2017年 06月 20日
Alone Again__Gilbert O'saullivan
先日の湘南ベルマーレvs京都サンガの一戦は、後半ロスタイムで湘南がゴールを決め劇的に勝利した。チーム的には怪我人続出等で色々と問題山積だが、それでも首位戦線に踏みとどまっているのだから、案外湘南は底力があるのかも知れない。
大変気分が良いので、今回は定年間際のオッサン読者の皆さんに役に立ちそうな話題を提供したい。当然だが音楽とはほとんど関係ない。資産運用の話である。資産運用は「ワシャ関係ないね」というサラリーマンも多いとは思うが、定年退職直後に嫌でも向き合う事になるテーマである。
一般的なサラリーマンは定年退職直後には本人の予想していた金額よりも多めの一時金がドカンと銀行口座に振り込まれる。大抵の人は、これだけの金額を一時的に入手するという人生経験はないだろう。預金残高明細にはこれまでとはケタ違いの数字が追記される。
これは、結構ビビる。・・・と同時に、一気に気分が舞い上がるのだ。ここが要注意である。まずは、冷静になって各種金融機関からの「資産運用提案攻撃」を迎え撃つ準備が求められる。これを怠ると、ものの見事に金融機関のカモにされてしまうのだ。
これは恐ろしい。彼らは超合法的に詐欺まがいの勧誘をしてくるわけだから手強い。しかも、メガバンク、大手証券のセールスパーソンは若い美人のオネーチャンが多い。実直な紳士が相手ではないのだ。
特に、大手証券のセールスレディーはかなり美人で肉感的だ。彼女達が個人営業の最前線を担っている理由は容易に推測できると思うが、色々な意味で定年オッサンにとっては手強い相手である。投資の経験がほとんど無い場合、ものの見事に彼女達の術中にはまってゆくのだ。
「じゃあ、お前もオネーチャンの餌食になったのだな?後悔の念を込めて情報を展開共有しているのだな?」と読者諸兄は考えるだろうが、実はそうでは無い。何を隠そう、私は資産運用では20年以上もそれなりに苦汁を舐めているのだ。家が一軒買えるくらいの金額での株式投資は経験済だ。
持ち家が無いのだから、当たり前である。もし、持ち家が無いのに株式投資もしていないのならば、それはちょっと問題だろう。・・・という事で、私はそう簡単には彼女達の餌食にはならないだけの経験と自信がある。したがって、冷静に状況を俯瞰できるのだ。
私の経験から語ると、メガバンク「資産運用提案攻撃」は下記のようなプロセスであった。
(1)一時金が振り込まれたメガバンクから早速にお電話がかかってくる。「御挨拶をかねて、家に行く」と言われるが丁寧に断って、こちらから銀行に行く・・事を選択する。とにかく、彼(彼女)等は家に来たがる。
(2)銀行に行くと二階の特別カウンターに連れて行かれて、担当の営業レディーから色々と提案を受ける。加えて、彼女の上司(支店長やら)等が入れ替わり挨拶に来る。
(3)提案の冒頭で「投資経験」を聞かれる。ここがポイントだ。提案が鬱陶しく断りたいなら「ITバブルの頃から数千万円規模の現物株投資をやっていますが、リーマン・ショックで相当な損失を出して…」と言えばよい。
(4)例のペイオフ(1,000万円)リスクを回避するために、他のメガバンクに一時金を分散する。
(5)しばらくして(1)に戻る
・・・という感じである。どうだろう。結構なイベントである。「毎月分配型海外上場株式アクティブファンド」みたいな商品を彼女達は積極的に売り込んでくるのだが、弱気で投資にナイーブな定年オッサンは「じゃあ、それ一つ」みたいに購入してしまうのだ。
・・・では、どうしたら良いのか?残念ながら、それは語る事はできない。何故なら、資産運用はその人の人生観そのものだからだ。自分で考えるしかないのだ。少なくとも、他人から提案されるようなシロモノでは無い・・という事である。
さて今回紹介するのは、資産運用に苦しむ我々世代が青春時代に一度は聴いた事があるだろう曲。ギルバート・オサリバンのアローン・アゲインだ。凄く良い曲であり、当時の日本でも大ヒットした。
何となく爽やかな感じの曲であり、オサリバンの二曲目ビッグヒットの「クレア」が可愛い曲だったので、この曲もホノボノとした曲だと勝手に思い込んでいた。しかし、Webの曲対訳サイトで確認したら、酷い内容の詩であることを知った。
何じゃ、この詩は・・・。結婚式で婚約者に逃げられたニーチャンがハチャメチャに暗く愚痴る・・という内容である。なんだかなあ・・・。
by crossovermiddle
| 2017-06-20 23:38
| 音楽全般