To Chi Ka__渡辺香津美

b0021712_1573943.gif 日本最高のギタリストの一人である渡辺香津美氏のほぼ全盛期の一枚。購入は発表と同時の1980年。KYLYNプロジェクトやYMOなど、当時の最先端のサウンドにはほどんど彼が絡んでいたといっても良い。抜群のギターテクニックがあり、(多分)人柄も良く、ルックスもまあまあ、そしてとにかく存在感がある彼を時代が要求したのは当然だろう。
 本アルバムは、YMOで名を上げた直後にアメリカの優秀ミュージシャンと製作した傑作アルバムである。単体の曲としては彼の最大ヒット曲である『ユニコーン』を収めたヒット作である。この曲は日立だったかデンオンだったかのオーディオ製品のCFに採用されて当時よくフラッシュが流れていたのでご記憶の方も多いと思う。
 とにかく、(彼にしては珍しく)全体的に優れたメロディーの曲が網羅されている。Eギター・フュージョンというカテゴリではほぼ完璧といった内容である。日本一ギターが上手いのに、通常は余りバリバリと弾かない同氏であるが、本アルバムでは結構弾き倒しているのが好感をもてる。
 先ほど『人柄』の話を書いたが、渡辺氏は本当に良い人のようだ。カシオペアの野呂氏も渡辺氏のことを心底尊敬しているようで、以前に見たジョイントコンサートでは『3歩下がって師の影踏まず』状態だった。天下の野呂氏に尊敬されるのだから凄いよな。だいたい、ギタリストという人種は少々変なのが多く、どちらかというと礼儀知らずの人種だと思うのだが、超一流の世界ではそれなりの格式があるのだろうなあ。私から見ると野呂氏のギターテクニックなどは人知を超えたレベルだが、その野呂氏が『渡辺さんには勉強させてもらっています』となるのだから、どれだけ凄いレベルなのか想像もつかない。どんな世界にも上には上がいるものである。
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by crossovermiddle | 2006-08-11 15:21 | 音楽全般

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