Circus Town__山下達郎

b0021712_12182796.jpg 今回もしつこく山下達郎師匠がテーマ。1976年に発表した彼のデビューアルバム「Circus Town」を紹介したい。彼は1953年生まれだから私より3歳年上だ。彼のキャリアに関する情報を色々読むと、本アルバムでデビューするまでの数年間は実に興味深い。師匠個人のキャリアも興味深いが、それ以上に彼を取り巻く日本の(東京の)音楽事情が興味深い。師匠のその当時のキャリアは、都立の進学高校に入学して、音楽ばかりやって勉強で落ちこぼれて、大学浪人を適当に過ごして、明治大学法学部に入学して、直ぐに大学中退して、仲間内でバンド作って、そのバンドで自主レコード作って、そのレコードが一部のキーマンに注目されて、音楽制作の現場に出入りするようになって、そのままシュガーベイブでデビューする・・・みたいな感じである。なるほどねー。カシオペアの野呂氏のインタビューなんかでも、やはり同じような雰囲気の事を言っている。センスの良い若い人たちが、それぞれのアンテナを高く張りつつ連携している・・・という感じだ。東京都下で青春時代を過ごした人は良いなあ。私のような田舎者には羨望しかないな。
 さて本アルバムであるが、デビューアルバムなのに達郎サウンドが確立している感があるのは凄い。B面1曲目の「Last step」は実に素晴らしい。全体を通して、音の作りは今と変わらないこだわりを感じる。バックの演奏に違和感(演奏ミス?)の残る部分が幾つかあるが、そのあたりは新人ミュージシャンの立場で徹底できなかったのかも知れない。半分は海外録音だし・・・。しかし、セールスがどうなるのかも良くわからない「山下達郎」と言うミュージシャンに、これだけのコストをかけてデビューアルバムを制作させてしまうのだから当時の音楽業界というのは幸せだったのだろう。






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by crossovermiddle | 2017-04-19 17:29 | 音楽全般

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