Chicago ⅩI___Chicago

b0021712_937954.jpg ギタリストのテリー・キャスが参加した最後のアルバム。購入は1977年。テリーは翌年、銃の取り扱いミス(お遊びミス)で事故死してしまうのだが、日本国内では「バカな奴だなあ・・」的な報道だったのでかなり憤慨した記憶がある。
 メンバーは翌年にバンドの顔の一人であるテリーが死んじゃうとは当然思っていないから、いつも通りのアルバム制作をおこなったのであろうが、全体に退潮ムードが漂っており、かつてのエネルギーは余り感じられない。人間関係がかなり悪くなっていたのだろうなあ。ファンも正直なもので、全米アルバムチャートでも最高6位という体たらくであった。
 曲目は以下のとおり。最大のヒットは全米4位になったA面2曲目の「朝もやの二人」である。この後、シカゴの復活の原動力になった「ピータ主導のバラード路線」の先駆けと言える。個人的にはそれ程の曲とは思えないが・・・。A面4曲目と5曲目はタイプの良く似た曲。作曲者は違うが、これまでのシカゴにはない落ち着いた感じのメロディアスな曲。この2曲は素晴らしいと思うが、シカゴのその後を予感させるような悲しい雰囲気が漂っている。B面1曲目の「僕の公約」は久しぶりのファンキーな曲であるが、残念ながらエネルギーは余り感じられない。2曲目はテリーのギターソロを堪能できる曲だが、この演奏を聴くと本当に彼の凄さを再確認できる。4~6曲目はストリングスを大胆に導入した組曲形式になっている。賛否両論別れるところであろうが、6曲目の「愛しい我が子へ」は死ぬほど良い。テリーの染み込むようなボーカルを聴くことができる。黙祷。
 ともあれ、私の青春を飾ったシカゴは個人的には本アルバムを最後にして死んだのである。
<A面>
1.ミシシッピー
2.朝もやの二人
3.永遠の愛
4.孤独なポリスマン
5.シカゴへ帰りたい
<B面>
1.僕の公約
2.無情の街
3.今度こそは
4.ある男の苦悩
5.前奏曲(愛しい我が子へ)
6.愛しい我が子へ(リトル・ワン)
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by crossovermiddle | 2005-09-18 10:11 | 音楽全般

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