2005年 11月 27日
Morning Dance___Spyro Gyra
世の中は姉歯建築士の話題で持ちきりである。これほどグチャグチャな経済事件も久しぶりだ。しかも、我が町にあるビジネスホテルも対象物件とのことでニュースに頻繁に登場する。素晴らしい。こういう事件を第三者的に傍観するのは大いに人生勉強になるのだ。さて今回は長寿癒し系のフュージョンバンドであるスパイロジャイラの大ヒットアルバム。購入は1979年頃。真面目に聞いたのは20年振りくらいか・・・。「いやー素晴らしい。さすがフュージョン史に残る名盤である」と言いたいところだが、残念ながら元フュージョンギター少年にとっては少々タルイ。心地よい環境音楽の域を出ないのである。別に悪いわけではないが、楽器野郎にはどうも物足りない。逆に、このような点が長寿を保っている秘訣かも知れない。このグループはメロディがキャッチャーであることが最大の売りであるが、キャッチャー過ぎて面白くないのである。やはり、ぞぞーとするような超難解テンション満載コードがたまに出てこないとフュージョンはつまらん。とはいえ、A面5曲目の「Starburst」はアップテンポで聴き応えがある。また、B面2曲目の「It doesn't matter」は爽やかなギターが印象的な佳曲。B面3曲目の「Little Linda」もメロディーが実に良い。・・・・と、良い曲も一応は収められているのだが、大傑作アルバムとの巷の評価は少々過大評価じゃないかいな。
by crossovermiddle
| 2005-11-27 20:09
| 音楽全般