Saturday in the park_Chicago

b0021712_11183743.jpg 本ブログで『私にとって世界最高のバンド・・・』であるとしつこく言い続けているシカゴの代表的な名曲『サタディ・イン・ザ・パーク』が今回のテーマ。

 1972年に発表されて大ヒットしたアルバム『ChicagoⅤ』のB面2曲目に収録されている。全く曲調の違うB面1曲目とのコントラストが素晴らしい。作者のロバート・ラムの印象的なアコースティックピアノのリフから始まるファンキーかつハートフルな曲である。

 当時の米国ビルボード誌では全米3位であったが(アルバムは全米1位)、日本ではこの曲と『長い夜』のヒットでシカゴは良く知られるバンドとなったわけである。私と同世代の音楽オヤジでこの曲を知らないオヤジはこの世には存在しない・・と断言できるくらいな曲である。

 それまで『過激なブラス・ロック・バンド』と位置づけられていたシカゴだが、この曲のPopな面を評価され、米国を代表するロックバンドとして大成功してゆく転換点となった曲と思っている。

 良い意味でも、悪い意味でもシカゴにとっては節目の1曲なのだが、実はポイントは作者のロバート・ラムではなくてベースのピート・セトラなのである。あくまでも推測であるが、ピーターはボビーが作曲したこの曲を非常に気に入ったのではないか?と思う。

 なぜなら、彼のベースラインが『珍しく歌っている』からである。

 私にとっては、ピーターはボーカリストではなくて、世界最高のベーシストの一人であるが、この曲のベースラインは本当に素晴らしい。

 シカゴの曲の中で彼は数々の恐るべきベースラインを披露しているが、ほとんどがマイナーなアルバム収録曲なので、彼のベースの凄さは余り知られていない。そうこうしているうちに、『ボーカリスト』として脚光を浴びてしまって、ますますベーシストとしての凄さが語られる事がなくなっているように思う。

 また推測であるが、ピーターは余りベースを単純に弾くのが好きではないのではないだろうか?したがって、自分の好みじゃない曲になると、ひねくれたような単純ベースを弾く。初期はボビーの曲がシングルカットされることが多かったので、どうも彼のベースラインは印象に残らない。

 目立ちたがりの天才ベーシスト・なのだろうなあ。

 彼のベースラインの特徴は、とにかく『鬱陶しいくらい歌う』事である。またまた推測であるが、多分彼はギターが相当に上手い。しかも、天才的な作曲能力と歌唱力を備えている。こういうタイプのベーシストはこんなベースを弾く傾向が強い。

 代表的なのは先日の来日公演で腸捻転で酷い目にあったポール・マッカートニーオヤジであろう。

 ベースというのはこのベース・ラインが差別化要因あり、醍醐味であり、快感なのだ。派手なスラップも素晴らしいが、たった1音でサウンド全体を支配する事のできるベースはなかなか奥の深い楽器である。

[PR]
トラックバックURL : http://crossoverm.exblog.jp/tb/22712878
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by crossovermiddle | 2014-05-31 20:23 | 音楽全般 | Trackback

E-mail: bzfallvalley@gmail.com


by .
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31