In The Slot__Tower Of Power

b0021712_17335317.jpg 冥王星が惑星でなくなるらしい。まあ、冥王星が惑星でなくなっても私の人生は変わりはないのだが、かつて天文少年だった私にとっては久しぶりの興味深いニュースである。ともあれ、あれだけ他の8つの惑星とスペックが異なると『降格』も無理もないのだろう。冥王星は米国の天文学者が発見した唯一の惑星だったので、米国得意のゴリ押しで何とか惑星にとどまる・・・との推測もあったが、あっさりと惑星の権利を剥奪されてしまった。政治の世界と違って、科学の世界はさすがに合理的なものだと感心した次第。
 さて本日はその米国が生んだ世界最高のファンクバンドだったTOPの一枚。『またTOPか・・』といわれそうだが、まあそうなのだ。購入は1975年。本アルバム発表時のメンバーはほぼ黄金メンバーだ。前作では抜けてしまった超天才ドラマーのDavid Garibaldiが戻ってきている。ただし、ボーカルがHubert Tubbsというオッサンに変更になっている。
 さて肝心のサウンドであるが、『よくもまあ・・こんだけ複雑にできるもんだ・・・』と思われる複雑さである。複雑なのは興味深いのだが、『過ぎたるは及ばざるが如し』の例えとおり、少々うんざりする内容である。サウンド的にはチャレンジングな内容なのだろうが、どうもピンと来ない曲も多い。とくに、以下の点が気に入らない。
1.アコースティックピアノが多用され、ハモンドオルガンが余り登場しない
2.彼らの特徴であるオークランドストローク的なベースラインが余りない
 上記1,2は私にとってはTOPそのものなので、違和感があるだ。その影響かどうか知らないが、ギターもなんとなく冴えない。
 複雑なリズムと洗練されたトーンで明らかに完成度は向上したのだろうが、バンドとしてのパワーと泥臭さ、そして肝心の『TOPらしさ』が余り感じられない一枚である。とは言え、演奏は本当に世界最高のファンクバンドの名に恥じない素晴らしいものだ。まさに賛否両論分かれるアルバムといえよう。
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by crossovermiddle | 2006-08-27 17:40 | 音楽全般

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