2017年 03月 31日
Study in Brown__Clifford Brown
我が湘南ベルマーレが薄氷を踏むような状況で何とかJ2リーグの首位をキープしている。2014年の無双優勝のイメージが残っているせいか、対戦相手がビビッて自ら墓穴を掘ってくださるのだが、そのような幸運もそろそネタが尽きてきた。
「優勝候補」としてリーグに臨むという状況は経験がないので、サポータ各位も既に少々バテ気味である。
ということで、人生のテーマの一つである湘南ベルマーレがともかくも結果を出しているのでマアマア気分は良いのだが、それ以外のテーマがぱっとしない。特に、「7年振りの車の運転復活」というテーマが予想もしていないような情けない状況になっている。
久しぶりにハンドルを握ってみたら、余りにも運転が怖くて泣きそうになる・・・という状況なのだ。60km/Hでも怖い。先日、諸般の事情により岐阜県大垣市と平塚を車で往復したのだが死ぬかと思った。
高速道路は最初から諦めていたのだが、幹線国道等の●●●バイパスみたいな道路が怖い。特に、今回走行した静岡県+愛知県は「自動車文化」なので、猫も杓子もスピードを出す。●●●バイパスは私にとっては大袈裟に言うとサーキット状態なのだ。
怖いですな。ジジイになって動体視力が低下しているのか、それとも運動中枢系脳ミソが腐ったのか…。このままだと、「楽しいドライブライフ」なんてのは夢のまた夢の状態だ。今の私にとっては、ドライブ=拷問である。泣けてくる。
さて自動車運転で悩んでいる状況で今回紹介するのは、モダンジャズの歴史に燦然と輝くクリフォード・ブラウンの傑作アルバム。
クリフォード・ブラウンというオッサンは凄いトランぺッターであるが、実は1956年6月26日に自動車事故で亡くなっているのだ。なんと、25歳の若さである。ペンシルベニア州のターンパイクという所で事故ったらしいのだが、同乗者全員が死亡したそうなので大事故だったのであろう。
1956年というのは私が生まれた年で、当時の車の安全性能なんて極めてお粗末なものだっただろうから、シートベルトもエアーバックも機能していなかったんでしょうね。
運転していたのは一緒に演奏することが多かったリッチー・パウエル(ピアノ)の嫁さんだったらしい。リッチーも一緒に亡くなった。うーん。自分が悪くなくても死ぬのだな。やはり、車の運転は怖い。こんな事をできる人が神に見える。
そのような悲劇的な最後を迎えたせいもあるのか、クリフォードの人気は極めて高い。たいそう人望のあった人物だったらしく、「アイ・リメンバー・クリフォード」なんていうジャズの名曲も生まれている。とにかく、この人のトランペットは凄い。
by crossovermiddle
| 2017-03-31 11:37
| 音楽全般