Magic Touch___Stanley Jordan

b0021712_11514799.jpg 両手でギターを弾くという革命的な奏法で話題を呼んだスタンリー・ジョーダンのデビューアルバム。購入は1985年。「信じられん。こりゃー凄い。是非、聴かなければいかん」ということで購入した。
 ギターを両手で弾くという奏法は少々イメージしにくいが、要は左手でバッキングコードを、右手でメロディラインを同時に弾くのである。通常は左手で指板を押さえて右手でピッキングして音を出す訳だが、彼はハンマリングによって左右両方音を出してしまうのだ。これは、「言うは易く、行うは難し」で相当練習が必要だと思う。マネをする気も起きないくらい、気が遠くなるようなトレーニングが必要なのではないか?極めて特異なギター奏法である。初めて彼の演奏を目の当たりにした人は、本当にスタンリー・冗談?と言いたくなるだろう。プロデュースは超絶ギタリストのアル・ディメオラである。超絶ギタリストは超絶ギタリストを好むのだろう。
 一歩間違えると、色物サーカス・ギター奏法になってしまう恐れがあるが、本アルバムはそのような超絶的な演奏で制作されているような違和感はなく、通常のジャズギターアルバムとして聴くことができる。これが極めて驚くべき事なのである。特にギターの音がとてもクリアだ。イフェクターの処理等も巧みなのだとは思うが、スタンリー・ジョーダンの演奏が十分実用に耐えるものになっているのだろう。余りにもナチュラルに演奏されているものだから、予備知識無しにこのアルバムを聴くと2人のギタリストの演奏のように誤解される。したがって、アルバムジャケットの裏面にwarning:として次のような注意書きが記載されている。
「だまされないように。どのように聞こえようが、このアルバムは一人のギタリストが演奏している。しかもオーバダビングはしていないのだ。最初は理解することは困難かも知れないが・・・」
 スタンリー・ジョーダンのオフィシャルサイトを見ると、結構な枚数のアルバムを発表して頑張っているようだが、残念ながら余り彼の話題を聞いたことはない。
 
 
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by crossovermiddle | 2005-02-06 12:17 | 音楽全般 | Trackback

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