Fantastic Arrival__スペースサーカス

b0021712_18585795.jpg 今年度の個人的な音楽演奏活動は絶滅危惧種のカテゴリであるFusionに回帰する事を積極的に進めたいと考えている。今年の11月に予定されている会社軽音楽部のライブでも演目は強烈にFusion回帰を主張するつもりだ。

 その心意気を示す意味で、今回のテーマは日本のFusion勃興時に我々Fusionマニアに強烈な印象を残したスペース・サーカスの二枚目のアルバム。スペース・サーカスは二枚しかアルバムを発表しなかったから、これが彼らのラストアルバムになる。一枚目は、以前に紹介済みである

 読者諸兄は40年近くも前の和製Fusionグループであるスペース・サーカスの事はご存じないと思うので、この紹介サイトをご覧いただきたい。最大の売りはベース担当の岡野氏のアトラクティブなベース演奏である(この人は同い年なんだな。初めて知った)。

 ド派手な速弾きチョッパー奏法で、当時は『サムピック奏法(親指奏法)』として紹介されていた。『ベチベチベチベチ・・・・』ってやっちゃう演奏方法ですね。今はスラップ奏法とかの方が呼び名としては一般的かも知れない。

 サムピック奏法→チョッパー奏法→スラップ奏法と呼び名が変遷しているが、叙情派のベーシスト達は一貫して下品な奏法・・だと言って余りやりませんね。私はスラップベースは余り弾けないので偉そうな事は言えないが、別に下品な奏法とは思わないけれど、やり過ぎるとベース本来の役割である『アンサンブルを支えるベース音』ってのがどっかへ行ってしまう恐れがある。

 仕事知り合いのセミプロベーシスト氏(40歳代)は『スラップなんて、コツさえ掴めば簡単スよ。ほれ、ベチベチベチ・・・』ってな感じで演奏しちゃうのだが、私がまねをしてやると直ぐに手がヘロヘロになる。やはり、寄る年波には勝てないのか?オッサンにはキツイ奏法である。10分程度スラップをやると、PCのキーボードがたたけなくなる。

 論より証拠で、彼らの演奏をおなじみのYoutubeで聴いていただきたい。ベースは基本ベチベチ・・・・・・・・であるが、曲がほとんどプログレロックのイエス風だから少々違和感あるな。今このアルバムを聞くと『ふーん』って感じなのだが、当時は『スゲーなあ。音数多いなあ・・』と言ってひっくり返った訳だ。

 純粋な楽器青年だったから。やはり、ややこしい事をやる先駆者は強い。このアルバムは一枚目とはかなり趣が違う。プリズムに良く似た緊張感のあるロック風サウンドであり、一方でJazzのJの字もない。

 当時のライバルのプリズムがブレークしちゃったので焦ったのか?でも、売りがベース・・・ってのは和田師匠の超速弾きリードギターが売りのプリズムに対しては分が悪いのではないでしょうか?と思う。ともかく、70年代後半の音楽シーンにおいてはこの手のサウンドが旬だったのは確かだ。

 しかし、今は完全に絶滅危惧種と言えるだろう。この手のサウンドやってたら、直ぐに行き詰まるような気がするし、バンドの人間関係も悪くなりそうである。

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by crossovermiddle | 2013-05-18 21:43 | 音楽全般 | Trackback

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