そのころから『私の女性の好みは普通の人とちょっと違う』ことに気がつき始めたのである。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51才にもなって、情け無いことを書いているなあ・・。
 とまあ、思い入れのある一枚であることは確かだ。スーこと田中好子さんは私と同い年であり、今は味のある中堅女優の地位を確立している。それはそれで実に喜ばしいが、ともかく本レコードでキャンディーズがデビューしたときの彼女の衝撃は大きかったのだ。私が高校2年の夏であった。

 
by crossovermiddle | 2007-12-01 23:30 | 音楽全般

E-mail: bzfallvalley@gmail.com


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