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Chicago Hot Streets___Chicago

Chicago Hot Streets___Chicago_b0021712_2320167.jpg 長男のセンター試験がやっと終了した。今回初めて使用された、英語ヒアリング用の機材を息子が持って帰ってきた。「・・・かっぱらったのか?」と聞いたら、お持ち帰り自由だったと言う。凄いなあ。55万人の受験生に全員配られたわけだ。なかなか面白いコンポーネントである。原価は800円くらいだろうか。
 さてセンター試験はさておき、今回のアルバムはまたまたシカゴである。オリジナルギタリストだったテリー・キャスの死亡事故を乗り越えて発表された12作目のアルバム。購入は1978年。テリーの死によって、前作までのダレた雰囲気は吹き飛び、起死回生の一発を狙った意欲作だ。テリーの後釜には、オーディションで選ばれたドニー・デイカスという兄ちゃんが加入した。アルバムジャケットやライナーノーツ等を読む限りは、相当な期待を背負っていたようである。金髪で長髪で格好の良い兄ちゃんで、一見ピータ・フランプトンのようだ。無骨だったテリーとは対照的な風貌である。当時、私はこの兄ちゃんの写真を見て、少々ショックを受けた。何となく、アイドル路線に走っているように思えたからだ。以前に「私のシカゴは11作で死んだ」と書いたが、これはあくまでも結果論で、1978年の段階では全然死んでいないのだ。したがって、期待が大きかっただけに、ショックも大きかった。
 A面1曲目からディスコなのよね・・・。いきなり。1978年当時は凄まじいディスコブームで「シカゴよ・・・お前もか・・・」と嘆いた。曲はそれ程悪くないのだが、コンセプトが許せんかった。何となく。A面5曲目の「テイク・ア・チャンス」はとても良くできた曲で本当に素晴らしい。特に、ドニー・デイカスのギターソロが素晴らしい。結構な分量のギターソロなのだが、ここでこれまでのシカゴと決定的な違いを痛感してしまう。まさに、軽いギターなのだ。
 悪くはない。悪くはないのだが・・・・。シカゴではないのである。あ~あ、悲しいなあ。
by crossovermiddle | 2006-01-22 23:44 | 音楽全般

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