持ち家願望のDNAに感覚が麻痺する

引っ越しのために家探しをしているのだが、条件に合った中古住宅が見つかり、つい買いそうになってしまった。実に不思議である。ガチガチ賃貸派の私ですら、不動産業者の巧みなセールストークと実物件を前にして感覚が麻痺してしまうのだ。97年頃にも一度同様の事態に陥り、この時も妻の知人のアドバイスに救われたのだ。今回は物件が高過ぎることで正気を取り戻し、事なきを得た。日本人にとって「持ち家願望DNA」はかなり強力なのだろうなあと痛感した。私の周りを見渡しても、いい年をして未だに賃貸生活を続行しているのは気がつけば私くらいのものである。5,000万円35年ローンを組み上げて、極めてリスキーな資産運用を実行している。ほんの10年前に不動産バブルがはじけたばかりと言うのに驚くしかない。
 特に、マイホームローンがやっかいな代物である。ローンと言う名前のとおり立派な借金なのだが、どうやら一部の持ち家派の人達は借金ではなく、前払い貯金と考えているふしがある。理由は、「ローンを支払った後は立派な家が残る」と言うことらしい。したがって、「金があるなら家を買うのは絶対得」との認識になってしまうのだが、経済学的に考えると持ち家と賃貸とどちらが得かは現時点では判定することは不可能だ。バブル経済時のように不動産価格が高騰した場合は、ひょっとすると持ち家が得かもしれないが、あれはレアケースである。したがって、持ち家か?賃貸か?は損得で選ぶのではなくて、ライフスタイルや人生観で選ぶべきなのだろう。
 平塚は良いところなので一生住んでも良いとは思うが、人生何があるかわからない。20年後にはニュージランドで悠々自適にゴルフ三昧の生活かもしれないのだ。その時に、不動産を資産として抱えている事が果たしてハッピーなのかどうか・・・。
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by crossovermiddle | 2005-04-10 14:16 | 人生 | Trackback

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