寛子の青春物語___林寛子

b0021712_20443439.jpg70年代後半のトップアイドルの一人である林寛子のアルバムである。購入は1978年頃。私は彼女に加えて以前のエントリーで紹介した大場久美子と石野真子の三人の熱烈なファンだった。林寛子のファンになったきっかけは全く思い出せないが、多分好みの容姿だったのだと思う。彼女がわずか19歳で黒沢久雄氏の嫁さんになることを知った時はショックで愕然としたのを覚えている。その後、各種スキャンダル、国政選挙挑戦、離婚などを経験して今や色物的な熟女タレントの扱いをされている彼女だが、熱烈なファンだった私としては彼女の現在のポジションは少々不満である。
 さて肝心の本アルバムだが、はっきり言ってつまらない。購入当時もつまらないと思ったが、今回25年振りくらいに聴いたがやはりつまらなかった。何故つまらないかと言うと、ほとんどの曲がやたら暗いのである。以前のエントリーで紹介した大場久美子のアルバムとは好対照である。「あなたがやっぱり好きだ」とか、「あなたのこんなところが嫌いだ」とか、「あなたと私とあの人の三角関係がどうしたこうした」とか、非建設的な事柄ばかりがテーマの歌詞と、どっぷりマイナー調の歌謡曲メロディが私をうんざりさせるのである。これらはミドルティーンのトップアイドルに歌わせる曲だろうか?セールス戦略のミスだと思う。
作詞家、作曲家は超一流が参加しているのに、何故このようなことになるのかを考えてみたのだが、私は彼女の歌唱力に理由があったのではないかと睨んでいる。すなわち、彼女の歌唱力がアイドルとしては抜群に優秀すぎたのだ。彼女のハイレベルな歌唱力をもってすれば、じっくり聴かせるようなかなり難しい曲も歌いこなせてしまうため、このような曲ばかりになったのではないだろうか。当時は山口百恵の全盛期でヒット曲のパターンは暗めの曲が多かったのも影響しているのではないかと考えられる。皮肉な事に彼女の最大のヒット曲は小泉今日子がカバーしたことでも知られる『素敵なラブリーボーイ』という脳天気な曲である。私はデビューアルバム『日暮れどき』も所有しており、本アルバムと合わせてデジタル化を敢行したが残念ながらこちらのアルバムも実に暗かった。
 ----追加-----
 久しぶりだと言うことで、ネットで『林寛子』に関する最新情報を検索してみた。そこで驚くべき事実を知った。彼女の娘である『黒沢優』という女優が結婚して子供を出産しているのだ。なんと、林寛子には孫がいるのである。愕然とした。『自分がファンだったアイドル歌手に既に孫がいる』という事実を前に深く考え込んでしまった。
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by crossovermiddle | 2005-01-06 20:45 | 音楽全般 | Trackback

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